見出し画像

阿寒湖温泉〜釧路 まりも国道沿いで楽しめる桜たち。(5月10日〜15日)

阿寒湖にもやっと桜のたよりが届きました!
北海道・道東の桜の開花は本州に比べると2ヶ月ぐらい違います。だいたい5月の中旬ぐらいが目安となります。

画像17

今年は春先に一気気温が上がったので開花が早いと踏んでいたのですが、その後の寒の戻りが強く長引いたので、結局は例年通りの開花、もしくはやや早めのようです。

阿寒湖近隣に桜の樹が植えられたのは最近なので、樹々がまだ若いんです。
壮大さには欠けますが、根づきの期間に咲かせる姿も健気で美しいなと思います。

見応えのある姿になるには、あと20年ぐらいかかりそうです。

画像18

阿寒湖のお花見スポット「阿寒湖畔エコミュージアムセンター」

画像19

のんびりできるお花見スポットは「阿寒湖畔エコミュージアムセンター」の広場。施設は31日まで休館となってますが広場には入れます。

神社の鳥居とのコラボ風景がとっても雰囲気がいいし、ベンチもあるので思う存分愛でることができますよー。
白樺の芽吹きとのコラボも美しいです。

咲き始めたのは5月15日
一週間ほど楽しめると思います。

移動中にサクッと立ち寄れる「旧阿寒町立上徹別小学校の桜」

阿寒湖温泉街から釧路方面に向かう途中、右側に桜に染まる広場があります。ここは旧阿寒町立上徹別小学校の跡地で、現在は福祉会館となっています。

画像3

画像5

小学校の名残を思わせるグラウンド、その周りに桜が植えられています。

画像17

画像6

芽吹き出した新緑と桜のコラボ風景がとても綺麗でした!

画像7

ここの桜は他よりも開花が早く、撮影した5月10日には一番大きな樹が散り始めていました。
北海道に咲くエゾヤマザクラは、花と共に葉が出ます。その葉の色がピンクに近い茶系なので、散り始めてもしばらくはその姿が楽しめます。
地元の方々も毎年楽しみにしている桜スポットです。

散策しながら桜と共に春の花を楽しめる「阿寒丹頂の里」

阿寒湖温泉街から車で約40分、釧路空港に向かう道沿いにある「道の駅 阿寒丹頂の里」この道の駅は国道を挟んで売店などの商業施設と、鶴センターがある散策路と分かれています。

今回は鶴センター側の散策路をご紹介しますね。

画像8

トイレと自動販売機のみが設置されていますが、この建物を抜けるとキタコブシの樹が出迎えてくれます。

画像16

キタコブシはコブシの変種で、本州のコブシと比べると樹や花が大きいです。開花は桜よりやや早め。春を告げる花です。
昔の人はコブシの花の咲き具合で夏の天候や農作物の出来を読んだそうですよ。

アイヌ語では「オマウクシニ(よい匂いがする木)」と呼ぶそうです。
この匂いはヒグマも大好物なんだそうで、山奥に咲いている場合は近づかないほうがいいです。

画像17

そして鶴センター側に進んでいくと、エゾムラサキツツジと共にエゾヤマザクラが出迎えてくれます。

画像11

画像12

画像13

春の花を一度に集めたような色とりどりの広場です。
ベンチもあるので、春の訪れをじっくりと感じることができます。

画像16

北海道は本州とは気候が違うため、同じ植物でもその形態が違ってきます。北海道の植物に「エゾ〇〇」とつくのはそういう意味もあるのかなと。

見られる時期の違いを楽しむのももちろんですが、その形の違いも楽しんでみてくださいね。

番外編 鶴居村の一本桜

画像16

潔い咲き姿の桜。
鶴居村にある一本桜です。

画像17

あまりの見事さに言葉がないというのはこういうことなのかと。
畑なので立ち入ることはできませんが、遠目でも十分楽しませてもらいました。
お花見は近くでじっくりもいいですけど、こうやって景色と一体化するのを楽しむのもいいものですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?