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安心の同調で不安を重ねる大人|愛の調和で勇気を重ねる子ども

vol.13【ワタシノ子育てノセカイ

シンプルなほど愛は満ちる。 

自分を愛せない人は、愛されようと必死になり、自分を消して同調し、同調を自分だと思い込む。思い込みは違いを許さず、違いの調和を放棄するのに、勝手に違いに傷ついて、無意識に平然と人を傷つける。 

私はどれほどの千羽鶴を被災地に贈ったんだろう。 

自分を愛せる人は、愛せない人からの二次被害をも、学にかえて粛々と愛を深めてゆく。

鶴を折るのは「無知」なだけ。
愛せないのも「無知」なだけ。 

知る努力が愛する力を育ててくれる。

知識は知性を膨らませ、膨らんだ知性はムダな知識を捨ててゆく。そして足るを知る知性は「品性」となるんだ。

シンプルなほど、人の心は美しい。
だから子どもは、愛の塊なんだ。 

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10歳ジロウ。
運動会の観覧カード2枚くださいチャレンジ。

6月につづいて今年度2回目。
またしても失敗に終わる。  

失敗の4日前。
タロジロ、警察に助けを求める。
泣き叫びながら母の前から消えてった。

私たちの国は、まぁこんなもんだ。 

2回目のチャレンジをしたジロウ。
10歳の私はきっとマネできない。
1回目だってできるかわからない。

ジロウの「自分」はただただシンプルらしい。

不甲斐ない母にも一応「自分」がある。
品なくキレて、観覧カードもぎ取ってきた。 

子どもなめんなよ← 

無知の同調圧力に屈するほど、ジロウと私は愛に枯渇していない。 

秋晴れにむせかえる金木犀の香。
オレンジ色の鉢巻きで躍動する姿。

運動場のジロウが、眩しすぎた。

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2022.10.01 Facebook 記
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2022年の金木犀は勇気の香

2021年の金木犀はコチラ


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