「おんせん天国室」っていったい何？何しているの？室長・福井さんにインタヴュー！
ええ。もちろんわたしも思いましたよ。
「おんせん天国室って何？」
「室長の福井さんって誰？」
天国に一番近い島と呼ばれているニューカレドニアのような場所なのかな？、もしくは、日本で最も標高の高い土地にある温泉なのか？などという想像が膨らんでしまいました。
では、さっそくご紹介しましょう。
おんせん天国室とは
町で温泉のPRをする目的で、2019年4月に兵庫県新温泉町役場内で創設された部署。新設された当初は、ユニークなネーミングで注目されました。
温泉の基礎知識から、新温泉町の魅力と情報が記された「おんせんのすすめ」というパンフレットの作成。また「温泉カラダととのえ塾」といった地元の方向けの企画も実施しています。
新温泉町のホームページでは、『温泉活用企画、温泉活用総合調整、温泉開発及び利用に関することなど』が業務内容と紹介されていました。文字だけで見ると硬いイメージがありますが、問い合わせ先のメールアドレスが「tengoku＠」から始まっており、ユーモアさえ感じました！
新温泉町の紹介はこちらはこちらから。
おんせん天国室長の福井崇弘さんって誰？
新温泉町生まれ、新温泉町育ち。一度、新温泉町を離れ、新温泉町に帰郷。
22年前から新温泉町役場で働いており、2019年の「おんせん天国室」創設時に、おんせん天国室に配属され、室長になります。
「実はワカメはそれほど好きじゃないけど、、、御火（みほ）の村おこしグループの方々が販売している新温泉町のワカメは世に広めたい！」そう笑顔で言っていた福井さんが印象的でした。
熱い人に違いない！
そんな福井さんを初めて目にしたのは、2020年12月に新温泉町のファムトリップに参加したTETSU-LAWが撮影してきた映像の中でした。新温泉町がどんなところなのかを知るために、撮影してきた全ての記録を見ていました。ところどころで福井さんが登場。その登場回数は、会ったこともないのに親しみを感じるほどでした。
これは余談ですが、わたしが2021年3月に豊岡でのファムトリップに参加した際に、突如、福井さんが現れたのです。アイドルと出会ってしまったようなそんな気分になったような、ならなかったような。ならなかったような。とにかく人見知りなわたしが「福井さん！！！」と話しかけに行きたくなるほどでした。しかし、わたしも大人です。一方的すぎるので、そこはグッと堪えました。
福井さんが最近、感じ始めたこと！
現在、新温泉町では”ワーケーションの地”として人を呼ぶための取り組みをしています。
仕事とは言え、新温泉町で生まれて新温泉町で育った福井さん。新温泉町への思いはひとしきりです。活動されている中で、感じることがあるそうです。
観光客と地元の人たちとの困っている点が近づいてきた
例えば、商店街の活性化です！
地域の人たちにとって重要な商店街ですが、ワーケーションという「暮らすように旅をする」人たちにとっても、商店街への需要は高いはずです。
短い旅行ならいいが、長期間旅館の食事を食べるのも、大概の人にとっては大変です。（食べ飽きたり、量が多かったり、カロリーや塩分が高かったり、金銭面の部分から考えても、思いつく理由はたくさんあります。）
商店街があれば、そこにあるお店で買い物をする人がいて、飲食をする人がいて、欲しいものを購入する人がいます。そして、人との交流も生まれることでしょう。
温泉街の人たちにとって、地域を盛り上げることは、何も自分たちが便利になるだけではないのです。お客さんを呼ぶきっかけになり、必然的に宿泊施設にお客さんが来ることになります。そういった循環を地域の人たちが意識し始めているそうです。
「地域の人たちが、心底観光を応援できるタイミングになってきた。」
福井さんは、力強くそう言いました。
そして、「観光地としてわかりやすい拠点をつくりたい。」と続けました。
それを実現していくためには、課題が山積みです！
福井さんが考えるのは、
「でしゃばり気味の人！地域の人と交われる人！と協働できたら嬉しい」
地域おこし協力隊として、もしくはコーディネーターとして、知らない人と交われるスキルをもっている人を求めているそうです。
「新温泉町としての目標があるからには、自分たちが力を出してそこに向かいます。しかし、それには限界があることも知っています。しっかりとしたビジネスの関係をつくりながら、何より楽しみながら共に働ける人を募集しています！」
公式の募集の詳細はこちら↓からご確認下さい。
「おんせん天国商店街（仮）」が完成するのはいつか！
そして、新温泉町に観光客やワーケーションの方がたくさん訪れる日まで、ツムギアムでは活動を追って行きたいです。
Write: wacana*
Photo: VisualizerTETSU-LAW
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