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たった一度の永遠

論理的思考に重きを置くタイプの人間なので、あらゆる事象に再現性を求めたくなるんだけど、そんな自分自身の感情に全然再現性がない、というところが人間のおもしろさなのかな、と思ったりしている。

何の話かというと、推しの話です。

パターンとして、こういう楽曲をやっているこういうグループ、この事務所所属、グループのなかのこういうメンバー、みたいな、自分が好きになりそうなグループやメンバーを見つけて、SNSをみたり動画を見たりして、自分自身にプレゼンすると、たいていの場合、「ああ、好きな感じだな」とは思うんだけど、そこからさらに、自分の特別な「推し」になるグループやメンバーには、全くと言っていいほど統一性がない。逆に、もうひとりの自分がそんなに強くプッシュしなかった人に強く惹かれてしまうこともある。そういう意味で、全く再現性がない。好きなものをみつけるというのはこれだから難しいんだけど、だからこそ、すごく好きになったものには価値がある、とも言える。


3月1日、ピューパ!!というグループの現体制1周年単独企画『Ittemiyo!!』を観に行ってきた。

ピューパ!!はそれこそ自分がこの界隈を好きになった2021年に知って、楽曲もいいなと思って聴いていたし、対バンでは前体制から何度も観ているし、配信だけど前体制のワンマン(たしか2022年1月)も観ている。そして、以前からメンバーの天音たるとさんのことを、歌声も容姿もSNSの発信も好きだなと思ってはいた。だから、行きたいイベントの対バンのなかにピューパ!!が入っていたらうれしく思うしイベントの優先度が上がるのは確かだったけど、それでも、お目当てとまではいかなかったし、単独に行こうとまでは思っていなかった。

そんな感じが2年以上続いている状況で、しかも、なにか強烈なできごとがあったわけでもないのに、去年の秋頃から急に、ピューパ!!のことがすごく好きになってしまった。こんな経過で推しができることは初めてなのでとても戸惑っているけど、こんなに自分を知ろうと日々向き合っているのにまだ全然知らない自分がいるということの面白さを感じてもいる。人間て不思議で、わからないから面白い。

とまどいつつも原因を探ってみると、思い当たることはいくつかある。
まずは去年7月に初めてみた新体制にたるとさんがお休みだったこと、そして、その次にみたときの4人体制に衝撃を受けたこと。

7月のライブはとてもよい意味でそれまでのイメージを変えてくれるようなライブで、ものすごく乱暴に言うと、前体制のときのライブの印象が「きれい」「美しい」だったのが、新体制(3人だったけど)では「熱い」「楽しい」になった、という印象。ここでぐっと惹かれたのは確か。
ただ、8月のライブで、たるとさんを含めた4人体制をみて、以前の「きれい」「美しい」と、7月の「熱い」「楽しい」が見事に融合したような、これこそ今のピューパ!!なのかも、というような、その時点での完成形をみた気がして、とても衝撃を受けたことを覚えてる。

そしてもうひとつ、それをきっかけとして、ピューパ!!の曲を聴くことが増えるなかで、たるとさんの歌声の美しさに改めて気づいたこと。
それまで何十回と聴いていた「絶唱ストリング」の、

思い描いたステージは
逃げない
まだ
ここにある

絶唱ストリング/ピューパ!!

の部分で、急に息苦しくなるくらいの衝撃を受けて、いったい自分はいままで何を聴いてきたのだろう、と思った。こんなことは今までなかったから本当に驚いた。人間の感情って状況で全然変わってしまうからおもしろい。

ピューパ!!が「好きなグループ」から「推し」になったのは、たぶんこの瞬間なんだと思う。もちろん、7月と8月のライブがあってこその「この日」なので、そこがそろわなかったら今も2022年頃と同じくらいの「好き」だったかもしれない。そういうのを「運命」というのかもね。

歌詞もすごく好き。ピューパ!!は曲もいいけど歌詞も本当にすばらしい。

といいつつ、昨年末からは、転職等のプライベートな問題でほとんどライブに行けない状態が続いてしまったんだけど、現体制1周年の節目の単独公演が発表され、次のワンマンには絶対に行きたいと思っていたので予定を調整、結局3月1日に延期されたけど幸いその日も時間をとれたので、ライブに行くことができた、という次第。

たるとさんの真上(の人の上)くらいに写っててうれしい あと寺田寛明さんとも同じ写真に収まれてうれしいです

ワンマンじゃなくて「単独」となっている不安を払拭して余りある恐ろしい曲数。そして改めて、あまりにも名曲が多すぎる。6曲目の絶唱ストリングで泣いた時点で「来てよかった」が確定してるのにそこはまだ1/4にも行ってなかった。初披露のGardeniaでニコニコしながらギターを弾く振り付けで踊るたるとさんの映像を脳内で永久保存したい。shinoのアンセム感すごいしAjisai美しかった。ピューパのおまじないとか月のスポットライトかわいかったな。もし行けなくなったとして、あとでこのセトリを見たら絶望して倒れているかもしれない。行けて本当によかったし大満足のライブ。

新体制からのメンバー、羅あらたさんと瞬こやさん。1年でこの曲数を覚えるというのは単純にそれだけでものすごいことだと思う。続けていること、それ自体にすごい価値があるし、積み上げたものは決して裏切らない。
柊ゆいのさん。7月の3人でのライブのとき、いちばん印象的だったのはとても楽しそうにみんなを引っ張っていくゆいのさんでした。単独もとても頼もしかったな。ゆいのさんとたるとさんのハモリが本当に大好き。
そして天音たるとさん。自分の知らない、初期の鼻にかかったとてもかわいい歌声も好きだけど、今の安定感のある澄んだ美しい歌声が本当に大好き。ダンスも本当に美しい。最初からずっとピューパ!!を続けてくれていたからこそ出会えたし、こうして大好きになることができたので感謝しかないです。本当にありがとう。

そして、今回の1周年単独で聴けなかった好きな曲もまだある。Haconiwa no kizunaとか5/4とかaicotobaとか。聴ける日を楽しみにしています。

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