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お母さんの味、「イカナゴのくぎ煮」 兵庫県民のソールフード

イカナゴのくぎ煮をいただきました(正確にはジージがいただいたものをいただきました)

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兵庫県民(と言って良いのかな、兵庫県も広いよね)

少なくとも神戸市民にとっては、季節になると食べたくなる定番の懐かしい味

ソウルフードの一つ

神戸を出ても、関西圏にいればスーパーでイカナゴのくぎ煮をみる事もあって、そんな時は懐かしくてつい買ってしまう程、馴染みのある味

でも、スーパーのクギ煮は何か違う

私の中では“くぎ煮っぽい何か”だけれど、でもやっぱり手にとってしまう

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イカナゴのくぎ煮は、実は家庭の味でもある

神戸では家でイカナゴのくぎ煮を作る(炊く)事も多く、家によって味付けも、入れるものも、微妙に違う。それぞれの「家庭の味」がある

私が神戸に引っ越してきたのは小学生の頃で、同級生の友達がある日、タッパーにイカナゴのくぎ煮を入れて持ってきてくれた

お母さんに私がイカナゴのくぎ煮を食べたことがないと話したら、持たせてくれたそうだ

その時のイカナゴのくぎ煮の味が、私の中で「イカナゴのくぎ煮」。イカナゴのくぎ煮といえばあの味だな、と、ベースになっている

友達のお母さんの作るイカナゴのくぎ煮はクルミが入っていて、ナッツの香りと食感があるもの

イカナゴの食感とクルミの食感がそれぞれ美味しい、そんなくぎ煮だった

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容器に入れ替えるも盛りすぎで溢れる

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横から見るとわかる。入れすぎよね

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ひとまわり大きい容器に移す途中。すかさず猫

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キムチ+クリームチーズでご飯にしようと思って盛ったのに、どうしても食べたくなって2種盛り。キムチを先に食べるとキムチの口になるので、イカナゴのくぎ煮とご飯を先にいただく。(右エリアと左エリア、半分ずつ食べる作戦)

盛るなよって話。(でもやっぱり食べたかった)


私のルーツは三重なので、甘い味が好き。三重は名古屋文化の影響も強いので、その影響もあるのだと思う。九州も料理に砂糖をよく使うと聞くけれど、同じ「甘い」でもきっと違うのだろうね

暮らす場所によって味の好みも性格も多分、いろんな影響を受けながら自分というものができていく

自分の家庭で作ったものでなくても、何故だかほっとする

そんな郷土の味って、実は全部家庭の味から来ているではないのかな...と思います


くぎ煮を見た夫は開口一番「へー、イカナゴって今高いのに、よく送ってくれたね」。イカナゴは漁獲量が減っていて、今年も高騰しているのだとか。

価格が上がるとスーパにイカナゴ(くぎ煮ではないそのままのイカナゴ。買って帰って家で作る、材料としてのイカナゴ)が並ぶこともなくなってしまうのだろうか。そうなったら、家庭の味が封印されて、途切れてしまう。毎年作る・作ることができるって、とても大事

守り続けたい味もあるよね。私にとってはイカナゴのくぎ煮もその一つ


イカナゴのくぎ煮、実はアテにもなります
私はご飯派。でも冷えたビールが美味しいうちに、また乾杯しよう


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Tsuritako

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都会・田舎・秘境の限界集落(山暮らし)の経験から、
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