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GOOD BYE APRIL 2024年6月20日(木) 渋谷La.mama 『PLAY VOL.146』W)The Songbards

絵描きがライブハウスのスタッフにいるんだろうか?

La.mamaの入口にかけられたアクリルパネルには、本日の公演名と出演者の名前と共に空の絵が描かれていた。
随分と気合いが入ってる。
公演が終わったらこれはどうしているのだろうか?
消して再利用も難しそうだし、出演者が持って帰る訳にもいかないほどの大きさ。

そんな事を考えながら写真を撮っていると、受付のスタッフさんが「まだかな?」という雰囲気でコチラの様子を伺う視線を感じた。
瞬時にその事を忘れて受付を済ませる。

階段を降りて扉を2枚開けると会場のフロアに到着。

もうすでにたくさんの人でフロアは埋め尽くされていた。
今日は10代の学生が無料ということもあり、若い子も何人か受付しているのを先程チラリと見た。

どこだったら見えるかな?
一段高くなっている花道に隣接した場所が空いていた。
そこに立ってみると案外よく見えたのでその場所に収まる事にした。
昨日のSEQUOiAのライブとの距離を思うとタカシが遠い・・・。
でも下に降りて埋もれて全然見えないよりかはいいか。

並べてある楽器を見てGOOD BYE APRILが先だと分かった。

「良かった」

きっと心の声が漏れ出ていたに違いないほどの安堵感。

連日の終電帰りと睡眠不足と、木曜日という中途半端な疲労感で2組のライブを立って見続けるのが今日はしんどかった。
The Songbardsがミニアルバムをリリースしたばかりなので、きっと出順はGOOD BYE APRILが先だろうと予想はしていた。
予想的中と、ペース配分ができる安堵感。

オープニングアクトは"うらしま"の3人。
The Songbardsの""えのさん、""つばらさん、GOOD BYE APRILのく"らし"なさんの頭文字を取ったユニット名。
去年の神戸VARIT.のGOOD BYE APRIL2マン公演から登場したユニット。
この日弾き語りで披露したのは2曲。
井上陽水の『少年時代』とTHE TIMERSの『デイ・ドリーム・ビリーバー』。
3人の透明感のある声でサラリと歌う『デイ・ドリーム・ビリーバー』は、忌野清志郎よりは高畑充希が映画で歌っていたバージョンに印象が近いかもしれない。

MCでGOOD BYE APRILのらっしーさんが言っていたけれど、The Songbardsのドラムの岩田さんという方が最近弾き語りを始めたんだとか。
3人とも歌えるバンドは珍しいと言っていた。

ギターお二人とドラムという編成バンドなので、GOOD BYE APRILで言えばギターのタカシとドラムのつのけんさんが弾き語りするって事なのか。

「有り得ないな」とすぐにその無駄な想像を打ち消した。
つのけんさんなら有り得るかもしれないけど、今ではないだろうな。
凛として時雨のピエール中野さんみたいに、DJや何かの監修をしているつのけんさんを想像したらしっくりきた。
将来実業家になってそう。


続いてGOOD BYE APRIL。

ベースの延ちゃんがオーバーサイズの赤いポロシャツを
着ていて、それがとても似合っていて可愛かった。
タカシが赤に近い濃いオレンジのポロシャツなので一見するとペアルックに見える。
相変わらず仲良しでいいね。

1.missing summer
2.Highway Coconuts
3.ニュアンスで伝えて
4.nightingale
5.夜明けの列車に飛び乗って
6.人魚の鱗
7.TRANSIT IN SUMMER
8.サイレンスで踊りたい

不思議なセトリだった。
nightingaleと人魚の鱗かぁ、ソングバーズの客層にはこれがベストなんだろうか。
何度かエイプリルとの対バンでソングバーズを見たけれど、昭和歌謡なバンドだった。
20代か30代前半くらいか分からないけど、若いのにここまで令和の風を何も感じさせない昭和からそのままタイムスリップしてきたような曲を書けるんだなぁ。と思ったバンド。

真冬の曲だと思っていた「夜明けの列車に飛び乗って」を今でも聴けるのは嬉しい。
4人のコーラスワークが素敵で、聴くたびに感動しちゃう。

この日大きな発表がありますと事前告知されていた通り、大きな発表がありました。
土岐麻子さんとコラボした楽曲「ふたりのBGM」というタイトルの曲が7月10日にリリースされるとの事。

最近土岐さん色んな方とコラボしているもんね。
4月にリリースした礼賛と出した「美しい顔」は大好きな1曲。

先日はOmoinotakeのラジオにもゲスト出演されていたし、積極的に若い人との関係を深めている印象。
新しい風を取り込んで精力的に活動されているのは、若い音楽家達の刺激にもなって素敵な事だと思う。
楽曲アレンジには韓国のultramodernistaのヒュー・キースさんが参加されるとの事。
ヒューさんはレトロな音色を使って新鮮なアレンジをしてくれる方なので楽しみ。

この日も動画撮影OKだったので撮影したものをSNSにアップ。
前日にSEQUOiAのメンバーがエイプリルの新曲「Highway Coconuts」を知らないという由々しき事態が発覚したのでメンバーにメンションつけてその曲を投稿。
ちゃんと聴いてくれて私のスペルミスを指摘して正しく表記し直してくれてました。
さすがだね、ナオト!
おかげでエイプリル聴かない層にも届いたかなぁ?と少し期待。
ナオトがサポートしているシズゴのファンにも届けばいいなという下心もあったりなかったり。

エイプリルの出番が終わったと同時に私の体力が限界を迎えたようでソングバーズ前に会場を出た。
2マンなので1時間くらい持ち時間あるかなと思ったけれど45分のステージ。
次は7月の名古屋でのワンマン。
そこでたくさん聴けるからお楽しみにとっておこう。

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