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GOOD BYE APRIL 2024年7月7日(日) 名古屋大須ell.SIZE 『Major Debut 1st Anniversary名阪One-Man Tour"Milky Highway"』

*たまにはイラストレーターらしく、ヘッダーのイラスト描きました。ベースの延ちゃんです。

7月7日名古屋、翌日8日は大阪という、東京が飛ばされる世にも珍しい名阪ワンマンツアー。
私は7日の名古屋に遠征してきた。

最高気温39度という暴力的に暑い1日ながら、せっかくの二度目の名古屋。
天むすを食べ、名古屋城の本丸へ出陣し、味噌カツを食べ、プラネタリウムで津田健次郎のナレーションで寝かしつけられ、ライブでぶち上がった後はきしめんを食べて帰京と存分に名古屋を満喫。

一度目の名古屋は2年前の6月、SAKAE SP-RING(通称サカスプ)という街中のライブハウスを巡るサーキットフェスに、GOOD BYE APRILとOmoinotakeが出るので、極度の方向音痴に不安を抱えながらライブハウスを回った。

案の定、何度も迷子になった。

サカスプスタッフさんからもらった地図もGoogleマップも、私にはなんの役にも立たない。
その度に優しい名古屋の方が声をかけてくれた。
余程泣きそうな顔をしていたんだろう。
20代と思われるカップルの彼女さん、工事現場で休憩中の男性、お店番をしていた路面店の女性。
立ちすくんで地図とスマホを交互に睨めっこしている私に声をかけてくれた。
一日であんなに人に助けてもらったのは初めての経験。
名古屋の方の優しさに甘えながらサカスプを堪能できたビター&スイーツな思い出。

GOOD BYE APRILのキーボードサポートの清野雄翔さんからおすすめの名古屋飯をいくつか教えてもらっていたのに、結局迷子になっている時間が長すぎて千寿の天むすしか買えなかった。
今回、味仙と矢場とんにリベンジしようと意気込み、結果、矢場とんには行けたけど味仙のあまりの行列にリベンジならず。
次回の名古屋があるなら是非味仙に行きたい。

今回の遠征は7月初旬だというのに、全国的な猛暑日に見舞われ水分補給も追いつかず熱中症になりかけた。
この気温の暑さと、ライブの熱さ、一生忘れないと思う。

名古屋ワンマンライブと言ってもやはり東京がない事で遠征してる方達が多く、前列の人はほぼ東京のライブで見かける人たち。

名古屋の人が前で見ればいいかなと最前空けても誰も来なかった。
来ても前すぎて無理だと去っていくので、なら遠慮なく最前入りますよと入らせてもらった。
名古屋人案外シャイなのかな?

7月7日名古屋セトリ

16曲の演奏と楽しいMC満載で十分なはずだけど、相対性理論がちゃんと機能してた。
楽しい時間は本当に一瞬で、SNSに投稿したこの日の感想。

" ずっと呪文みたいに「あーーーもう好き、大好き、最高、好き、ホント好き、大好きすぎる」って心の中で呟いてたらライブ終わってました "

嘘のないストレートでアホ過ぎる文章に我ながら笑う。
でもSNSにはわざとこういう文章をあげている。
本当の自分なんて晒していたらSNSにポエムあげ出すかもしれないので(笑)テンション高いキャラに設定している。
たまにやり過ぎたなという時もある。
職場の同僚達が見たら寡黙に仕事する私とキャラが違いすぎて驚愕の声をあげるに違いない。

この日も撮影OKだったので全編撮影と酔狂なことをしてきた。
動画がブレるのは全く気にしないんで撮影しながら楽しく踊ってジャンプ。
何撮ってるの?というシーン満載ですけどYouTubeにあげてますので、暇だったらどうぞ見てください。
画面酔い必須ですのでご注意を。

先に書きましたけど、前列はほぼいつもと変わらないお客さんなのでエイプリルの皆も緊張した様子もなく終始楽しそう。
もうユルユル和やかライブ。
きっと関係者のお偉い人達は見に来てなかったんでしょう。

ギターソロがないのに「ギター!」と言っちゃうボーカルのらっしーさん。
『SAFARI』のイントロで、え?それってなんていう奏法なんですかっていう凄いテクニックを見せつけた後で凡ミスしちゃうギターのタカシ。
配線につまづいちゃう延ちゃん。

ドラムのつのけんさんはいつも通りに完璧。
『Highway Coconuts』ではお客さんにワイパー(手を上げて左右に振るやつ)煽って、今まで見たことない景色を作り上げるといういい仕事っぷり。
5月のultramodernistaとの日韓夜会のパーティーで、延ちゃんがワイパーして歌ってたので、こんな風に盛り上がって欲しいのかな?とは感じてた。

結成当初はロックバンドだったらしいGOOD BYE APRIL。
「手ぇ上げろー」とか「踊れー」とか言えない陰キャで、皆がワイパーする光景は14年目で初めてとの事。
声がけで煽らなくても、振りをやれば勝手に客席は真似してやるけど、それすらも今までしなかったらしい。
らっしーさんいつも「自由に」って言ってるから強制するのが嫌だったのかもしれない。
4人で楽しく演奏して完結させちゃってるなという場面が多いので、お客さんが入る隙がないというのもある。

 吉田卓史(Gt.)
 我ながらめっちゃカッコ良く撮れた。アクリルパネルにしたいくらいの写真いっぱい撮れて大満足。

今はニューミュージックやシティポップにジャンル分けをされているGOOD BYE APRIL。
でも私が一番好きな曲は、そのロックバンド時代と言われる『サンデイ』という楽曲。
2年間目覚ましアラームに設定しているほど好きだ。   
たぶん、この人達の真髄はここから変わってない。
ニューミュージックだろうとシティポップだろうと根っこはずっとここにあるんだと思う。 

初めて見たGOOD BYE APRILのライブは2021年11月のWWWのワンマンライブ。

GOOD BYE APRILは楽曲の好みやジャンルで語るバンドではなかった。
音楽そのものを奏でている。
売れるための音楽じゃなく、自分達が心から楽しいと思えて、誰かのお守りになってあげられる曲。
会場を包む空気があまりにも優しくて大号泣してしまった。
「音楽に温度ってあるんだなぁ」
今でもあの時の感情が簡単に思い出せる。
(今この感想をそのWWWのフロアで書き上げているので尚更感情が込み上げてくる)
こんなに優しい音楽は初めてだった。

あれからバンド12年目にしてメジャーデビューを果たし、外からは順調に見える活動もできている。

ニューミュージック、シティポップというジャンルではなく、GOOD BYE APRILというジャンルを突き詰めて欲しい。
80'sサウンドと紹介されてるけど、唯一無二の、誰にも似ていない音楽だと私は思ってる。

倉品翔(Vo./Gt./Key.) / つのけん(Drs.)
つのけんさんは配置的に露光量が足りなくてスマホではいい写真が撮れない、ツラい。

そういえば、この日『missing summer』のアウトロで前に出てきた延ちゃんにスマホのカメラを向けると、私に語りかけてきた。
「撮ってる?」と聞かれた気がして「うん」と頷いたけど映像を見ると「楽しいな」に聞こえる。
全然違う。
どっちなんだろ?どっちも違うかもしれない。
延ちゃんが覚えてたら聞いてみよう。

ライブ中カメラに向かってファンサービスしてくれたのは初めてだったので、嬉しくてまたアホみたいなポストをして、それに延ちゃんが引リツしてくれた。

わざとしていた言葉遣いが板について、こっちがすでに素の私かも。

文面から私の喜び具合がじゅうぶん伝わってくると思う。
物販でお話しするのとは違ってライブ中のファンサって意味合いが全然違う。

今、私達ひとつの空間を共有できてる!

お客さんという余白を入れて一緒にライブを作っていく、それを感じられるので本当に嬉しかった。

この日は絶好調に見えたボーカルのらっしーさんだけど、翌日の大阪公演で喉の調子が悪く、最後まで歌いきれなかったんだそう。
大阪公演当日の夜にリベンジ公演のお知らせが公式から届き何事かと慌てた。

いつでも穏やかで、「僕、メンタル強くて誰に何言われても案外平気なんですよ」と以前話していたらっしーさん。
それでもここ最近の忙しさたるや半端じゃない。
弾き語りのライブが毎週のようにあり、制作、プロモーション活動、レギュラーのラジオ。
あまりの忙しさとプレッシャー、睡眠不足に普段なら流せる事も流せなくなる。

病気ではなかったとの事で、歌えなくてもトークは可能と翌日からのラジオのプロモーションフル稼働。
声がいつもより低音でハスキー。
責任感とファンを心配させないために他のメンバーに代わらず出演しているのかな。
こういう時にかける言葉って難しいので、何も言わず黙って見守っています。


名古屋まで来て良かった!と思える大満足なライブをしてくれてありがとう。

いつも私の人生に寄り添ってくれる音楽をありがとう。

 延本文音(Ba.)
 笑顔が可愛いからサングラス取る曲あってもいいのにな。

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