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10月4日 近くの運動公園周辺で虫探し

 前回9月29日のホウジャク撮影が不調に終わったので、そのリベンジということで、近くの運動公園の植込みを狙ってみました。結果は惨敗で、ホウジャクの一匹も見つけることができませんでした。ざんねん~~ん。

 なので、公園周辺をブラブラしながら、虫や鳥などの生き物を探すことにしました。それにしても、今年はなかなか花の周りを飛び回るホウジャクやオオスカシバに巡り合えません。夏を過ぎて、一旦涼しくなってから、また暑さがぶり返したことが影響しているのかもしれません。根拠があるわけではありませんが、そんな気がしています。

1.ショウリョウバッタ(♂)

 【9月6日 近くのダム湖畔を散策した(2)】で記事をアップしましたので、当ブログでは2回目の登場です。飛ぶときに、キチキチキチという音を出しながら飛翔するバッタです。この後に紹介するトノサマバッタのように、多くのばったの頭部は四角っぽい形をしていますが、このショウリョウバッタの頭部は三角形になっています。頭部を尖らすことで、なにか良いことがあったんでしょうね。目の位置が少し高くなるかなぁ?触覚も、東部の先端から出て大きくなっています。この方が情報収集能力が向上したのかもしれません。でも、飛翔する時には、空気抵抗も大きくなってしまいそうですけどね。

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2.トノサマバッタ

 このバッタは、秋になると田んぼの畦道辺りでよく見かけます。イネ科の植物の葉を主に食べています。通常見ることができるのは、群れることない孤独相の個体です。オスとメスの見分け方は、体躯の大きさと腹部先端の構造が異なっているようです。雌雄の見分け方は、NHKのサイトを参考にしました。気になる方は、そちらを参考にしてください。大きな群れを作る群生相の個体に比べ、体長が大きく、跳躍力が優れていますが、飛翔能力は劣るという特徴を持っているそうです。

 オスの正面から撮影した写真をみると、口吻の周りに小さな白い触覚のようなものがあることが分かります。この器官は折りたたんで収納できるようになっているようで、オスの最後の写真を見るとあまり目立たなくなっています。メスの頭部のアップ写真では、まったく見当たりませんね。どのような目的で使用される器官なんでしょうかね。餌の匂いなどを嗅ぎ取るためのものなのでしょうか?今更ですが、昆虫の体構造って、とても魅力的な造形をしていると思います。

 当然ですが、トノサマバッタの頭部って、仮面ライダー1号、2号にクリソツです。2023年公開予定の、庵野さん監督のシン・仮面ライダーが待ち遠しいなぁ・・・。脱線しました。

2.1 トノサマバッタ(♂)

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2.2 トノサマバッタ(♀)

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3.アオサギ(幼鳥)

 公園の池辺の木に、アオサギが留まっていました。アオサギは、日本に飛来または周年生息するサギの仲間では、最大のものです。写真の個体は、頭部の冠羽がそろってないこと、額から頭部にかけての筋模様がはっきりしないこと、背が灰色ではなく褐色味を帯びていることから、まだ幼鳥だと分かります。たくさんご飯を食べて、立派な成鳥になってもらいたいと思います。アオサギく~~ん、立派な大人になって、子孫をたくさん残してくださいね。最近は、農家の努力のお陰で、減農薬や無農薬の田んぼや畑が増えたので、餌になるカエルや昆虫も増えたと思われ、サギをはじめとした野鳥をよく見かけるようになりましたね。日本の農家の皆様に、アオサギに代わり感謝の意を表します。ありがとうございます。

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4.ツマグロヒョウモン(♀)

 【10/10 ヒメアカタテハ→ツマグロヒョウモン(♀)に訂正】

 このツマグロヒョウモン(♀)も、公園の中で見つけました。羽の模様がとても綺麗です。全体的にオレンジ色で、羽の先端部分が黒字に白の縞模様が施されています。後翅の先端は波状になっていて、白の二重線で縁取られていました。撮影に使用したレンズの特性が良くなかったので、輪郭がぼやけてしまっていて、残念な写真になりました(もっと性能の良いレンズが欲しいけど、高性能レンズって高価だからなぁ、買えないよ~~)。Wkipediaによると、【アフリカ北東部からインド、インドシナ半島、オーストラリア、中国、朝鮮半島、日本までの熱帯・温帯域に広く分布する】そうです。生命力の強いチョウなんですね。また、先日投稿した【9月29日 内日ダム公園で虫探し!】の中で、コミスジチョウの複眼に羽と同じような模様があります、と記載したのですが、このツマグロヒョウモン(♀)の複眼は、全体が黒褐色になっていて、羽と同じような模様はなさそうです。チョウごとに、いろいろ生存戦略があるんでしょうね。いやぁ、世の中は複雑です!

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5.おわりに

 残念ながら今回は、ホバリング吸蜜昆虫のホウジャクやオオスカシバには会えませんでした。なかなか巧くいきませんね。また、機会を見ながら、ホウジャクさんたちが飛んでいそうな場所に行ってみて、ホバリング吸蜜の雄姿を撮影したいと思います。綺麗な写真を皆さんに報告できたらいいなぁ~。今回の記事はこれでおしまいです。読んで下さって、ありがとうございました。











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