見出し画像

そのうちスマートグラスで解決できるようになるんじゃない?

経営者になって気づいたことの一つに人との出会いの機会が増えたということがあります。多くの方との出会いによって新しい世界を知る機会も増えました。それはとてもありがたいことだなと思う反面、困ったことも増えてきました。

例えば「ひとの名前や顔を覚えることは社会人として大切です」とか「名前を覚えないのは失礼です」とか、社会人生活の中では人の名前や顔を覚えることが重要だと言われます。名前を覚えないと相手に失礼な印象を与えてしまったり、「軽んじられている」と感じさせてしまうこともあります。

困っているのはそこなのです。今に始まったことではなく、若い頃から人の顔や名前を覚えるのが苦手なのです。何かに関連付けようとしても、何に関連付けたかすら忘れてしまう。それに、名前だけでなく、お会いしたことすら覚えていない時も結構あります。最近では「失礼しました。近頃は3分前のことも覚えていなくて・・・」と年齢のせいにして許されようとする技も使い始めました。それが通用する年頃になったのはちょっと救いかもしれません。

それから、これも先日あった話なのですが、少し離れたところにいる方と目が合った時に笑顔で会釈されました。ところがどこで会った人なのか思い出せません。その時はたまたま近くにいた人に「あの人誰でしたっけ?」とこっそり聞いて乗り切りましたが、それができないときはスマホの名刺管理アプリを確認したりして探ります。そんな時、名刺管理アプリに写真が添付されていればラッキーなのですが、毎回そううまくいくわけでもありません。

自分がダメなのはわかっているのですが、それを棚に上げて言わせてもらうならば、名刺管理アプリには写真をつけておいてくれると助かります。そう思うので私も写真をつけるようにしています。そして全員を忘れるわけではないので『一発で印象に残るような何かをしてくれている人もいるのかもしれない』と思うのです。なので何か一発芸を用意しておいていただけると助かります。という事は、私も何か一発芸を仕込んでおかなければならないのでしょうか。それは…ハードルが高いですね。

知り合う人の数が劇的に増えたことと、元々の私の能力問題で、大変失礼な対応をしてしまうこともありますが、まあ・・・私に名前や顔を覚えられていなくても、多分、社会生活の中で何の損失にもつながらないと思うので、どうか温かい心で許していただけると幸いです。

いただいたサポートは建築士として、また、シェアキッチンオーナーとして未来に 向かう人を応援する活動費に使わせていただきます!