読書好き長男と過ごす、土曜の午前☕️
朝から太陽の照り返しが強く窓を開けても、
熱風しか入ってこない。こんな日は、涼しい場所で過ごすのが吉だ。
休みの日はいつも昼くらいまで寝ている長男だったが、わたしの今日の予定を教えると一緒に行きたいということだったので、自転車に乗って2人でお出かけすることにした。
先を走る長男に遅れないように自転車を漕いだ。長男は、時々振り返って私の様子を気にしてくれた。
ずっと前から気になっていた、古くからある喫茶店に到着し、中に入ってカウンターに座った。
喫茶店の中は、ピアノのBGMが流れており、暖かなランプの灯りの中で、店員さんが珈琲を丁寧に淹れていた。常連と思われるお客さんがそれぞれのテーブルやカウンターで新聞や雑誌をゆっくり眺めながら過ごしていた。
「こういうところに来たのは初めてだけど、めっちゃ雰囲気あっていいね」と、人生初めての喫茶店に感激していた。わたしは、本日の朝ブレンドコーヒーを注文。長男はカフェ・オ・レを注文。
今まで珈琲は苦いと思ってそれ系のものは敬遠していた長男だが、このカフェ・オ・レがとても美味しかったらしく、珈琲に興味が沸いたようだ。
私は持参してきた本を取り出し、珈琲を飲みながら読書をし始めた。すると、横でその様子を見ていた長男が、とても感心していた。
「こんな良い時間の使い方があったんだね。本持ってくればよかったー。」
私たちは喫茶店を出た後、本屋さんに立ち寄った。2人で並んで良い本がないか探した。「この本いいよ。」と長男はおススメを色々教えてくれた。
長男は、私と同じく読書好きで、自室には様々な本が本棚に並んでいる。最近は小説の文庫本をよく読んでいるという。バイト代の多くを本を買うことに使っているようだった。
「こうして誰かと色々話しながら本を探すのって楽しいね!」と、長男が嬉しそうに話していた。まさか、長男がかなりの読書好きになっているとは思わなかったし、こんなふうに並んで本を探す日が来るとも思わなかったから、すごく驚いた。
本屋さんの後、図書館にも立ち寄った。涼しく快適で、小説本もかなり揃っていて、休日過ごすにはうってつけだった。しばらく図書館に行っていなかった長男も、その快適さに驚き、「今度行ってみたい」と言っていた。
お昼近くになったため、長男の暮らす家に帰ることに。
午前中は、喫茶店→書店→図書館に行くという、濃密な時間の使い方をしたのだけど、かなり良い時間の使い方だったらしく、長男は感化されたようだった。
休みの日の午前中寝ていることが多い長男の、生活を整えるきっかけの1つになればいいな。
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◾︎わたしのこと
霞月つむぐ ¦読書好きなエッセイスト
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