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【ADHDと眠剤】 それはゆるやかな自傷行為なのかもしれない



前回の投稿で、ADHDと睡眠問題は切り離せない関係にあることを書きました。



今回は個人的なお話を書いていきます。





多くのADHD民と同様、私自身も睡眠問題を抱えています。
レストレスレッグス症候群、寝つきの悪さ、夜中の金縛りに悩まされてきました。


健康になるためには人一倍の努力をしなければならないと、長年たくさんの努力をしてきました。

朝にできるだけ日光を浴びる。
昼はできるだけ運動する(ウォーキング、ジョギング、登山etc)。
寝る1〜2時間前はノースクリーンタイムを設定。
睡眠グッズにも課金してきました。
重い毛布、光目覚まし時計、高級マットレス、安眠に効くお香etc…

しかしどれだけ努力しても「眠剤で強制シャットダウン」に勝るものはありませんでした。



そりゃそうですよね。
生活習慣で簡単に改善するなら、障害認定も病気認定もされないですよね。

生活習慣で改善できないからこそ、医療を必要としているのです。

これに気づいて以来、私は「眠剤とお友達」生活が続いています。





眠剤を長期的に服用することにはリスクがあります。

代表的なものが「依存」、そして眠剤をやめたときに現れる「離脱症状」

また眠剤のタイプによっては、手術時に麻酔が効きづらくなるものや、認知症になるリスクを高めるものもあります。



眠剤を飲み続けることは、ゆるやかな自傷行為と言えるのかもしれません。

それでも今の私にとっては、将来のことなんかよりも目先のこと、今夜もきちんと寝て明日も普通に働くことの方が圧倒的に大事で、眠剤をやめることができないのです。