LITE × Rega 2024年10月23日(水) 新宿MARS
ライブナタリーの企画の2マンイベント。
以前SEQUOiAのライブを見に行った時、「他にどんなバンド聴くんですか?」と知り合ったお客さんに聞かれて「インストだとQOOPIE、Rega、後ジャズになっちゃうけど4Acesが好きかなぁ」
その人ジャズ系のバンドマンだったみたいで4Acesを知っていたのに驚いた。
じゃあKing Gnu好きでしょ?と見抜かれた事にも更に驚き。
「MELRAWさん知ってるんですね?!」
「知ってるも何も、実は昔一緒に演奏したことあるんですよ、とてもお世話になりました」と。
「今は人気が凄いですよね、また演奏一緒にできるといいんですけど」と、少し寂しげだけど誇らしさもあるような表情。
サックスプレーヤーのMELRAWさんは実力もさながら、あの量のライブとレコーディングとディレクションをこなす気力と体力は凄まじいものがある。
その人が「LITEとか好きな音楽だと思いますよ、是非聴いてみて」とお勧めしてくれて聴き始めたLITE。
早速帰りの電車で聴いた。
カッコイイ!
カッコイイけど絶対これはライブの方が何十倍もカッコイイバンドだと思った。
そして、その機会が訪れた。
Regaとの対バンという最高のイベントで。
チケットはあっという間に完売。
平日の火曜だというのにインストバンドのチケットが売り切れるなんて、その2バンドの存在は大きいんだなぁ。
私は広く浅くで色んなジャンルを聴くからその辺の事情はよくわかっていない。
インストガチ勢の人から見たら私はフワフワしていて、きっと鼻で笑われるだろう。
幸い鼻で笑わず親切に教えてくれる優しい人達との出会いで楽しくライブ通いができて世界がどんどん広がっている。
フロアの前方にいつもQOOPIEのライブで見かける人達が固まっているのが見えた。
あの人達は恐らくインストガチ勢。たまに聞こえてくる会話が知らないバンドと分からなさ過ぎる単語ばかりだった記憶。
お話ししたことはないけど、鼻で笑う派か、親切に教えてくれる派かどっちなんだろう?
私もギリギリ埋もれない、ステージが見える位置に来れた。
開演時間、幕が上がる。
最初はRegaだった。
激しく音が空中でぶつかり合う。
音が殴りあってるみたいだ。
たった3人でこの音を出せるのが信じられない。
圧倒的な音の存在感。
ここまでレジェンドという言葉がピッタリな人達が他にいるだろうか。
何も分からなくてもただ感じればいい。
自分の心が熱くなる音楽、それだけで十分じゃないかと思った。
そしてLITEもそれは全く同じだった。
初めて触れるエモーショナルな音に心がザワついた。
ベースの井澤さんの弾き方が、タンバリン叩く時の裏拳みたいだった。
そのスピードが餅つきみたいで、「な、なんなんだアレはっ!!!」と言葉を失う。
会場は大盛り上がり。ファンにとってはお馴染みの光景なんだろうけど、私はただただ驚くばかり。
LITEは日本より海外でのライブが多いらしい。
すごく納得。私はPolyphiaが好きなんだけど、それに近しいシンパシーを感じた。
どちらのバンドも音がぶつかってぶつかって、もう宇宙が形成されてた。宇宙の成り立ちって音楽なんじゃないかと悟りを開いた気持ちになったライブだった。
そしてステージと観客のあの一体感。
インストの楽しみ方が分かってる人達ばかりで演者さんもやりやすかったろうな。激しくて愛がある空間だった。
私は上辺しか捉えられないから、あんな風に熱く没頭してみたいと羨ましくなった。
Regaの次回ライブはSEQUOiAとNABOWAの3マン。
このライブは絶対絶対何がなんでも行きたいので体調管理気をつけなきゃ。
これ見逃したら私一生泣いて過ごす事になると思う。それくらい楽しみにしてるライブ。
LITEはしばらく海外でライブをした後、12月に下北沢でライブがあるみたいです
好きな音楽が増えていくのは追いきれなくて困っちゃうけど、嬉しくて楽しくて仕方ない!