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番茶ラテに煎茶ミルクも!お茶フレーバーのアイスのレシピ
今年は例年より暑いという予想通り、猛暑日が続いていますね。
こんなとき家でも出先でもつい食べてしまうのが、アイスやかき氷などの冷たいスイーツです。中の人はアイスが冷凍庫からなくなると不安になるぐらいで、完全なる依存症です...!
そんなアイスクリームですが、専門店に行っても、お茶味は1種類ぐらいしかないですよね?そして、だいたい抹茶味です(たまに紅茶味)。
お茶の専門店であればお茶味のアイスやジェラートもありますが、煎茶味や番茶味、烏龍茶味などは普段なかなか見かけませんよね。
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そこで今回は、夢の(?)抹茶ではないお茶味のアイスを作っていきます。濃厚なジェラートから、かき氷ようなさっぱり系のグラニテ(氷菓)まで、生クリームを使わない低カロリーなレシピをご紹介します!
グラニテのように材料2つから作れるものも。
普段お作りのアイスのレシピがあれば、それも簡単にお茶フレーバーにできます(目次最後の項目をご覧ください)。
ぜひお好みの味を作って冷凍庫に常備し、安心して夏を過ごしましょう!!
生クリーム不使用のお茶ジェラート
生クリームの油分の代わりにオイルを足すレシピです。ちなみにアイスとジェラートの違いは脂肪分で、ジェラートのほうが脂肪分が少ないです。
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🍃材料(1〜2カップ分)
・お好みの茶葉:ティーバッグ1〜2個(茶葉2~6g程度)
・熱湯:50ml
・牛乳:300ml
・砂糖:50g
・コーンスターチ:6g (※1参照)
・色や香りの薄いオイル:20g(※2参照)
※1:今回コーンスターチは少量のため片栗粉でも代用はできましたが、片栗粉は冷やすと粘りがなくなる性質があるため、コーンスターチのほうが滑らかな仕上がりになります。
※2:オイルの香りや色が控えめの太白ごま油がベストです。無い場合は米油やサラダ油などで代用可能です。
▼作り方
①:鍋にティーバッグまたは茶葉を入れて熱湯を注ぎ、蓋をして5分ほど蒸らします。使用する茶葉が少ない場合でも、ここで蒸らし時間を長くするとお茶の味が濃くなります。
②:①に牛乳を加えて弱火にかけ、沸騰する直前まで温めます。
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③:ザルで茶葉を濾します(ティーバッグの場合は取り除くだけでOKです)。濾した後の茶葉をスプーン1杯弱、液に加えてもOKです(工程⑦で攪拌するので大きめの茶葉も細かくなります)。
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58248686/picture_pc_acf0b1808f4c3299bb4292924b709979.jpg?width=800)
④:ボウルに砂糖とコーンスターチを入れて混ぜ、③を少しづつ加えて混ぜます。
⑤:④を鍋に戻して中火にかけ、沸騰してきたら弱火にして混ぜ続け、とろみがついたら火を止めます。
⑥:⑤にオイルを加えて混ぜ、冷凍可能な保存袋に移して凍らせます。袋を寝かせた状態で薄く平らにして凍らせると、次の作業がやりやすくなります(↓写真のような金属製のバットの上に置くとより早く凍りますよ!)。
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58193112/picture_pc_0bce8a25ac40a9c6cc27034f80d8ecb8.jpg?width=800)
⑦:凍った⑥を袋の上から手で折り、フードプロセッサーやミキサーなどで攪拌します。
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58659049/picture_pc_b1a40fc5f6a425ba92f320ae72286dd4.jpg?width=800)
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58248320/picture_pc_b190c2b1f87e0094e1afe0de77ba6734.jpg?width=800)
混ぜている間に少し溶けてしまうので、再び冷やしたら完成です。
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↑再び凍らせる場合は、ホーローなどの冷凍保存可能な容器に移しておくと、アイスクリームディッシャーやスプーンですくって食べやすくなります!
【アレンジ1】三熟番茶ラテジェラート
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三熟番茶はほうじ茶よりコクがやまろやかさが増した多層的な味わいのお茶。ミルクと合わせると香ばしさが引き立ち、ほうじ茶ラテのような味になります。もちろんほうじ茶でも作れるジェラートです!
【アレンジ2】煎茶ミルクジェラート
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お茶の色は着きづらいですが、特選釜炒り煎茶をしっかり蒸らすことでお茶の風味を濃く出せます。ミルキーさの中にホワッと優しい煎茶の味がして、抹茶ミルクとは異なる味わいに。煎茶ミルク、ぜひ流行ってほしいです!
お好みで茶殻を少し混ぜることで、食感や味のアクセントになります。
【アレンジ3】チョコミントミルクティーのジェラート
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和紅茶と一緒にミントを煮出し、ミントの香りとフレーバーを牛乳に移しています。ちぎったミントと削ったチョコレートも混ぜることで、紅茶のジェラートもチョコミント風に。チョコレートは熱で溶けないよう、⑦の工程(フードプロセッサーで攪拌するとき)で追加するのがベストです。
お茶とフルーツ缶だけで作れるグラニテ(氷菓)
グラニテは、フランス発祥の果汁やシロップを凍らせた氷菓子です。シャーベットとの一番の違いは氷の細かさ。シャーベットのほうは滑らかな一方、グラニテは荒削りでゴツゴツした食感です。
特に今回はフルーツごと凍らせるので、より食べ応えのある食感になるだけでなく、溶けづらく冷たさが長持ちするというメリットも。フルーツにお茶が染み込み、まるごと美味しく食べられます!
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缶詰のフルーツをシロップごと使えば、甘みの調節も不要です。缶詰の代わりにジャムを使っても、しっかり甘めのグラニテができます。もちろん、お好みの生のフルーツでも作れますよ!
🍃材料(2カップ分)
・お好みの茶葉:ティーバッグ1個(茶葉2~3g)
・桃やみかんなどフルーツの缶詰:1缶(生のフルーツを使う場合は、水200mlと砂糖や蜂蜜20~30g程度をご用意ください)
▼作り方
①:鍋に缶詰のシロップ(または水と砂糖)を入れ加熱し、沸騰したらティーバッグを入れて5分蒸らし、フルーツを加えます。茶葉を使った場合は、蒸らした後に茶葉を濾してからフルーツを追加してくださいね。
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②:ティーバッグや茶葉を取り除いた後、カットまたはスライスしたフルーツと①を保存袋に入れ、冷凍庫の中で寝かせた状態で凍らせてください。
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③:薄く平らに凍った2を、袋の上からフルーツごと揉みほぐして完成です。冷たいのでタオルなどで包んで、ざっくりほぐしましょう!
【アレンジ1】スッキリ茶×レモンのグラニテ
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スッキリ茶はレモングラスのフルーティーな特徴的な、三熟番茶ベースのブレンドティーです。レモンと蜂蜜(または砂糖)を加えることで、意外にもスッキリ茶そのものの味も濃くなります。通常冷たい食べ物は甘味を感じにくいですが、レモンと蜂蜜で味を補強する組み合わせです。
【アレンジ2】和烏龍茶×白桃のグラニテ
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和烏龍茶を使って、ピーチティー風味のひんやりスイーツもお手軽にできます。普段は使い道に迷うシロップも、凍らせると甘さ控えめになり使い切れます。
グラニテにする場合、フルーツはなるべく小さめにカットしたほうが、凍らせた後で揉みほぐしやすいです(写真は缶詰に入ってたそのままの大きさです...笑)。和紅茶やみかんの缶詰で作ってもおいしいですよ!
【アレンジ3】グラニテのフルーツティー&スパークリングティー
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グラニテを作る際に凍らせたフルーツを氷代わりにして、お茶を注いでも美味しいアイスフルーツティーになります。グラニテ自体がお茶味なので、溶けても味が薄まりません!
こちらはフルーツを大きめにカットするとちょうどいいですね。使うシロップによってはグラニテの甘みが強いこともありますが、そんなときは炭酸水を注げば、爽やかなスパークリングティーにもできます。
まだまだできるお茶アイスのアレンジ!
カロリーが気になる方は、生クリームや牛乳ではなく、豆乳やココナッツミルクなどを代わりに使ってもOKです。
甘酒や豆乳、ココナッツミルクでコクを出し、ノンオイルでも作れるアイスのレシピ本などもありますが、どのレシピをお茶味にする場合も手順は同じです!
お湯で茶葉を煮出した後に牛乳や甘酒、ココナッツミルクなどを加え、沸騰直前まで温めてから茶葉を濾します。
水以外のもので茶葉を煮ると、乳脂肪などで茶葉の表面がコーティングされて味が出づらくなるため、いずれの場合も茶葉は最初に少量の水で煮出します。
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グラニテも、お茶とフルーツの組み合わせを変えると無限に楽しめます笑
ぜひお店では見かけないお茶フレーバーのアイスを作ってみてください!
冷たいもので身体が冷えた後に飲む温かいお茶も、また格別に美味しいですよね。アイスでもホットでも、体調に合わせてお茶を楽しみましょう!
参考文献
吉川文子(2018)『生クリームなしで作るアイスクリームとフローズンデザート』(文化出版局)
木村幸子(2019)『保存容器と電子レンジでできるアイスクリーム&シャーベット』(主婦の友社)
W:矢島愛子
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