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私は美容師になりたかった

今日は久しぶりに娘の髪の毛をカットした。

肩から10センチ下くらいまで長く伸びた娘の髪の毛は、私に似て少し多い。重たくなった髪の毛をすきバサミですいていく。

「そういえば、ママは美容師さんになりたかった時期があったんだよ」

「え?!そうなの?!」

髪を切りながら、美容師になりたかった時期があったことを思い出し娘に話した。夢は実現しなかったけど。

なぜ、美容師を目指さなかったのか、娘は深く質問してこなかった。

それから娘の髪の毛を切り終わった後、久しぶりに髪の毛も洗ってあげて、ドライヤーで髪を乾かしてあげた。

かなり軽くなってサラサラに仕上がった髪の毛を鏡越しに眺める娘はとても嬉しそうで、

「すごくいい😊」

と、喜んでくれた。

私も、切るのが楽しかったし、いつもはすぐ自分の部屋に行ってしまう娘と話ができたのも嬉しかった。

いつか、ママに切ってもらうのはもう嫌、っていう日が来るかもしれないけど、その日まで私は娘の専属の美容師さんでいようと思う。


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