見出し画像

中東富裕層の観光消費額で地方を豊かに

観光立国日本のカギを握る中東富裕層市場。

世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)の2024年経済影響調査(EIR)によると、日本の旅行・観光セクターの日本経済への貢献は、2024年に約44.6兆円に達すると予想されており、2019年のピークから5.7%増加し、日本のGDPの7.5%を占める旅行・観光の重要な役割を示しています。

日本に関心を持った中東富裕層に訪日いただき、インバウンド消費額をあげることは、国策である「2030年に訪日外国人旅行者数6千万人、消費額15兆円」を目指すうえでも命題となっています。

ツナガル旅行事業部では、中東富裕層マーケットの開拓を推進。
「中東地域市場」として、販路拡大に注力しています。
湾岸協力理事会(GCC)参加国のサウジアラビア、UAE、バーレーン、オマーン、カタール、クウェート構成された6カ国の旅行エージェントとの提携やアライアンスを拡大し、誘客に取り組んでいます。

この記事では、中東富裕層の誘致とアテンドに注力するツナガル旅行事業部のWHY・WHAT・HOWをご紹介していきます!

<参照・引用元>
WTTC: https://wttc.org/news-article/japans-travel-and-tourism-sector-to-surpass-previous-records-in-2024



ひと家族消費額4,000万円の経済効果

プライベートジェットで来日、観光はハイヤーを貸し切って周遊。
滞在中は5つ星ホテルのスイートルームに長期連泊し、高級レストランでの食事やショッピングを贅沢に楽しむーー。

ラグジュアリーな滞在を好み、快適に過ごすために出費を惜しまない中東富裕層。

ツナガルが手配した、あるいち家族様を例にあげると、
3週間弱のご滞在で、概算総計4,000万円の観光消費をされておられました。

家族旅行が中心であり、一度の滞在で圧倒的な観光消費を生むのが、中東富裕層旅行の特徴と言えます。



中東富裕層の旅行事情

2023年からのビザ申請緩和やフライト増便を契機として、中東からの訪日外客数が増加傾向となっています。

いままでヨーロッパへの旅行が主だった中東富裕層ですが、
中東富裕層への旅行誘致を強化する日本の広報活動をきっかけに、またご自身でSNSの海外観光情報を得るなどして、少しづつ日本に関心が向き始めています。

「Last Planet」と呼ばれるほど、中東の方々にとって日本はまだニッチな旅行先と言えますが、欧州の有名観光地を一巡した中東富裕層の次の旅行先として、候補にあがっているのです。

年2回の長期海外旅行を楽しむ中東富裕層を誘致できるかどうかが、観光立国日本を実現するうえで重要なカギを握っています。



中東富裕層の旅行スタイル

中東富裕層旅行は、以下の特徴があります。

  • 期間:海外旅行は年2回程度。1回あたり10日から1か月程度の長期滞在

  • 形態:家族旅行が主。使用人を含めた5人以上のグループで構成される

  • 宿泊:5つ星ホテルまたは宿のスイートルームに滞在(使用人用の部屋は別途確保)

  • 移動:英語対応の専属ドライバー付き高級ハイヤーを複数台利用

  • 食事:高級料理店、ハラルフード

ツナガルでは、GCC諸国の富裕層が日本を楽しんでいただけるよう、高級車や特別な文化体験などのサービスをアレンジしています。

ムスリムの文化や習慣を理解したガイドと専属契約しており、滞在中快適に過ごしていただくことを目指したアテンドをつとめています。

たとえば、滞在予定の宿泊施設と連携し、冷蔵庫のミニバーからアルコールを除去しておく(イスラム教ではアルコールが制限されています)、
レストランと連携し、ハラルフードについてレクチャーするなど、日本の観光パートナーへイスラム文化理解促進にむけた細やかなフォローもしています。

また、社会貢献や環境への意識が非常に高いのも中東富裕層の特徴です。
ペットボトル飲料の提供は極力避け、ガラスの瓶やグラスを使っていただけるように手配をすることもあります。




中東富裕層の観光消費額で地方を豊かに

中東富裕層にまだ認知されたばかりの日本。
多くの方々は、初回訪日時の観光先として、京都や浅草などのゴールデンルートをご希望されることがほとんどです。

一方、ツナガルでは、オーバーツーリズム回避の意味でも、
地方経済活性化への貢献の意味でも、地方への誘客を進めたいと考えています。

そこでツナガルでは、中東富裕層のお客様を地方へ誘客するためのご提案を行っています。
ここでは実際の例を2つご紹介します。

例1:地方の穴場スポットをご紹介
ツナガルでは現地のアドベンチャーツアー販売を得意とする旅行会社と提携し、地方の穴場スポットをご紹介しています。

中東でもメジャーな「クールジャパン」。
日本のアニメのテーマパーク ニジゲンノモリ(https://nijigennomori.com/about/)や、寺院でのメディケーション(https://zenbo-seinei.com/)をフックに、京都から約2時間で行ける淡路島や淡路市のレジャー施設にご案内しています。

例2:桜前線を追いかけて東北へ
ニーズが非常に高い「桜鑑賞」ですが、来日の時期によってはベストコンディションでないことも。
満開の桜の鑑賞をご希望の場合、関西や関東より開花の遅い「東北」にご案内することで、ゲストのご希望をかなえています。



事業パートナー募集中です

ツナガルは、中東富裕層のお客様に向けて、高級で特別な体験を提供するサービスをアレンジしています。

私たちの取り組みはさらに、日本の知られざる地域の魅力をお届けする特別な旅をご提案することで地域経済の活性化にも寄与することを目指し、中東からの富裕層観光客を地方へ誘致することを推進しています。

こうしたプロジェクトにご興味のある観光業界の皆様、ぜひ一緒に取り組んでみませんか?以下フォームよりお気軽にご連絡ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?