紙パンツから学ぶ、幸せな大人になる方法。

今日、息子はなんか知らんけど紙パンツを履きたくない人だった。

いつもならある程度頭が冷えるのを待って、交渉すれば履いてくれるのだけども、今日はなかなかに頑固だった。

どうやら疲れが溜まってたようで、最終的にはわけわかんなくなって、普通のパンツ(今かれはトイレトレーニング中なので普通のパンツも用意してあるが、寝る時は紙パンツを使っている)を泣きながら差し出してきたので、パンツonパンツスタイルで過ごすことになった。

何にそんなに疲れたんだろうなぁと考えて、わりとすぐにああそうかと思い至った。

保育園に行けば彼以外も、みーんなイヤイヤ期なのだ。きっと、保育園では色んな小競り合いが起きていることだろう。

順番待ちをしようね、
〇〇君が先に使ってたから待ってようね、
もう時間だからお片付けしようね。

今まで言われたことないたくさんの新しいルールを覚えるのに、きっと必死なんだろうな。
我慢ってことも、初めての経験。
ちっさいからだと、柔らかい心で、一生懸命頑張ってるんだろうな。

そりゃー家でくらいわがまま言わせてよって、
私でも思うわ。

おとなは自分でそこに「譲りあおう」って理性を働かせられるから、どうにかやってられるだけで。

とはいえ、やっぱりダメなもんはダメなので、そこをどうにかお伝えせねばならない。

かれの場合は、イヤイヤ嫌!ってなる前になにかこちらがお願いしたルールがすごく引っかかってることが多いようなので、「さっき〇〇はダメだよって言われたのが嫌だったのね」って聞いてみると、結構そこから態度が軟化することが多いとわかった。

まだうまく話せないもんで、何が嫌なのか、彼もうまく言えないのだ。それがイヤイヤに拍車をかける。

時間ないとどうしても毎回丁寧には聞いてあげられないけど、そこ手伝ってあげるときっと彼も自分の気持ちを伝えるのが上手になるし、伝えられるだけで少しずつ楽になると思うから、できるだけ付き合ってあげたいなぁと思う。


そんでもって、この向き合い方は自分にも適用できるなぁと思う。

私はよくイライラを溜めてしまうのだけど、それって結局自分で自分の気持ちをうまくキャッチできず、表現も下手だから、イヤイヤ期の爆発してる子どもと一緒なのだ…お恥ずかしい限り。

そこがうまく練習できないまま大人になってしまったもんで。自分にとにかく「ダメ!!!がまんしなさい!!!」だけ言って終わっちゃってるもんで。
大人ぶったふりして中身はまったく子どものままなんである。

きっと、とりあえずダメって言われたこと我慢してたら「いいこだね」って褒められたからさ、自分の望みを言うことをいつのまにか後回しにする癖がついちゃったんだと思うのよ。

ほんとはさ、

「じゃあ、どうやったらその望みは叶えられるかなぁ?」

って考えられる人が、真の大人なんだろうねぇ。
…学校の授業で教えるべき一番大事なことじゃないんかな、これ。教えて欲しかったなぁ。


自分に優しくあるって、そーいうことだよね。甘やかすわけじゃない。人生楽しそうな大人って、それが上手な人のことなんだろなぁ。

私もそういう大人になりたい。
そこをこれからやっていこうと思う。


子どもたちにも大人って楽しそうだなって思ってもらいたいので。大人になることを、楽しみに生きてもらいたいので。

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