人見知りコミュ障、濃度計算に救われた話
私の通う大学は、午後はまるまる実習。
教科によってはランダムで班が組まれていたりして、友達が両手で数えられるほどしかいない私が知り合いと組まれる可能性は限りなく低い。
そう、実習は人見知りコミュ障にとって最難関ミッションなのだ。
10日ほど続く実習で、班の中で孤立するというのは死活問題。
でも、5月までの実習では有難いことにそんな大惨事にはならず。
みんな優しいし良かったぁ〜この調子なら今後も大丈夫かな〜〜なんて気楽に考えていたのだけど……
㊗️初、馬の合わない(?)班員出現‼️
……祝ってる場合ではない。
馬の合わない、というか、嫌われた、の方がより正しい。
多分私がトロ過ぎた。
私は、必要な実験道具を用意したり、次に何をするのか把握したりするのが苦手。
「うーーん、次は何をするんだろ……」って資料を見てるうちに皆はどんどん先に進んでいて、とにかく役立たずだったんだろうなぁと。
とにかく何とかして役に立たなければ。
そう思った私はまず、予習を完ペキに。
とりあえず足を引っ張る頻度を減らそう、と。
そして自分の"得意"をついに見つけた。
それが濃度計算。
何を隠そう、私はバリバリの理系……いや過言か。
自分の中では理系に片寄っているだけで、抜きん出た数学力などがある訳では無い。
しかし確実に、濃度計算は私の救世主だった。
たかが濃度計算、されど濃度計算。
簡単なものだからといって侮ってはいけない。
必ず計算しなければいけない物なのだが、これが意外と苦手な人が多い。(少なくとも私の学科では。きっと"すごい大学"に通う人達は秒でできる。)
そこで、濃度計算を誰よりも早く終わらせ、班員に教えるくらいの気持ちで行こう、という訳である。
そんな簡単な思いつきが吉と出た。
予習の段階で計算できるものは計算しておく、結果から導くものは式を考えておく。
そして、ドキドキで迎えた実習。
なんと、班員に分かりやすく説明する、もクリア!!!!
見事、全く役に立たない奴からは抜け出せたという訳だ。
実習の時に計算が早く終われば、次の工程も自分のペースで進めることができるし、なんだか少しだけ役に立てたのが嬉しかった。
最初は焦りとモヤモヤの実習だったけれど、その後、なんとか無事に全実習を終えることが出来た……よかったーーー……!!!!!
自分が苦手なことは、努力して改善しようとするのも大切。そして反対に、自分の得意なことを武器にするのもひとつの手。
当たり前だし、考えてみれば分かる事だけれど、今まで生きてきた中で、「ある集団の中で自分だけが○○出来ない」という悩みを抱えたことがなかったから、改めて実感した、というか。
そういう意味では、少し成長できたかも。
今度はどんな試練が待っているのか……
明日からまた、新しい実習が続く。
6月中旬も、乗り越えていきましょうー!!
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