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芋掘り事件簿

昨日は園で芋掘りの日だった

昨年は大きなサツマイモを2つ、袋に入れて帰ってきたので、今年も同じように帰ってくるかなと思いきや、

ねぇさん、事件です
(これ通じる?世代がバレるよねw)


楽しくなかった芋掘り

帰ってきた娘に聞いてみた

私:「今日お芋掘りだったね。どうだった?楽しかった?」

娘:「楽しくなかった」

私:「え!? 楽しくなかったの?」

娘:「うん。楽しくなかった。バスは楽しかったけど、掘るのはめんどくさくてー、うーちゃんイヤだった」

私:「へー、そーだったんだ。」

家に帰ってよくよく話を聞くと、どうやら娘が掘り出した芋は細長かったらしい。

しかし持って帰ってきたのは丸々大きな芋


太い芋と細い芋の謎


ぽつんと娘が呟く


娘:「うーちゃん細いお芋がよかった...」

私:「細いお芋?朝のお芋?」

(奇遇にもその日の朝はサツマイモスティックを焼いて食べたので、そのことかな?と思い聞いてみる)

娘:「ううん。朝のお芋じゃなくて、うーちゃん細いお芋とちっちゃいお芋掘ったの」

ジェスチャーで教えてくれる。細長いお芋

私:「あれ、そうなの?じゃぁこのお芋は?お友達が掘ったお芋?」

娘:「わかんない。知らない」

私:「え!? そうなんだ。そりゃぁ自分で掘ったお芋持って帰ってきたかったね」

娘:「うん(泣)」

私:「カカそこにいなかったからよくわかんないからさ、明日先生に聞こうかな。聞いてもいい?」

娘:「だめ。」

私:「え、ダメなの!?」

娘:「うん。」

私:「そっかー。じゃぁやめとく」

親と先生が話すって後で気まずくなることもあるよね。多分それを気にして「聞かないで」と言っている気がする

でも気になる。気になる。何があったのだろう


お芋事件の真相

お迎えの時、そっと先生に聞いてみた

真相はこうだ

園児たちが芋を掘り、掘った芋は一度一箇所に集められる。そこから大人が大きさを振り分け、みんなが不均一にならないように(誰の芋が大きい!とかならないように)分配される

そうして分けられた芋たちが袋に入れられ、園児たちに渡される。子どもたちはそれを持って帰り、お家でお芋パーティーをするのだ

さて、ここで問題発生源がわかった

娘は「お芋掘った!やったー!」のテンションから、あれよあれよと芋は回収され、不本意な大きい芋を当てがわれた。「わ、私のお芋...」となってしまったと推測する

娘が掘った細い芋は何処へいったのだろうか

細いが故に弾かれて誰の元へも回らなかったのだろうか。はたまた誰かの袋へ入ったのだろうか。細い芋の謎は解けぬまま

大人にとっては小さくて弾く存在だったとしても、娘にとっては頑張って掘った自分のお芋だったのだろうなぁ。「このお芋うーちゃんが掘ったんだよ!」帰ってそう言いたかっただろうなぁと思うと切ない。


この先できることを考える

この芋事件からの教訓を得るとすれば、流されそうな時にちょっと踏ん張って発言することだろうと思う

あ、あれ?と思った時に、流されそうでも「うーちゃんはこのお芋持って帰りたい」と主張したら、多分、OKになったのではないかなぁ...どうかなぁ...でも可能性はあるよね。そうして勝ち取った芋を意気揚々と持ち帰ったらいいじゃない。と思う

幸いにも芋掘りはまた1日あるそうなので、娘に「次は負けるな!自分の芋を勝ち取るのだよ!!」と喝を(気合い?なんて言葉が適当かわからない。笑)入れて、決戦に臨んでほしいと思っています。結局遠慮しちゃうと後でモヤモヤすることってあるよね、大人の社会でも

ちっちゃいながらに気を遣っているんだなぁ、と思った出来事でした

できるだけ子どもの意思を尊重できたらいいなぁ


周りに気を遣っているようで、
自分に遠慮しちゃってる

と思ったのです。自分がこの芋を持ち帰りたいと発言することが、周りの足並みを乱して迷惑をかけてしまうのではないかと思い、躊躇してしまう

でも、そこには「この芋を持って帰りたい」という自分の思いに圧をかけて、心に閉じ込めてしまうという点では、自分より周りを大切にしてしまっていたとも言えると思う

自分を大切にしてほしい
大切にしていいんだよ

自分のことを大切にすることは周りに迷惑をかけることではないのだから、せめて、発言するぐらいさ、自分のその「芋を持って帰りたい」という思いに寄り添って、認めてあげて、叶えてあげようとしてもいいじゃない

そうしたら案外すっと通って少子抜けするほど簡単かもしれないし

やってみないとわからないけど、その一歩が勇気のいることになっている

そうさせてしまう習慣があるのかと思うと、どうしたものかとも考える

でもそうしていても仕方がないので、できることは、自分に遠慮せずやったらいいよ。それでダメだったら、その時解決策を一緒に考えよう

そんなスタンスでいます

次は勝ち取れるといいね☺️
もちろん、先生からじゃなく自分からね


追記:
今度は自分で掘った芋を持って帰ってきました☺️
どんなやりとりかあったのか、無かったのか、よくはわかりませんが、とりあえず良かった😭




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