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【元デベ視点での不動産購入アドバイス】新たに住む場所を選ぼうとしている人は、朝・昼・晩の3回その場所を見に行きましょう

これから購入もしくは賃貸で、新たに住む場所を選ぼうとしている人は、候補の場所を朝・昼・晩の3回見に行くべきという話というしていこうと思います。

土地は朝・昼・晩の3回見に行くべき

前職でマンションデベロッパーの仕事をしていた頃の話ですが、マンションを建設できるような土地の情報が出てくると、きまって現地まで足を運び調査をしていました。その他、その周辺の過去のマンションの供給事例や平均年収など市場調査をしていくわけですが、結局人が買うものである以上、土地に足を運び生の目でみた情報というのは非常に大事です。

当時、関係先に「土地の仕入れがうまい、その人が見定めた土地で建てたマンションはすぐに売れる」というような伝説的な人がいたんですが、その人が言っていた「土地は朝・昼・晩の3回見に行くべき」という言葉がとても印象に残っています。

なぜかというと、街というのは、朝・昼・晩、それぞれ顔を変えるからです。賃貸ならまだしも不動産購入は一生に一度の買い物、その土地の環境というのは、時間帯毎によって交通や騒音、色々な要因があり、その要因を全て許容できるのか事細かく調べて検討していく必要があります。デベロッパーでさえ3回見に行くのなら、もしかすると一生住むかもしれない場所なら買い手はなおのこと。

では、具体的にどういうところを見るべきなのか。ヒントになれば幸いです。

朝の時間帯

・子どもの通学の時間帯、周辺の通学路は、道幅はどうでしょうか、
 車の往来はどうでしょうか?
 その環境は安心して子どもを送り出せる環境でしょうか?

昼の時間帯

・周辺に、工場の音など思わぬ騒音とかはないでしょうか?
 昔、実際に担当した物件で、昼間に稼働している町工場の騒音が
 販売上のネックになったこともありました。
 そういう工場は平日の昼間のみ稼働していることが多いので、
 土日に現地を見に行っただけだと案外見落としがちです。

夜の時間帯

・駅からの帰り道、街灯が思いの他暗かったり、
 暗い公園を通らないといけない、などの不安要素はないでしょうか。
・寝るのに十分な静けさでしょうか?車の往来が気になってりしませんか。

ざっと書き出すとこのようなイメージです。実際に自分がそこに住んだとして気になる要素はないか、思わぬリスクはないか。様々な視点から見ていき、許容できる環境なのかを見ていきましょう。


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