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SEQUOiA × 吉祥寺ワープpre. “Sprint Momentum 619” 2024年6月19日(水) W)Burgundy/DALLJUB STEP CLUB

あ、やっちゃったかもしれない。

チケット受付前、念のために確認したメールの中にチケット予約完了のメールが見当たらなかった。

SEQUOiAのメンバーに以前取り置きをお願いして3回連続私の名前がなかった。
それ以来直接ライブハウスに連絡して取り置きをお願いしている。

タカシは俺に直接言えと言ってくれるけど、わかる人いますか?
大好きな人にDMして取り置きをお願いできないこの重たい感情。

DMする勇気もないし、当日病気とかになってキャンセル連絡するのも嫌だし、何よりタカシに忘れられたら一生立ち直れない自信ある。
多分死ぬまで悲しい思いすると思う。

普通、他のメンバーにも3回連続忘れられたらショックでもう来なくなるよね。
でも幸い私自身も相当なウッカリなのでそんな事もあるだろうと気にしてなかった。
けど、毎回名前がないのは500円高い当日料金になってしまうので正直困る。(ライブハウスの好意で前売り料金で入れてもらってるけど)

そんなこんなでライブハウスにお願いしてるけど、今回は私がウッカリしてた。

しょうがない、当日料金で入るか。

万が一予約していたという奇跡もあるかもしれないので名前を告げる。
やはり名前が見つからないようだ。
受付のお姉さんが「もう一度お名前いいですか?」と聞いてくれるけど、あるわけないよなー、と思いながらもう一度苗字を伝えると、お姉さんが私のフルネームを言ってきた。
私が毎回バンドじゃなくてライブハウス予約してたからどうやら覚えてくれてたみたい。

それをわざわざ言わないでサラッと「はい、受付できてます」って言いながら名簿に名前書き足してくれてたの見てちょっと感動。

私のミスなのに、それに触れず取置き料金で入れてくれるの何ていう心遣い。

吉祥寺WARP最高じゃないか。
峯岸さんありがとう(私もスタッフさんの名前と顔覚えてます)

受付を済ますと純平さんとナオトとタカシがいた。
今日も笑顔で手を振ってくれて迎えてくれる。

ナオトが私の格好を見て「夏っぽいね」と言う。
下北の古着屋で買った涼し気なクリーム色の柄シャツにゆったりカーキ色のパンツに高めのポニーテール。

「良く言ってくれた。今日のテーマは"Highway Coconuts"だ!」
 
そう宣言した私に対して、詳細に覚えてないけど、純平さんがゲームの技の名前にありそう?とかナオトもなんか違う方向からのコメントを言ってきて「あれ?Highway Coconuts知らない??」って焦ってタカシを見る。

タカシが「GOOD BYE APRILの曲や!」とツッこむ。

「ナオト、今のは問題発言やで。」と私が言うと
「俺には問題しかない」と開き直るナオト。

そうね、メンバーの他バンドでやってる新曲のタイトルを知らないのだから、私のチケットの取り置きを毎回忘れるなんてホントに当たり前の事だわ。

ナオトが問題しかない人で良かった(?)
おかげでいちいち傷つかないですむ。

3人で話していると、今日は出演していないけど遊びに来た神々のゴライコーズの人(多分ドラムの人)が現れた。
ゴライコーズ、特に坊主の人(多分ベースの人)がいつもSEQUOiAのステージに身を乗り出してずっっっと見るから見づらいんだよな。
最前の前を行くのは本当に迷惑。
自分もバンドマンならファンの人に気遣う事をいい加減学んでほしい。
絶対その人も今日来るよね??という不安。

その後、出演者のBurgandyのベースの人が頭にバンダナを巻いて千鳥足で現れる。
「酔拳??」と思ったら同時にタカシが「酔拳使ってはります?」と言っていた。
誰がどう見ても相当酔っていた。
なんでライブ前からこんな出来上がってんの??
今日のライブは何か荒れそうだ。
と思っていたけど、Burgandyのライブは普通に良かった。
ライブはちゃんとする人だったんだ。

Burgandyはこの日と後今月の1回でライブはしばらくお休みして制作期間に入るとのこと。
「良いお年を」とMCで言っていた。

ナオトが何やそれ?と言っていたけど、あなた達も去年7月頭のライブが年内最後でしたやん。
どれだけ寂しかったことか…。

続いての出番は楽しみにしていたDALLJUB STEP CLUB。
心言さんがいた頃に見たかったなという気持ちもありつつ、でも今の3人でも相当カッコよかった。
初期の楽曲をブラッシュアップさせてライブで演奏しているみたいな事を言っていた。

最前で、今日はドラマーではなくマニピュレーターとしての星さんの前でその音楽を堪能。
ナオトがDALLJUB STEP CLUBの音楽を「極悪サウンド」と称していたけれど、なるほど。
マジでそんな感じ。

カッコよすぎ。

終演後にバーエリアで友人と、「カッコよかったです、大好きです」なんて星さんに絶対言えないよねと、私達の後ろで飲んでいる星さんを見つめながら話してた。

お客さんも帰った出演者と関係者だけの空間だったし、2mと離れていない近い距離なのでもしかしたら聞こえていたかもしれない。
ライブ最高だった、かっこ良かったって正直な気持ちだけど、DALLJUBへのその言葉はなんだか口に出した瞬間嘘くさく聞こえてしまうよねと言う友人。
私と全く同じ感覚。
だから私はこの友人が好き。

WAZNIAKのライブでも最前で見てるし、星さんもなんか見た事あるなー、ファンの人かな?くらいに捉えてくれていたらそれでいい。

後、全然私関係者じゃないけど、知り合ったばかりの関係者かどうか微妙な人に「いて大丈夫ですよ」という言葉に甘えて居座って飲んでてゴメンなさい(笑)


最後はSEQUOiA。

先日ここWARPで、regaとYONA YONA WEEKENDERSを楽器に手が当たっちゃうゼロ距離で見てしまったので、めっちゃステージに寄って見ました。
いつも真ん中あたりで最前より2歩くらいひいた所にいるけど、今日はタカシのホントの目の前。

転換中に友人が私のところにやって来て
「いつもこんな所で見てるんですね。かっこよ過ぎて情報処理が追いつかない、こんな所私無理です」と言って後ろに下がって行った。
この人タカシの学生時代からの友達だからその気恥ずかしさもあるんだろうな。

そういう事情なら仕方ない、私でも友達のライブ最前で見ろと言われたら「いやいやいや」となる。
でもただの1ファンに過ぎない立場ならライブという非日常を冷静に見てなにが楽しいんだろうか?と思う。

私他のバンドでも最前で見すぎてその辺の感覚が鈍ってるのか、恥ずかしいとかあんまり思わない。

以前、「あんなにガン見されるとは。でもお陰でめっちゃ気合い入ったステージになりました」と初めて見た明くる夜の羊のナツキさんから言われたことがある。

変な圧をかけてしまったようで申し訳ないけど、ナツキさんがかっこよ過ぎて見過ぎてしまってた自覚はあります。

YONA YONA WEEKENDERSなんてお客さんの近くに行きた過ぎてフロアまで降りてきちゃうもん。
レトロリロンも涼音くんやぬまくんが客席側に来ちゃう事もあったし、最前とかそういう問題じゃなくてどれだけお客さんと演者さんが心を通わせられるかなんだと思う。
だから友達だとその空間に自分が入るのは違うなーと思っちゃうって事なんだろうな。

この日はSEQUOiAのバンド仲間達が多かったようで、身内ノリ激しいライブだった。

今では慣れてなんの緊張もなくメンバーの皆と話せている私だけれど、WARPのライブフロアに向かう階段の壁に描いてある悪魔みたいな絵が、地獄への入口かと当初本気で思ってた。
それくらい馴染みのない場所って怖いもの。

SEQUOiAのライブに行きたいのになかなか来れなかったのは、こういう所って身内ノリ凄そうという理由で躊躇してたから。
その妄想を体現したかのようなこの日のライブ。

そのおかげでSEQUOiAのライブもMCも過去にはない程の盛り上がり。
タカシが今までにない程のアグレッシブな動きで演奏してたのも、ゴライコーズの人にファンサするために前に出てきて演奏してたのも、あやかれるカタチで楽しませてもらえました。
(この前のめりでいつも観てるゴライコーズの人、友達超えてただのファンやんと思いました)

普段からファンが盛り上げられたらいいんだけど、これは完全に男同士の世界と身内ノリで無理だなぁ。

終演後ナオトに「セトリちょうだい」といつも通りもらいに行く。
そこでタカシに「超カッコよかったー!」と伝える。
DALLJABの星さんに伝えるには嘘くさく感じて言えないその言葉も、タカシなら素直にそのなんの捻りもない言葉を伝えられる。
それでもこの一言も本気でそう思っているので結構勇気がいるし恥ずかしい。

いつもと違うタカシの演奏が見れて良かった。
身内ノリ激しいライブも、時としてはいいものなのかもしれない。

みんなが「今日はホントに楽しかったね」と笑顔でビールを飲む。
私の心の弟の克也くんがいつになく楽しそうな様子に、私も嬉しくて笑顔になる。

最後WARPを出る時私達に気づいた良明さんが「またね」とお見送りしてくれた。

その後も、何だかんだと友人達と話が盛り上がり、結局この日も終電。
連日の終電はさすがにきついな、明日は有休とってないよ。

SEQUOiAのライブでしか会えない特別な関係の友人が私は大好きだ。
元はタカシの友達という事もあって若干遠慮している部分もあり、次いつ会えるか分からないこの人と別れるのが寂しくていつも遅くなってしまう。

でもSEQUOiAのおかげでまた楽しい一日が作れた。
次回のSEQUOiAとWARP共同企画は8月1日。

次も楽しいイベントになるといいね。

セトリにないアンコールは『i could be your friend』でした

この日の動画、MAYが撮れてないけど動画あげてます。



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