それでも、書き続けなければ始まらない
新刊が読まれない。
その理由を挙げると、キリがないのだが、それにしても読まれない。
ヒトのやる気は、成果から来る。
目に見える成果を実感できて、はじめてヒトはやる気が湧き上がる。
ほんの少しでも成果を感じることができれば、明日を頑張るやる気が湧き上がる。
けれど、その成果がなければやる気は徐々に落ちていく。
気球を頭に思い描いてほしい。
温かい空気を送り込むことで気球は浮かび上がる。
浮かびつづけるためには、火を起こし続けなければならない。
火を起こしつづけることで、気球は宙に浮かびつづけることができる。
その火が、成果だ。
温かい空気が、やる気だ。
火という成果があるからこそ、温かい空気というやる気が湧き上がる。
やる気が起これば起こるほど、ヒトは浮かびつづける。
上へ上へと、浮かびつづけることができる。
だが、いま僕には成果という火がまったくついてこない。
なかなかの速度で落ち続けている。
落ち続けるということは、不安だ。
では、どうすればいいのか。
書き続ければいい。
それでも、書き続ければいい。
だれにも読まれなくとも、書き続ければいい。
書き続けなければ始まらない。
一朝一夕で作家になどなれるはずもない。
天才じゃあるまいし、簡単に名作が書けるわけがないのだ。
泥臭く、あがき続けよう。
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