お風呂場は、保健室と生物の時間/子育てと性教育
先日、5歳の娘とお風呂に入っていると
娘:カカ、ちっちゃいおちんちん
私:うーちゃん、男の子にはおちんちんが付いてるけど、女の子には付いてないんだよ。
娘:じゃぁこれは?ここはなんて言うの?
そこで、私は一瞬迷った。
正式にはクリトリスだけど、ここでクリトリスと言うと、園でクリトリスー!と言うとあかんよな。
確かにおちんちんはクリトリスが肥大化したものだから、ちっちゃいおちんちんと言うのも正解ではある。
でもちょっとややこしい。それは小学生くらいになってからがいいかな。今はもっとシンプルな説明がいい。
そして出した答えは、
まんまん。
以前から子育てと性教育の重要性はひしひしと感じ、何冊か本も読んでいたので、準備済みの傾向と対策である。
子どもへの性教育は3歳から、幼児への性教育について、おすすめの本をのせておきますね。
読んで、よかったもの、買った本たち ▼
以前まとめた記事 ▼
さてさて、女性器のことをマンコと呼ぶのは諸説ありますが、その一つに、昔は子どもの死亡率も高く、多産であっても早くに亡くなる子どもも多かった時代、万の子(たくさんの子)を授かりますようにとの願いからマンコと呼ばれるようになったという説が、私の中で印象に残っていた。
なんだか切ない。
でも、明るくもある。母の気持ちもなんだかわかる(同じ母親として)
ちなみにWikipediaにも由来の候補がいくつも載っていて、へーーと勉強になるので、よかったら見てみてください。またそれはそれで、近々別でまとめようと計画中。
私の頃の性教育って、保健の時間に男女で分けられ、数時間で終わるものだった記憶がある。
お茶漬けのように、サラサラとしたものだった。
マンコという言葉(単語?)も、私は高校生になってはじめて知った。
自分の机にたまたま前の時間そこに座った男の子が落書きしたのを「何かの隠語?何?どんな意味⁉︎」(え、いけすかない奴とかだったらどうしよう)と女友達に訊ねたものです。(彼女は言いづらそうに「いや、悪い意味ではないよ」と教えてくれたので、ポカンとしながらも、「それなら、ま、いいか。」と思った思い出。なんだか聞いちゃいけない雰囲気を察した10代の夏。)それだけ性的なことに無知だったし、教わる機会も無かったのだなぁ、と振り返って思う。
でも実はとても大切なこと。
子育てへの性教育を学ぶ中で、性教育ってただ避妊法を教えることだけじゃない、『自分を大切にすること』が基礎にあって、そこから相手を大切にする、その上で具体的な話へと広がっていくのです。
卑猥な話ではない。
男女問わず、ジェンダー問わず、大切な話。
話はお風呂場に戻る。
私:
うーちゃん、男の子の体と女の子の体って、同じところもあるけど違うところもあるんだよ。
男の子のお股には穴が2つあるけど、女の子は3つあるんだよ。
娘:
えー!そうなの!?
(曇った鏡を指でなぞって絵で説明。)
私:
ここが足ね、これがおしり。
男の子にはおちんちんがあって、ここにおしっこが出る穴があるでしょ、で、もう一つ、うんちが出る穴があるの。
(更に絵で説明。)
女の子にもおしっこが出る穴があって、うんちの出る穴があるのね。で、その間にはもう一つ穴があって、赤ちゃんが出てくる穴があるの。
娘:
へーー。
(娘、納得した様子で... )
カカのお話は勉強になります!(ビシッ)
私:
笑。それはよかったです。
またわかんないことがあったらいつでも訊いてね
娘:
うん。
そんなやりとりがあって、お風呂をあがりました。
なんとも言えず、充実したお風呂タイムだった。
こんな話ができるのも、裸で、リラックスできて、他の音もなくて、絵が描けるボード(鏡)もあって、最適な環境で大事な話を伝わる形で話せたことがすごくよかったなぁ、と、しみじみ思ったのです。
お風呂の時間は偉大だ。
寝る前とお風呂の時間は、とっても大切な時間であります。
話しづらいことを話す参考になれば幸いです😊
大事なのは、たじろがないこと
質問が来た時、来た!今だ!!と、笑
子どもから聞いてきた時が最適なタイミング。「知りたい」が出た時に、ポンと教えてあげる。するとストンと納得して長引かない。
ポン・ストンであります。
子どもはシンプルに「知りたい」だけ。
そこに変なイメージは付加されていない。
待ち構えられる準備をしておくと、ここぞ!という時、真価を発揮します。(マジで)
事前の準備がものを言いますので、ぜひぜひ早めの知識習得をしておいて、そのタイミングを楽しみに待ち構えましょうね!グッドラック🙌🏼
じゅんぐり回していきます☺️ 忘れた頃に、大きく育ってあなたのもとにも還りますように🙌🏼