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結婚して、さぁどこに行く?

前回の記事で結婚をした話をしました。

籍を入れたのは冬に山形県で過ごしていた時。

そして私が山形暮らしをしたのは、
一時的に山形で働いていた妻と
同棲をするためでした。

妻の山形での仕事も期限付きの仕事で3月まで。
寮もその期間しか住むことができず
4月からの行き先を決めなければいけません。


通常、結婚というと夫と妻、
お互い定職についているのがほとんどなので、
どちらかの仕事や職場に合わせて
新居を決めたり、どちらかの家で住むのが普通だと思います。

ただ私たちはお互い旅人。

家がありません。

お互いの実家も都会のマンションなので
2人揃ってお邪魔することもできません。


仕事と住む家、さてどうする?


妻は広島県の出身、山小屋に来るまでは広島で過ごしてきました。(厳密には義父の仕事の都合で、タイやアメリカで生活したこともあるようです)


最初はそんな妻の実家のある広島に近いところで
自然豊かなところ、
面白そうなところ、
お互いの仕事がありそうなところ。

そんな条件で話し始めました。

さすがに広島は都会で、
妻が長年過ごしてきた場所のため、
候補からは外れて

まずは隣県の島根あたりかな、という話が出ました。

島根は私にとっても出雲や玉造温泉など
観光や宿泊業経験が活かせそうな場所があります。

出雲大社


あとはお互い九州で暮らしたことがなかったので、熊本なんて案もありました。
とりわけ阿蘇の自然は魅力的です。

阿蘇山が身近にある生活も憧れます


熊本はそもそも広島とは地方が違いますが、
新幹線のおかげで熊本から広島までは1時間30分で行けるようです。

広島で暮らす義理姉からは
「熊本は旅行で行く場所だよ」
と言われたそうですが笑


新幹線での1時間30分が近いと感じるのは
一般の人にとっては距離感覚が狂っているように思えるのでしょうね。


また私が夏にヒグマに関わる仕事をしていたことと、
自然豊かな北海道で一度は暮らしてみたい、
という理由で北海道の知床なんて案もありました。

さすがにもうちょっと落ち着いてからに
しようか、となりましたが…

憧れ 北海道生活


妻は看護師資格を持っているので
どんな場所でも仕事には困りません。
仕事柄大変な面もありますが、
旅暮らしには向いている仕事です。

そんなこんなで仕事から物件探しまでして、
方向性を定めていきました。



それではいざ結婚に向けて、
妻のご両親に挨拶と今後の居住地を報告しに行こうとした2〜3日前、

妻が前年働いていた山小屋から連絡が…


内容としては、
今年も来てほしい、とのこと。


これは山小屋ではよくあることですが、

今回は色々事情あっての要請、
妻も山小屋への思いをまだ残しているところ、

このタイミングで声がかかるのは…


ということで、
なんと妻は今年も山小屋が決まりました笑


以前は結婚してから片方だけ山小屋に来るなんて
スゴいなぁと思っていましたが、
実際に私自身が妻を送り出す立場になりました笑


とはいえ妻も結婚したということで、
山小屋の方から配慮していただいて
シーズン通してでの勤務ではなく、
繁忙期をメインに必要なところで
山小屋に入ることになりました。

私も山小屋の方に挨拶に行き、
ヘリコプターの荷上げなど下からのサポートに
参加しつつ、
日にちが取れれば小屋での手伝いもできることに。
私もありがたいことに今年も
山小屋に携わることができそうです。


そんなことで山小屋にいる妻をサポートするのに北アルプスから離れてしまうと会いづらくなるため、
結局私が7年暮らした松本に戻ることになりました。

山小屋が始まるまでは妻は短期の仕事を、
私は以前勤めていたビジネスホテルに戻ることになりました。


結婚したら山小屋との関わりはどうなるかなぁ
と思っていましたが、
なんだかんだで、
山小屋を絡めた新婚生活、

またnoteで綴れたらと思います。

再び北アルプスを眺める生活へ

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