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エッセイ

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不定期に書いたエッセイのようなもの、をまとめました。
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2024年6月の記事一覧

花柄の日傘を手に。

今日も暑くて溶けてしまいそうな北海道。出かける前に晴雨兼用日傘を買いました。少しだけ気分が上がるように花柄を選んでみた。 日傘を使っている人の勝手な私のイメージは、「上品で華やか」。 そのイメージとは真逆に位置するようなわたしなので、日傘を使うなんて考えもしなかったし、「夏はむしろ日焼けしたい」みたいな、ちょっと夏は寒すぎる方面の北海道で育った人特有の思考なのか、日傘を使わずに生きてきた。 そんな私がいよいよ日傘を買うに至ったのは、昨今の猛暑の影響が1番の理由。 最近

久々のRainny day

今日は久しぶりの雨の日。 と言っても、かなりのどしゃぶりだった。 特別、予定がなかったから、 天気予報も気にせずにいた。 案の定、窓を開けっぱなしで。 しかもすっかり窓を開けていたのも 忘れていて… その後、どうなったかはお察しのとおり。 だけど、 雨の日は、わたしは嫌いじゃない。 ついつい窓の外を眺めてしまう。 そしてなぜだか本が読みたくなる。 今日はどしゃぶりの雨が 心地よいリズムを刻んでくれて、 読書が捗り、一気に一冊読み切った。 読むのに夢中になりすぎて

私は美容師になりたかった

今日は久しぶりに娘の髪の毛をカットした。 肩から10センチ下くらいまで長く伸びた娘の髪の毛は、私に似て少し多い。重たくなった髪の毛をすきバサミですいていく。 「そういえば、ママは美容師さんになりたかった時期があったんだよ」 「え?!そうなの?!」 髪を切りながら、美容師になりたかった時期があったことを思い出し娘に話した。夢は実現しなかったけど。 なぜ、美容師を目指さなかったのか、娘は深く質問してこなかった。 それから娘の髪の毛を切り終わった後、久しぶりに髪の毛も洗

雨の日の楽しみ方

雨の日が多くなってくる6月。"梅雨がない"と言われていた北海道だけど、近年は、本州ほどではないけどなんだかすっきりしない天気が続く気候に変化してきている。そしてそれは『蝦夷梅雨』と呼ばれるようになってきた。 私は今まで毎年のようにキャンプに出かけることが多かったのだけど、この日しか休みがないために少しの雨であれば予定をずらさずに決行することがあったし、たとえば連泊の真ん中の日だけ雨で最終日は晴れる、とかの場合は、雨でも気にせずキャンプに行っていた。 いつだったか、ものすご

残り10%を切らない生き方 #なりたい自分

なりたい自分を想像したら、色々な理想像が頭の中をぐるぐると駆け巡った。 今の私は、寂しくなって落ち込みやすく、120%フル充電したはずなのに、あっという間に10%を切ってしまう。 なぜか、そこまで考えなくても良いことまでを考えてしまったり。30年後の未来のこととか。特にお風呂で髪を洗っている時に。想像をしては不安が増す。 対して夫は、昔と変わらぬポジティブ思考。かつての私もそうだったはずなのに、いつからかポジティブ思考になることが減ってしまった。夫に言うとポジティブな返

2人でコーヒー飲みながら思うこと

今日の北海道は一気に夏らしいお天気になった。なんだか海沿いをドライブしたい気分になり、これまで行ったことのなかった方面へ足を伸ばした。 なんとなく聞いたことはあったけど、うろ覚えだったお店。スマホで調べながら辿り着いた。 すぐ目の前に海が広がるすごいロケーションだった。お店の中に入るとコーヒーの良い香りが漂う。 今日は少し暑かったから、アイスコーヒー(アメリカーノ)にしてみた。 初めてのお店だったけど、とても良かった。家族連れの方々が楽しそうに砂浜で遊んでいる姿が遠く

諦めなかったその先に待っていたもの

5月の終わりに植えたかった苗を畑に植えたら、それだけで満足してしまった。準備万端だったもうひとつの畑の一角には、何も植えられないまま日が過ぎていく。 なにか植えたいけどなぁ・・その時、ふと、以前育てたローズマリーのことを思い出した。 今年はもう野菜を植えるには遅すぎる。お店にもきっともう売っていないだろうと思いながらも、なんとなくお店に足を運んでみた。 店内には野菜の苗が並んでいたけれど、どれも元気がない。ローズマリーもあったけれど、少し萎れている感じがした。結局、何も