「発達障害に見えないね」と言われたときの返し方
こんばんは。
多動OLと申します。
発達障害を抱える30代の女性です。
私たちが発達障害をカミングアウトしたときに、言われがちな言葉の一つとして
「発達障害に見えないね」
があります。
この言葉、当事者の中には、障害特性やそれに関連する苦しみを軽視されているように感じてしまい、複雑な気持ちになる人も多いようです。
今年8月上旬、Twitterで
というタグ祭りが行われていました。
試しに、そのタグとともに「発達障害」「見えない」で検索してみたところ、数十件のツイートがヒットしました。
それだけ、「発達障害に見えないね」という言葉に複雑な感情を抱く当事者が多いことが伺えます。
私としては、世の中の人が「発達障害に見えないね」と言う背景には
の2パターンがあると考えています。
①について
世の中の多くの人は、発達障害をカミングアウトされることに慣れていません。
驚きと混乱の中、咄嗟に出たそのときなりの配慮が、「見えないね」という言葉になって出てくるのではないかと思われます。
②について
これについてはシンプル、本当に率直な感想です。
私自身、知人から軽度知的障害があることをカミングアウトされた経験があるのですが、そのとき、本当にその人に軽度知的障害があるように見えなかったので、思わず「そうなの!?全然見えないね!」と言ってしまったことがあります。
私自身は「発達障害に見えないね」という言葉を受けたとき、
なるべく率直な感想として受け取るように心がけています。
私が見た目でたまに言われる「その服、似合っていますね」「セルフカットが上手ですね」と言った深い意味のない感想と同列に受け取るようにしています。
それがいちばん精神衛生的にいいからです。
では、「発達障害に見えないね」と言われたとき
私たちはどう返すのがいいのでしょうか?
これは私の場合ですが
・真面目なトーンで言われたとき
発達障害そのものが「見えない障害」であることを伝え、「見えない障害」だからこその困難が多いことを説明します。
・気軽な雑談のトーンで言われたとき
「毎日健常者のコスプレしてるねん」
「猫10000匹かぶってるねん」
と軽く返します。
みなさんも、言い返しがあれば、コメント欄で教えてくれたら嬉しいです❣️
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