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空き家ゼミに参加してみた【第2回】

神戸デザイン・クリエイティブセンター「KIITO」が開催している、市民参加の社会課題解決ゼミ。今回は「空き家の新たな活用方法を、地域豊饒化の観点から考えてみる」というお題で、自身がゼミに参加したレポートをお届けします。

2020年12月15日(火) 19:15-21:15 レクチャー、グループ分け

第2回の「空き家ゼミ」は、オンラインで参加。今日は、空き家活用を大阪市此花区で実践されているPOS建築観察設計研究所の大川さんのお話を聞く。以前、KIITOの「ライフ イズ クリエイティブ展」でご一緒した方。大川さんがやってること超オモロイ!

・空き家から変化 30か所
・共同アトリエ:人の繋がり
・モトタバコヤ:ちょっとだけ触って、街の集会所に
・まちのシェアショップに:日替わり飲食店
・このはな情報局:Youtubeライブ
・空き部屋を友達と借りて、シェアオフィスにしてみた
・設計&施工チームがいたからすぐに実行できた
・アトリエ、イベントスペース
・アーティストの住居兼アトリエ工房に
・ギャラリストのギャラリーに
・古いアパートをリノベして民泊&賃貸物件に
 (イラストレーターにサイン計画を依頼)
・商店街の大きな空き家をシェアハウスにしてみた
・借主側の要望に沿って改修する
・何か始めたい人の拠点
・豆腐屋さんと作ったケーキ
・調整ごとをしっかりすれば、活動と暮らしが生まれる

借り手:「繋ぎ手」:貸し手

大川さんは、①工務店(仕事)②アーティストサポート(趣味)③まちづくり(地域の人)の3役を担っているらしい。その中でも、空き家物件には「借り手」と「貸し手」がいる中、ご自身は両者を結ぶ「繋ぎ手」になって新しい活用方法や手段を見つけ出すらしい。まさに、コミュニケーションデザイナーとして実践されていて、すごく参考になります。思いついた事をすぐに実践できる、すごい人です。

空き家活用 実践のコツ

●最初は距離があった。でも、繋ぎ手がそれを埋める役割
・アーティストが既存団体に属して既存団体を変えていく(ボトムアップ)
・地域の人とアーティストが一緒に呑む
・お年寄りが好むイベントを仕掛ける
・魅力的な物件:街の中心
・場所が悪くても、建築家として価値を見出す
●広い場所があるかがポイント(広間+小部屋)
・外から見える事が重要?階段、照明の色、看板
・俺できへんからやって~:巻き込み
●オモシロ物件めぐりツアー:ローカル不動産やさん
・物件が先か、使い手が先か
 →今回のゼミの場合は、使い手が特定されていない状況で、使い方を探す難しさ
●チームの中でやれる事を探す(自分ができること)
・空き家:地元の人の見えざる用途・・・
・アーティストレジデンス
・ゆっくり勉強する場所

というお話。非常に参考になります。いよいよ、次回からグループ分けと現場調査のステップへ!

※大川さんの参考情報を載せておきます。「大川輝(POS建築観察設計研究所)と大阪・此花の今」


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