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DUF DUF 2024年8月7日(水) 下北沢UP

1週間前にようやく見たばかりのフユコさん。
その時に7日に下北でバンドライブがあるとお知らせがあり、予定を見ると運良く空いてた。
その場でフユコさんに「行く!」と伝える。
「そうだチケ代いくらかな?」と聞くと、チケット代フリーで、ドリンク2杯分だけの料金でいいライブ。
気軽に行きやすい。

ライブ当日、開場前に周辺で下北のお店を覗いていると道端でフユコさんに会った。

「あ、フユコさん!この後行くね~」と手を振る。
フユコさんも笑顔で「後で」と振り返してくれる。

今日のフユコさんは、フユコさんにとても似合う青い花柄のワンピース。
下北沢によく馴染んでいた。
今日も可愛い。

開演時間が近づき、お店に向かう道中に突然のゲリラ豪雨にあってしまい、傘も役に立たずビショビショで到着。
お客さん用のEVがなく4階まで階段。
ヘルニア持ちにはキツイなぁと思いながらグルグルと螺旋した階段を登っていくと最上階のUPにようやくたどり着く。

こぢんまりした空間に異様に暗いバーカウンター。
エアコンが全然効かなくてずっと暑かった。
恐らくお客さんもほとんどが演者さんかな?と思われる会話が聞こえる。
ドラムセットも簡易的なトラベル用のやつで、たまに狭い会場で見るうっっすいバスドラ。

ERAの上にこんなお店があったんだなぁ。
と狭い会場内をキョロキョロしながら空いてた椅子に着席するとフユコさんがやってきた。

「私ココで演奏するから、そこからだと見えないかも。
こっち空くからどうぞ」と見える場所に案内してくれた。

席に着いて間もなくフユコさんのバンドDUF DUFの演奏が始まった。
こんなに近いのに遠くで演奏してるよう。
ドラムが全然うるさくない、これは上手い人の特徴だ。
近過ぎて音量で耳がおかしくなる心配がなさそうで一安心。

ベースの人がギターのような奏法で演奏している曲があったり、基本悪口を歌詞にしていると言ってたり面白いバンドだなと感じた。
フユコさんのこの感性が本当に好きだ。

悪口を音楽にするのは私も是非やってみたい。
言いたい事を何でも相手に言っちゃう私に、「言い返さないで我慢しなさい、実績で見返しなさい」とある人からアドバイスをもらった。
それからどんなに腹を立つことを言われても飲み込んできた。
でも見返せる実績なんてすぐ出来るものじゃないし、溜めてるのも身体と心に良くない。
吐き出したい。
それを音楽にすれば何かマイルドになるな、息子がフューチャーベースな曲を作っているので1曲私のために作ってもらって歌詞書こうかな?と本気で思ったり。

1週間前にフユコさんのソロで見た神々しい感じはなくて、親近感を覚えるステージ。
でもそれも多面的な角度から曲を見せてくれるのでいい。
あっという間に終わってしまったと感じた、楽しいライブだった。

そして、バンド名がとうとう不明のままの次のバンドを見た所で、スマホの通知で自宅周辺が豪雨の影響で河川氾濫の警報が出ていることを知る。
電車も遅延しているらしい。
大変だ、飼い犬のボストン・テリアは怖がりで雷が嫌いなんだ。きっと怯えているに違いない、早く帰らなきゃと残り1組を見ずに会場を出た。

大した電車の遅延もなく無事に自宅にたどり着き、飼い犬も落ち着いていて、警報も解除されていて大事にならず良かったと一息つくと、ふいにDUF DUFの次にやっていたバンドが使っていた小道具を思い出した。

映画シン・ゴジラの、トカゲみたいな第1形態に似たやつのフィギュアをボーカルさんが持っていた。
そのお腹を曲のキメで押す度に長く赤いベロが出てきて可愛かった。

あれからそのフィギュアがずっと脳裏から離れてくれない。
検索しても出てこない。
私もアレが欲しいのに探しても探しても見つからない。
そもそもシン・ゴジラじゃないのかも。
いつかあのフィギュアとまた出会えるといいなぁ。

そして、バンド名は連呼してくれよ。
あなた達が何者か結局分からなかったじゃないか。
残り二組しかないから検索すれば分かるんだろうけど、そこまでの労力をかける気にもならない。

売れたいバンドって、ハッキリ滑舌よくバンド名を何度も連呼する事に最近気づいたので、名乗らない、早口で聞き取れないバンドは趣味でやってると認定してる。

趣味でも何でもいいけど、色んな楽器が登場して面白かったし、あのトカゲのフィギュアはどこで手に入れたのか是非教えて欲しい。

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