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エッセイを書くことで見つける点と点の繋がり


わたしは、noteよりもより心の内面を気軽に書けるthreadsという、インスタ系列のSNSも利用しています。そこで、ふと思い浮かんだことをメモがわりに、noteに書くまでもないことをつらつらと書いていて。

noteは色々な人が行き交うような都心のスクランブル交差点だけど、threadsは、田舎の図書館の読書スペース、みたいな。

私が読書のことなどに特化して書いているせいなのかもだけど。人によっては印象がかなり変わるSNSらしい。

そんなthreadsに以下のことを投稿した。

エッセイや読書ログをnoteという場所の片隅で毎日書き続けて50日が過ぎたけど、わたしは一体どこに向かって、何を目指しているのか、時々わからなくなる時がある。

本当にこれで良いのか?と。今やっていることが果たして何につながるのだろうか?と。結果を求めているわけじゃない。ただただ安心感がほしいだけだったりする。

ただ1つはっきり言えるのは、わたしは文章を書くのが好きということだ。たぶん、本を読むよりも。

tsumugu daysのThreadsより


すると、素敵なコメントをいただきました。

「多分、スティーブジョブスさんの言葉だったと思います。その時その時でやっている点、次に何かをやった点、やがてそれらは繋がって、意味をもたせる。例えば、学校の勉強も中学の方程式が何になるかわからない、高校の微分積分は中学の方程式を知らないと理解出来ない、微分積分なんて何の役にたつのかわからない、大学で機械工学を学ぶと微分積分は工学にとって必須だとわかる。全てのスキルは今やっていることの意味が解らなくても、点と点はいつか繋がってひとつの意味を持つ。繋がったものがtsumugu さんの現在の夢とは違ったとしても。」

頂いたコメント💬


スティーブ・ジョブス!!

正直なところ、しっかりと、ジョブス氏のスピーチは覚えていなくて。頂いたコメントを読んで、改めて探して読んでみた。


「繰り返しですが、将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。運命、カルマ…、何にせよ我々は何かを信じないとやっていけないのです。私はこのやり方で後悔したことはありません。むしろ、今になって大きな差をもたらしてくれたと思います。」

「ハングリーであれ。愚か者であれ」 ジョブズ氏スピーチ全訳 米スタンフォード大卒業式(2005年6月)にて - 日本経済新聞



「スタンフォード大学の卒業式でのスピーチ」(2005年)のなかで、ジョブス氏は「点と点をつなぐ」という比喩を使い、過去の経験や出来事が後になって意味を持つことを語っていた。

そっか。あとから振り返ってみたときにわかるものだよね。



さらに、そういえば、と、松浦弥太郎さんの言葉も似たような考え方を『考え方のコツ』の著書の中で語られていた気がする、と思いながら読んでみた。

松浦弥太郎さんの著書『考え方のコツ』


自分が「こうなりたい」と想像して「こうなろう」と決意してやったことではありません。あらためて振り返ってみれば、全ては予測がつかない化学反応でした。(中略) 今、目の前にあることをしっかりと務めて、流れに身をまかせたほうがうまくいくと僕は思っています。

松浦弥太郎『考え方のコツ』P.92より


エッセイを書き続けることは、私にとって「点」を作り続ける行為なのかもしれない。

それがどのように繋がり、どんな意味を持つかは今はわからないけれど、いつかそれらが繋がって何らかの意味を持つと信じて、書くことが好きだという気持ちに正直に、これからも続けていきたいと思った。

コメントをくださった方の言葉がきっかけで、ジョブス氏の言葉と、そして、松浦弥太郎さんの言葉が繋がって、もやもやを吹き消してくれた。



これからも、書くことを通じて自分自身を見つめ直しながら、成長していきたいと思う。皆さんのコメントや励ましが、私の大きな力となっています。本当にありがとうございます。




霞月つむぐ ¦読書好きなエッセイスト

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