誤診→3件目の病院へ

◇救急車に運ばれる◇

2019年7月上旬。
 いつものように朝仕事への支度をしていたら、昨日から続いている左後頭部がズキズキと痛んできました。この頃は、頭痛が慢性的だったので考える間もなく鎮痛剤を飲み、そのまま支度再開。
 しかし、痛みはさらに酷くなっていき、しまいには吐き気が。横になりましたが改善されず、心拍数もあがっていきます。家には私一人だけ。

(あ、これダメなやつだ)

と感じた私は、意識のあるうちに…と、救急車を要請。意識が朦朧としながら、バックに必要なものをとにかく入れて、玄関のカギを開けて待ちます。次第にくる全身の震え。
 電話をつないでもらったまま救急車を待ち(この電話がとても安心しました…)その日の救急担当であるI病院へ搬送されました。
搬送前に私のかかりつけであるA病院へ、救急隊の方が連絡を取ってくれたのですが、受け入れはしてくれませんでした。(検査設備等、都合もあると思いますが…)

 I病院へ搬送され、一通りの検査(CT、心電図、血液検査等)を受けると、脳に異常はなく、1日だけ念のためと入院し、翌日退院。
 退院するも、私の足元はおぼつかず、通常の速度では歩けないほどのヨロヨロとした状態でした。(この時もまだ出血は続いています)
「すぐにかかりつけの病院へ行くように」とI病院の先生に言われましたが、かかりつけであるA病院は定期的に診察しているにも関わらず、こんな状態にまで悪化したのですから、到底行く気にはなれませんでした。
 元々病院を変えようと、周囲の人に相談をしていた時に提案された、H病院へ向かうことにしました。

◇産婦人科H病院へ(3件目)◇

 この病院は産婦人科で、新患の私のことも快く受付してくれました。経緯を話して検査をしてもらうことに。診察前に看護師さんが症状を細かくやさしく聞いてくれて、そこから診断→内診となりました。担当医の先生は、ベテランそうな50代後半ぐらいの男性・院長先生になりました。
 その担当医の方は内診も丁寧で、子宮の中の写真をプリントアウトしてくれ、丁寧にどんな治療法があるかも説明してくれました。(その写真もいただきました)
「子宮筋腫がありますね。それが原因の出血でしょう。ちょうど赤ちゃんができるところに筋腫があるので、このままでは妊娠はできません。妊娠をするのなら、この筋腫はすぐに取り除かなければなりません。」
(あぁ、やっぱり子宮筋腫が原因なんだな。。)と思い、妊娠をすぐには希望していないのでそこは大丈夫、と安堵します。
 そして、担当医から衝撃の一言。
「なぜ、この薬(フェリウェルLD)を飲んでいるのですか?」
「この薬はあなたの状態で服用すると必ず大量に出血します。この状態になるのは当たり前です。」
(え!?どういうこと!?)と心の中で叫びました。2件目も誤った診断をされた病院に当たったというわけです。(そういえば、今の薬も3ヵ月処方されてたな…2ヶ月分余るぞ)
 ふと担当医が「眠れない日はありませんか?」と私に問いかけます。
実際に全然眠れず、そのまま3~4時間の睡眠で出勤という日がしばしばあったことを思い出します。(え、先生占い師?)と思った矢先、2度目の衝撃の一言。
「自律神経が参っています。」

(あ~…そっかぁ…)と、今までの色々な辛いことが全部繋がりました。
 休日の眠ってばかりの状態、朝の吐き気、遅刻ギリギリな程眠ってしまう(通常は心配性なので早めの出勤でした)、出勤中の車内で聴く音楽が大好きなはずなのに、その大好きな音楽も聴けない。
 ピルを変更したり、出血が止まらなかったり、そりゃあ自律神経も参りますよね。私は無理をしすぎて自律神経にも負担をかけてしまい、抑うつも併発していました。ホルモンバランス、本当に大事です。
 
 そうして、長期休養をすることになったのです。

 次回へ続きます。

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