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ゼネコンの差別化とはなにか?

前回の記事でゼネコンは非常に差別化しにくい業界と書きました。

ゼネコンは差別化が難しい業界|つなぐ|note

例えば自動車メーカーならデザインや燃費、安全性などで他社と差別化することができます。

マツダのデザインが好きな人もいれば、トヨタのデザインが好きな人、ホンダやスバルが好きだという人もいるでしょう。

しかしゼネコンは基本的には請負業であり、発注を請けたモノをいかに求められた品質を確保しつつ工期内に無事故で引き渡すかというのがゼネコンのビジネスモデルです。

設計施工物件もありますが、大部分は上のようなビジネスモデルです。

カッコいいビルや美しいトンネルは実際にありますが、それは施工力の違いではなく、デザインの違いによるところが大きいです。

また技術力においても、大手ゼネコンにしかできない超高層ビルなどの物件もありますが、一般的な規模の工事であればそこでは大きな差はないのではないでしょうか。

実際に街中のビルを見比べてみても、デザイン的な見栄えの良し悪しはあっても、技術力の良し悪しを感じることはないと思います。

こういったところがゼネコンの差別化が非常に難しいところではないかと思っています。

ゼネコンは基本的にはBtoBのビジネスモデルで、一般消費者のニーズに応えるビジネスモデルではありません。

デザインや性能の高さでヒット商品を狙う家電メーカーような業界とは違いいます。

請負業であるゼネコンに合った差別化の方法が必ずあるはずです。

このnoteではゼネコンの差別化の方法などを考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


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