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行政書士、バイト始めたってよ!!というお話し

こんにちは、行政書士の阪本です。
暑い、いや、熱い!!
この時期、私のような「どこでも原付マン」の活動は活発になるのですが、実は夏場の原付はそれほど快適ではありません。太陽の恵みという名の凶器をノーガードでひたすら浴び続けることもさることながら、一番の問題は別にあります。

そう、ケツ火傷です。

この表現は、おもに私の親しい友人が使っているのですが、言い得て妙ですね。炎天下にさらされ続けたシートにまたがるのは、ちょっとした拷問です。
阪神間で、リュックを背負い、時速30kmを守りつつ、不自然に腰を移動させている原付を見かけたら、それは私なので、そっと見守ってあげていただければ幸いです。

さて、チャームのような挨拶はこれくらいにして、そろそろ本題に移りたいと思います。

私の経歴について

誰も興味を持っていないことを承知の上、本テーマを論ずるにあたり必要なので、ざっくりと私の経歴についてご紹介させていただきます。

令和元年に行政書士事務所を開設。
1年弱、兼業で湖口をしのぐ。
令和2年10月より専業となる。

ダラダラと振り返ると承認欲求が止まらなくなるのでこの辺に収めておきます。笑

まーこんな感じで何とかやって来ておりますが、実はこの経歴には続きがございます。
それがコチラ↓

令和3年4月より土日夜勤のバイトを始める!!

です。

行政書士、バイト始めたってよ!!

この事実をお伝えすることで、界隈定番の「食える食えない論争」に火を付けてしまうことにもなりそうですが、私は「食える派」も「食えない派」も、ついでに言うと「仕事は売上ではない!(キリッ)派」もあまりお好みではないので、そこは華麗にスルーさせていただきます。

ハッキリ言って売上は専業化して以降順調です。前職の給与を基準にしても、そこは本年度初めには既に超えていましたし、生活に支障をきたすこともありませんでした。

じゃあ何でバイトしてたの?

そこを説明するためには、まずは私の事業形態について触れておく必要があるでしょう。

私の事業形態

知名度がありそうで実は「何してる人?」と聞かれることが日常マンの行政書士ですが、業務の幅が広いこともあって、同業であってもその事業形態は様々です。その中でも私の場合は、割とオーソドックスなスタイルで、許認可取得代行の業務をメインに活動しています。

この許認可業務、携わって体感したのですが、まぁ実に仕事が多い!!
弊所では、特に何らかの分野に特化して仕事を受任している訳ではないので、本当に色々な案件が舞い込んできます。まったくもってありがたい限りです。

ただ、許認可というスポット業務であるため、毎月同じお客様から月々の料金を頂戴できるシステムではありません。つまり、スポット業務を馬車馬のように回転させ続けなければならないという業を背負っているという現実があります。あいだあいだに、営業活動も添えながら。(ライムのように)

バイトを始めた理由

理解の早い方であれば既にお察ししていただけたのではないかと思います。

そう、私は小心者。

ある程度の売上が立って、仕事も途切れなく入ってくるようになれば少しは安心できるのかな、と考えていましたが、私の場合はその逆でした。(※)

(※)症状には個人差があります。

仕事に追われ、ようやく一段落したところに襲ってくる「来月も仕事あるのかな」という猛烈な不安と焦燥感。業務の完了はゴールではなく新たなリスタート。報酬は不定期で額もタイミングもバラバラ。そんなさなかでも確実に発生する定期的な支払いという構造。仕事量と不安とが比例して増加していくという逆転現象。聞こえは良くないですが、今の事業形態を継続するのであれば、それはいつまで経っても「一過性の連続」「泡沫」にしか過ぎません。

間もなく開業3年目を迎える私が手にしたものは、「持続こそ最大の課題」という現実でした。
我ながら、なかなか真理をついているのではないかと思います。気に入ったので再度記載します。

「持続こそ最大の課題」(キリッ)

そんなこんなで、己の精神衛生を平静に保つため、「サラリー」という秘宝を求め、やや安易かなと思いつつも、ちょっくら土日バイトに精を出すことにしたという訳です。

バイトの感想

選定したバイト先について、あまり詳しくは書き込めませんが、本業を圧迫しないよう、元々事務所が休みである土日のみの夜勤を始めてみました。選定はネット検索で行い、問い合わせ当日に面接を受け、週末には入職するというスピード決済でした。気になる給与については、22時から7時までの実働8時間で14,000円弱、月8〜10回は夜勤に入ることになるので、所得税を控除した手取りは10or12万円でした。

あ、超詳しく書いてら。笑

まぁ就業規則には「給与は公表してはならない」とは記載されていないので、ここは良しとしましょう。

ふーん。たかだか10万円でしょ?(マウント)

こんな声が聞こえてきそうですが、その声に私はハッキリとこう返します。

いや、確実に貰える10万円の定期収入は心強いよ?

月次の売上が確定すると、結局私の杞憂はいつも杞憂のまま終わるのですが、月初の時点でほぼ確定している10万円の定期収入は非常に頼もしい限りです。家賃と事務所の固定費くらいは十分賄えますし、ドラクエで言えば、冒険の最初からベホマを唱えられるくらいの安心感はあります。売上がある状態ですと、何なら毎月10万円の寸志を貰っているような錯覚にさえ陥ってしまいます。
ちなみに時折冷静になって、「これ、○○許可1件分だよね?」と考えてしまうのは鉄板です。

行政書士、バイト辞めちゃったってよ!!

バイトは「サラリー」という秘宝の力により、一時的な平穏をもたらしましたが、決して恩恵だけを与えてくれた訳ではありませんでした。

いや、もう体力持たんて!!

割と最近まで、自分は体力ヒエラルキーの上位に君臨しているものと錯覚していましたが、よくよく考えてみるともう44歳。多分そこそこ強い中学校の柔道部員には、余裕でボコられてしまうだろうという悲しい現実を思い出してしまいました。

平日本業、土日バイト、休み無しとかもう無理!!

「健全な体には、健全な魂が宿る」なんて、経験上まったくそう思いませんが、少なくとも「不健全な体には、健全な魂は宿らない」とは思うので、その通り、バイト先では徐々にやさぐれていったような気がします。

このままでは本業はともかく、バイト先に迷惑をかけてしまうかもしれない。私は一体どうしたら…

よし、辞めよう!!

スタートもスピード決済なら、ゴールもスピード決済です。こうして私の試用期間は、試用期間のまま幕を閉じるのであった…

本当に伝えたいこと

今回は女子中学生のようなダイアリー仕立ての投稿に仕上がってしまいましたが、本当のテーマはそこではありません。
私が伝えたいのは、「他人を気にするのも、ほどほどにしましょうよ」ということです。

士業は専業にこだわるべきだ!!

こんな論点で熱く語る方がいらっしゃいます。
私自身は、自分の経験からも、複業や兼業は全然ありだと考えますが、その一方で、専業にこだわることも全然ありだと思っています。
そう。つまり、別にどうでも良い。笑

同様に、他人の営業方法について言及するのも野暮ったく感じます。飛び込みだろうが、ネット営業だろうが、紹介営業だろうが、広告営業だろうが、特に優劣はありません。私もそうですが、模索しながら都度変えていっても良いと思います。

まぁ要するに誰がどんな事業形態や営業方法を採用したとしても、それが違法行為や不当な行動でもない限り、自由にしたらええやん。という立場です。

節子、他人を気にし過ぎや。

とは言え、人間である限り他人を気にするというサガからは逃れられませんし、承認欲求は高度な精神構造を持つ生物には標準でインストールされているアプリであると確信しています。
上手く付き合っていきたいものですね。

何だか雑多でまとまりのない結論になってしまいましたが、とりあえず何の役にも立たない長文にお目通しいただき、ありがとうございました。笑

ツナグ行政書士事務所 行政書士 阪本光





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