反抗期とポニーテール

9月になっても相変わらず最高気温は30℃を超えてはいるけど、朝晩涼しくなったり、秋の虫が鳴き始めたりと、着実に秋めいている。35℃を超えるような暑さにちゃんとやられていたくせに、そんな異常な暑さも含めて夏が大好きなので、夏の終わりはいつもとてもさみしい。最近は春も秋も一瞬で過ぎていくけど、春か秋かを比べれば圧倒的に春が好きなのは、春はこれから夏に向かう季節で、秋は夏が終わった後の季節だから。もちろん、秋には秋の、冬には冬のよさがあるけど、自分はやっぱり圧倒的に夏が好き。止まってほしい時間も、等しく同じ速度で流れていくし、過ぎ去っていくけど、季節のよいところは、必ずまためぐってくるところ。過ぎていく夏の名残を惜しみつつ、また来年の夏を楽しみに待つことにしよう。それまで健やかにいられますように。


奥さんがポリープの手術のために1泊だけ入院したので、初めて、こどもたちふたりと自分の3人で一晩を過ごし、朝を迎えた。今年に入って急に反抗期に突入した娘をひとりでどうにかできるかとても不安だったけど、娘なりに思うところもあったのか、ふだんは返事もしないし口を開けば呪詛しか出てこないのに、その晩も翌朝もわりと素直でほっとした。
そしてその朝、学校に行く娘の髪をとかしながら、ふいに、息子が生まれる前、奥さんが切迫早産で1か月間入院したときに、まだ幼稚園生だった娘と1か月間、ふたりで暮らしたときのことを思い出した。職場に配慮してもらって遅刻と早退を繰り返しながら幼稚園の送迎をして、娘といっしょに奥さんの面会に行って、帰ってきて食事して娘をお風呂に入れて寝かしてからお弁当を作って、明日の幼稚園の準備をして、洗濯して…みたいな生活。自分でもよくがんばったと思いつつ、こんなことをずっとやっている世のお母さんたちを改めて尊敬するよいきっかけになったんだけど、そのとき、なによりいちばん困ったのが、朝、娘の髪の毛をどうにかすること。なんのスキルもない自分にできることは、せいぜい、ひとつにまとめてしばるかふたつにわけてしばるか、その程度だったんだけど、最終的には、いちばん楽なのと、崩れにくいのとで、毎日ポニーテールにしていた。そんなことを思い出しながら、当時の倍以上の年齢になった娘の髪をとかし、今回もポニーテールにして、有名な曲のタイトルのようにシュシュでとめた。そのときはすました顔で何も言わなかったくせに、帰ってきたあと、退院して家に戻ってきた奥さんに、「パパ髪結ぶの思ったより上手だったよ」「友だちにもかわいいって言われたよ」と笑いながら話していたその顔を、自分は一生わすれないだろう。たまにこういうごほうびがあるから反抗期も悪くない(ちょろい)。


8月後半は2回、ハルカスミのライブをみることができた。
8/19のピューパ!!5周年祭はトッパーでとてもいいパフォーマンス。ピューパ!!のオタクの方たちが「ハルカスミよかった」って話していて自分のことのようにうれしい。そして、ライブの余韻もさることながら、みんなに(拓海Pにまで)noteのことをほめてもらえて、読んでもらえるだけでこの上なく幸せなのにこんな風に言ってもらえるなんて、自分の人生はここで終わりなのかなと思うくらいの幸せをいただいてしまった。
8/28は事務所主催、ハルカスミはトリで新曲と重大発表ありのスペシャルイベント。この日のライブはみんな本当に気持ちが入っていて、すごく感情が伝わってくるように感じた。新曲もとてもよかったしダンスもすごくよくて、そして何よりメンバーみんなの歌が本当によかった。成長って言葉って、なんとなく上から目線な気がして避けてしまうんだけど、音源を聴いても、本当に歌が段違いによくて、メンバーのたゆまぬ努力の結果なんだろうなと思って尊敬しかない。ラストの月面歩行、「夢に見た世界はここだよって気がする」のところで感極まって泣いた…。夢に向かって努力しつづける姿にたくさんの勇気や感動をもらっています。アイドルって最高だな。
今までの自分の推し遍歴をみると、楽曲やライブパフォーマンスが好きでグループとして推す、完全に箱推しのケースと、グループが好きなのはもちろんなんだけど特定のメンバーを推しとして位置付けるケースの2パターンだったんだけど、ハルカスミに関しては、メンバー全員を「推し」といって差し支えないレベルで好きになっている。箱推しであり全推し。こんなグループに出会えて自分は本当に幸せだなといつも思う。9月のライブも楽しみ。

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