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エッセイ

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不定期に書いたエッセイのようなもの、をまとめました。
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#エッセイ

秋の匂いがした🍂

空を見上げると、 どことなく、秋の空っぽい感じがした。 「なんか、秋っぽい空だね」 そう、夫に昼間伝えたら、あまりピンと来なかった表情をしていた。 しかし、夜になって窓を夫が閉めた際に、ひやっと肌寒かったらしく、昼間に私が言っていたことを思い出して、 「ほんと秋だね。風が冷たい」 と、私に教えてくれた。 今年は去年と比べたら猛暑日は少なかった気がする。このまま秋に向かいそうな気がしてならない。 コオロギの鳴き声が一晩中聴こえていて、日に日にそのボリュームが増して

潮風と珈琲とライジング・サン。

今日は夫とデートの日。 私たち夫婦の、こだわりというか、最近の傾向として、「非日常感」「フレッシュ感」を意識している部分がある。 この日は、午前中に夫が仕事があったため、午後から行動することになるのだけれど、家から一緒に出発するのではなく、待ち合わせをして合流して目的地へ向かう、というスタイルにした。 お出かけ用のワンピースを着て、私は待ち合わせの駅で待つ。この服はたまにしか着たことがないから、どんな反応するかな?なんて考えたり。ちょっとソワソワ。 夫は仕事が終わって

とことんだらけたDAY

昨日お出かけしたので今日はのんびりする日にした。70歳過ぎの両親を連れての連日ロングドライブ旅は、少々酷だなと思ったからだ。 それでも活動的な夫は、「何処かソフトクリーム食べに行かない?」と、子供たちに声をかけていた。そう。昨日のカフェで夫はソフトクリームは食べていなかったのだ。 夫の期待とは裏腹に、子どもたちからの返事は"NO"だった。「だって、昨日食べたもん。冷凍庫にあるやつでいいよ。」残念がる夫。我が家のお財布事情を知っているのか、節約家なのかはわからないが、偉いぞ

ぐるっとドライブ旅

2024.08.15 天気が良くなり、せっかくなので何処か遠くに出かけてみない?という夫の提案により、綺麗な景色を鑑賞しながらドライブすることになった。行き先は事前には決めておらず、行き当たりばったり旅。 とにかく暑かった。 少し涼めそうな場所に辿り着く。 豪快な滝。その名前の通り、3段になって流れていた。水飛沫が凄かった。空気がひんやりとして涼しかった。 日差しは強く、木陰があったのが有難かった。ちょうど日傘を持ってきていたので日傘をさした。北海道でももう日傘無

雨降るこんな日は、夫と料理。

2024.8.14 この日も引き続き雨が降っていて、どこかに出かけるのを辞めてしまった。昨日の買い物で既に買っておいた食材で夫と今日も台所に立って料理をする。 夫が得意料理のナポリタンを作った。 私が作るよりも夫が作ったほうが悔しいけれどかなり美味しくできるので、私はあくまでも助手である。 私の担当は、玉ねぎやベーコンなど食材のカットと後片付けとキッチンの掃除。味付けや炒める等は夫が担当。 昨日と同様、スムーズに完成。うん、やはり美味しかった。子供達は夫の作る料理

買い物に行って、一緒にカレーを作って。

夜中、激しい雨音と風で何度か目が覚めた。テントを張らなくてよかったと改めて感じた。 今日はずっと雨だった。こんな時は、それぞれ好きなことをしながら、家でゆっくり過ごす。食材が減りつつあったので、夫と一緒に買い物に行った。 「ナポリタンを作ろうと思って」と、夫が言う。 夫は、20代の頃、居酒屋でアルバイトをしていて、まかない料理など色々作ったそうだ。その経験から、結婚してからも得意料理は夫が率先して料理をしてくれることが多かった。夫の得意料理は、私が作るよりも断然美味しい

嵐が来る前に、家の庭でデイキャンプ

ここ数日、ずっと天気予報を見ていた。夜に雨風が強くなる予報。せっかくの長い休み。父と母が来ている間に、一度くらいはBBQをやりたい。 今日は家の庭で焼肉をすることに。北海道ではよく見かける光景だ。隣家や道路からはけっこう離れており、周りは木々に囲まれた我が家。まるでキャンプ場にいるかのような錯覚に陥る。 テントやタープを張ることも可能だったが、天候が悪化したらすぐに撤収できるように、それらは張らずにテーブルやイスなど必要最小限のキャンプ道具を使用するに留めた。 もうすで

海と山で過ごす休日

久しぶりに家族全員と両親とが 集まっての、お盆休み。 今日も朝から皮膚がジリジリする日差しが 降り注ぐ。 お盆休みといえば、 私の両親(特に父)がキャンプ好きで、 幼い頃から毎年連泊でキャンプに行っていた。 私のキャンプ好きは、 両親による影響をもろに受けている。 夫もキャンプが好きで、 結婚してからも、子供が生まれてからも、 キャンプは毎年行っていて、 今年も本当はキャンプに行きたかった。 しかし、台風が近づいているのと、 いくらキャンプが好きだったとはいえ、 70

読書好き長男と過ごす、土曜の午前☕️

朝から太陽の照り返しが強く窓を開けても、 熱風しか入ってこない。こんな日は、涼しい場所で過ごすのが吉だ。 休みの日はいつも昼くらいまで寝ている長男だったが、わたしの今日の予定を教えると一緒に行きたいということだったので、自転車に乗って2人でお出かけすることにした。 先を走る長男に遅れないように自転車を漕いだ。長男は、時々振り返って私の様子を気にしてくれた。 ずっと前から気になっていた、古くからある喫茶店に到着し、中に入ってカウンターに座った。 喫茶店の中は、ピアノのB

久しぶりに繋いだ手から溢れる愛

蒸し暑い夏の夜。 昨日は、夫と久しぶりにデートをした。 歩いて地下鉄に乗って、 街の中心部へ。 車が通り過ぎる時に 夫が「危ないよ」と言いながら 歩いている場所を代わってくれた。 そのとき、手と手が触れた。 横を見たら夫も私を見て。 2人とも微笑んだ。 そして、手を繋いだ。 恋人つなぎ。 ちょっと恥ずかしかったけど。 嬉しかった。 「今日はどこで食べようか😊」 「そうだ。ビアガーデンは?!」 「おぉ!いいね!」 ちょっと遠いけど、 ビアガーデンに行ってみることに

書きたいことは山ほどあるはずなのに。

最近また少し日記が書けなくなりつつあった。 空白の日がポツポツと。 思い出そうとしても、部分的なことしか書けないし、そうなると、書いても3行くらいで終わってしまう。 ほんとは、 書きたいことが山ほどあった日だったかもしれないのに。 そんな時、エッセイを読む。 書きたい気持ちがむくむくと湧き上がってくるし、もっと丁寧に、一瞬一瞬感じたことを、 新鮮なうちに書いておこうって、思えるようになる。 わたしが1番に書きたいことは、 家族との毎日だ。 なぜそれを書きたいのかも

ずっと、ずっと、あなたのそばに。

20代前半の私は、色々大変だった。 当時付き合っていた彼氏を追いかけて、仕事を辞めて本州に行ったけど上手くいかず。 知り合いも全然いない見知らぬ土地。 空気が霞んで光化学スモッグ注意報という聞きなれないアナウンスが流れるたびに、綺麗で澄んだ北海道の広い空が恋しくなった。 北海道に帰りたい。 でも、戻るお金がない。 がむしゃらに働いた。 そんな時。友達が会わせたい人がいると言って紹介してくれた人がいた。 写真を見せてもらった時、なんとなく気になって、メールを交換す

エッセイを書くことで見つける点と点の繋がり

わたしは、noteよりもより心の内面を気軽に書けるthreadsという、インスタ系列のSNSも利用しています。そこで、ふと思い浮かんだことをメモがわりに、noteに書くまでもないことをつらつらと書いていて。 noteは色々な人が行き交うような都心のスクランブル交差点だけど、threadsは、田舎の図書館の読書スペース、みたいな。 私が読書のことなどに特化して書いているせいなのかもだけど。人によっては印象がかなり変わるSNSらしい。 そんなthreadsに以下のことを投稿

夏の夜

27時間テレビをずっと見てみたい、 と言いながら、 自分たちの枕や毛布をリビングに持ってきて、 いつでも寝れる環境を作っていた子どもたち。 「早く寝なさいよ」と言って 私は2階へ上がった。 そんな様子を見て、 そういえばわたしも子供の頃、 そんなことをしていたなぁとふと思い出した。 特に、 キャンプに出発する前の夜のこと。 遠くにキャンプに行く我が家は、 たいてい、夜中の2時とかに出発するのが常だった。 リビングには、 車に積む前のキャンプ道具やら、 寝袋やら様々な