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「ない、ない…」を嘆き続けた、先
隣の芝生は青く見えるというけど、
出産でも育児でも
自分に「ない」ものを嘆き、
そんな現実に怒りを感じ、
そのスイッチに触れる度に
当たり散らしていた。
義両親は結婚する前に他界し、
両親は離婚していて
里帰り出産の選択肢はできなかったので
35歳の高齢出産とはいえ、母としては新米。
怖さ、疲労、甘える場所がないというストレス。
新しくできたママ友さんが
「実家帰ると母に色々言われるけど、
疲れがピークだから帰省するね」
なんて言おうものなら、
きっとオニみたいな顔して
聞いていたと思う。
当時は待機児童も多く、
保育園落ちたら
職場に復帰できないかも知れない。
育児休暇中なのに、そんな心配を
抱えなきゃいけない世の中のシステムへの
ストレスが追い打ちをかける。
いつも嘆いていた。
誰も分かってくれないって
思っていた。
そして
「仕方ない」って言葉で
向き合うことから逃げていました。
*
興味本位でベビーサインを習い
その先生がアドラーの講師をしていて
正直全くセンサーに引っかからず
(すいません💦)
その先生じゃなかったら
受講していなかった講座だったと思う。
でもこれまでの子育てで感じてきた
違和感と
ぐちゃぐちゃな思考の糸が
少し緩むのを感じたんです。
何かを学ぶって、新入社員時以来
そんな新鮮さも刺激になったのかな。
*
子どもを産んでから、ひたすら
「わたしの事分かってー」って想いを、
夫への不満として吐き出してきた。
色々学び始め
「自分が変わる」って事にも
気づくことができた。
「一生一緒にいることはないだろう…」
そんな風に思っていた
夫婦関係も修復した様に感じている。
それもわたしが学んで変わったからだ!
…なんて自我満載だった。(ひどい💦)
夫から
「ママは散々、自分を分かって欲しいって
当たり散らして、はき出しまくって、
そのなかで自分が変わらなきゃいけない
ってことに気づいて頑張ったよね」
って言いわれたのね。
わたしが学んで、
わたしが変わって、
わたしが頑張って、
修復できた夫婦関係って思ってたけど、
それも含めて
夫が見守って一緒にいてくれたって、
その大きな愛ってなんなんだーって
思ったら、言葉が出なかったし泣けてきた。
何もしてくれないって感じた日々にも、
気付くと「ある」ものは、
自我に塗られたり、
相手をコントロールしようとしていると
見ることが難しくなる。
*
6・7年以上前とは
「別の人?」と言われるくらい。
衣食住や暮らしを通して
全細胞が入れ替わったと言っても
言い過ぎじゃないくらい!
自分自身で人生を歩めるようになったのは
日常から沢山のことを学び
実践する、
【日常が修行♡】を
大切にし
楽しめるようになったからだと思います。
そのヒントは
やった方が良いなって思っているのに、
後回しにしていることはなんだろう?
にある☺︎
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