見出し画像

だれだって「おかえり」って言われたい

病院には様々な人が訪れます。
脳神経外科の外来にも様々な方が通院してきます。
厳しい結果を伝えないといけないときもあります。
なるべく前向きになってもらおうと取り組んでいます。

こちらを前向きにするかの如く、笑いを取ってくる方もいます。
脳神経外科外来には、出会いと笑顔があります。


コニさん。いわゆる田舎の過疎地に住んでいる82歳の女性です。
娘さんに運転させて外来に通ってきます。1時間以上かかります。

コニさん。もともとは脳梗塞になって、精査で頸動脈狭窄を認めた方です。ステントで頸動脈の狭窄を広げた後の経過フォローで通院しています。


コニさんの家の前は通学路になっています。朝は小学生に「おはよう」というのが日課です。帰りもなるべく「おかえり」と言っているようです。


小学校4年生くらいの男の子のお話です。

下校時間は、縁側でうたたねをしていることも多いコニさん。

コニさんが家の前にいないと
その小学生、わざと大きな声で

「ごほん、ごほん、、、ごほん、ごほん」って咳払いをするそうです。

コニさんが気付いて、出てくるのを待っているみたいです。

家の前に出て「おかえり」っていうと

   

「ただいま」


っていって走り去っていくそうです。

コニさん「生存確認されてるのよ、ふふふ。愛されてるわぁ。」
っておっしゃってました。 

その小学生ね、

コニさんに笑顔で「おかえり」っていわれて、元気をもらいたいんだと思いますよ。

このページをみた皆さん 「おかえりなさい」 
仕事お疲れ様、今日も頑張りましたね ニカ!!

スキ、コメント、フォローなどなど、してもよいかぁと思った方、よろしくお願いいたします。noteに時間を割くモチベーションになります!! ほかの記事も見てくれると凄く嬉しいです。ありがとうございます。