#7 自己隔離しながら振り返る1カ月
日本に帰国
無事日本に帰国して、自己隔離の毎日を送っています。
やはり、住み慣れた街は安心でき、赤ちゃん並みにひたすら眠り続けた数日間でした。
私は飛行機に乗るのがすごく好きで、毎回新しい土地に向かうわくわく感がたまりません。
ただ今回のフライトは違っていました。
シドニー空港から飛び立ち、大好きな窓側の席で、小さくなっていくシドニーの街並みを見ながら、自然に涙がでました。
大学に入ってずっと準備してきた留学中に、まさか自分で帰国の決断をするとは思いもしませんでした。
3月末現在、オーストラリアへの入国が制限されているため、もしかしたら次の学期からシドニー工科大学に復学できるかもしれないし、できないかもしれない。この留学が終わったのかどうかも曖昧な状況です。
ありがたいことに、私のメンタル面を心配してやさしい言葉をかけてくれる方がたくさんいました。
大丈夫です。
たくさん泣いて、次の日にはありえないほどポジティブになるのがルーティンなので、今回は1カ月間だけど私が得ることができたことについて話します。
1.情報収集し、考え、決断することの重要性に気づけたこと。
2.行動力。
1.情報収集し、考え、決断することの重要性に気づけたこと。
私の場合、海外に行くと自分との対話の時間が増えます。
(都合よく話を聞いてくれる家族や友達が周りにいないから笑)
そして、自分のやってきたことを振り返りました。
そしてシドニー工科大学で出会った様々な学生と比較しました。
私が驚いたことは、シドニー工科大学の特色でもありますが、正規生として母国を離れ在学している生徒の多さ。
そして専門を変えて新たな学科に編入する学生が珍しくないこと。
”なんとなく”偏差値高い大学を目指し、”留学したいから”国際学類に入学した自分とは、学習動機とモチベーションが違うように見えました。
年下のルームメイトはオーストラリアでの永住権獲得まで視野に入れて、この大学に来ていました。
自分の将来のために、情報を集め、考え、自分で決める、
今までの自分はこのことに欠けていたな、と反省しています。
裏を返せば、就職活動が本格化する前に気づけて良かったと思います。
近畿大学の卒業式でのホリエモンのスピーチが今の私に響いたのでよかったら見てください。
2.行動力。
あと1年あると思っていた留学が急にあと1週間になったあの日、私は1年かけて本当は調査したかったシドニーの日本食事情について動き出しました。
予想以上にシドニーには日本食レストラン・寿司屋さんがあり、そこでは大抵日本酒も提供されています。
日本のビールは、世界でも大人気で、アサヒ・サッポロ・キリンはどこにでも売ってありますし、外国人にも名が通っています。
一方、日本酒となると、種類も多く、どこのメーカーがとびぬけて大きなシェアを占めているわけでもないです。
そんな日本酒を外国人に提供するのって難しいだろうな~と思い、酒屋やレストランではどのように日本酒を選び、説明しているのかに興味がありました。
取材したあるレストランではこんな多くの種類の日本酒・焼酎を提供していました。
初めて取材させてもらうアポイントの電話というものをかけまくって、最初英語で話すも、先方も日本人で、途中で日本語に切り替える気恥ずかしさを何回も味わいました笑。
いわゆるジャパニーズレストランで働く方は、現地に住む日本人やワーキングホリデーで来ている日本人の方が多く、いきなり現れた学生の私にも優しく接してくれました。
まあ、結果としては、思うような調査ができたわけではないです。
でも、時間がない!となったときに、とりあえず行動を起こすことを経験できました。
そして日本に帰った今、最初から日本酒を学びたいと思って日本酒バーで日本酒を学ばせてもらえないか交渉中です。
日本に帰り、あの緊迫した1週間は何だったんだろう、というほど落ち着いた地方で自己隔離中です。
ただ、あと大学生活も残り半分となった今、情報収集・行動力にフォーカスして悔いのない2年間を送りたいと思っています。
シドニーでの1カ月がただの時間とお金の浪費だったかは、今後の2年間の過ごし方次第だと自分に言い聞かせてます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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