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旅の記憶(3週間で5カ国一人旅)georgia編その⑤3日目

さてトビリシ滞在も3日目。

今日は趣向を変えて、トビリシから少し遠出をします。

目指すは”カズベキ山”(kazubeki)

まずはトビリシ市内の北バスターミナル(Didube bus station)まで向かいます。

そこでカズベキ山行きのタクシーを捕まえるのですが、

タクシーといっても基本は乗合のバン。

海外名物の『運賃は時価で⭐︎」みたいなノリですが、

基本だいたいが

乗合タクシー:途中2、3箇所の写真スポットに止まってくれつつカズベキまで向かうシステム。値段は交渉によりますが15ラリから20ラリ(500円から656円ほど。2020年10月現在)が相場の模様。
カズベキまでの直通バス:マシュルートカという名前のバス朝8時から夜18時ごろ(冬は13時まで)まで1〜2時間に1本の感覚で出ている。値段は10ラリ(328円ほど)。

といった感じの模様。

私は海外1人旅行する時、ツアーなどを前もって予約したりしないので(気分にあわせたい。なんせひとり旅の醍醐味はわがままし放題ってとこなので!)交渉なども1人で何とかしないとなりません。

なので自分の中でなんとなく決めているのが

『全力で値段交渉しない。』

ということ。

それに全エネルギー注いでしまうととたんに旅ってつまらないものになってしまうような、、。最安値でなくても相場にしてくれたらもういいかな、って感じで交渉します。でもそのほうが良いことも結構あったりする〜。(私なりの一人旅の極意?みたいなものもいずれ記事にしてみようかな。ストレスのない一人旅の極意^^)

そんなこんなで私は日帰りの予定だったのでドライバーさんと話して、帰りも待っていてくれるとのことで往復お願いし、40リラ。(1300円ぐらい。)

本当は帰りだけ直通バスで帰るのでもよかったのですが(行きみたいに立ち寄りスポットもないので。)山から降りてヘトヘトなところすぐ帰りたくなるだろうし、おじさん良い人そうだからいっかなー^^。

そうして小型のバンにあれよあれよと6人ほど乗り込んで約2時間30分のドライブへと出発しました。

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(助手席座らせてもらった。目の前に広がる風景も堪能できるので、助手席をオススメします!)

そうしてしばしドライブを楽しむと(途中斜線が曖昧な道があり、真向かいから車が向かってきた時は楽しむどころかチビりそうになっちゃった^^でもおっちゃん全然気にしてないのー日常茶飯事なのーって感じでした。)

最初の立ち寄りスポットに。

"アナヌリ教会"

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、、、ねえ、ダメだってわかってるけど言わせて?

アナヌリって。^^

さて、(無理矢理切り替えよー)

こちらのアナヌリ教会、グルジアの教会と同じように要塞としての役割もあったそうです。だから全体のルックスが教会というより要塞感つよめ。

城塞の中には2つの教会があり、山側(道路側)がイエスキリストに捧げた教会、湖畔側が聖母マリアに捧げた教会に分かれていました。めずらしいね!

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(お馬もいらっしゃいました。もちろんここでも犬たちが人間に愛想ふりまき大サービスしていた🐕)

20分ぐらいした所で再び出発。

ぐんぐん山道を登っていきます。

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(雪がどんどん深くなっていきます。どうよ。この可愛い車内。ラブアンドピースいよ。)

そして2カ所目の立ち寄りスポットに。

とーってもとっても楽しみにしていた、

"ロシアとジョージアの友好記念碑"

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どーん。

雪景色に映えること。

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1983年にロシアがグルジアとの友好200周年を記念して建設したとのこと。山頂にどでん、と構えています。

(描かれている母がロシア、その足元にいる子がジョージアを表しているそうで、一部ジョージアの人からは"うーむ、、ちょっと嫌かな〜ロシアに守ってもらってます、って言ってるみたいじゃん。"といった意見もあり。でもその出来栄えは純粋に素晴らしいかったです。)

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(こんなかんじで崖の近くなので、記念塔から足元見ると冷や汗かきます。)

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(タクシー乗り合わせたドイツ人の子に写真撮ってもらったり。普段自分を入れた写真を撮ってもらったりすることがないのですが、興奮MAXでばっちり撮ってもらいました。 顔拡大するのやめて〜^^)

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遮るものがない澄んだ空気の青空に映える山脈。

じっくり満喫したところで再び車に乗り込み最終目的のカズベキ山へ。

カズベキ山に着くまでに、スキー客の何名かはホテルに下ろしてもらっていました。

そして、カズベキ山へ登るための山のふもと、ゲルゲティ村に到着です。

そこからは、

①再びタクシーで山頂へむかう。
②2時間弱(冬の雪の場合。他の季節だと2時間かからない模様。)歩く。

の2択になります。

①の場合、四駆のタクシーに乗り合いで。だいたい15リラが相場のようです。

私は自分にムチうっちゃって②を選択。旅のナチュラルハイー!

同じタクシーで一緒になったドイツ人の子も歩いて登るとのことで一緒に歩いて山頂にある”ツミンダ・サメバ教会”を目指します。今回のメインです!

冬なので雪山をひたすら登ります。

看板や地図が特別あるわけではないので、割となんとなく上へ上へ目指します。(先に歩いている登山民について行くパターン。)

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(多きな車道に出るまでは、小さな村の中をくねくね登って行く感じでした。それこそ不安になるような、、あってるかな?あってるかな?の繰り返し。)

雪が積もった景色、大好きです。

暖かい季節のほうが人気なようで、暖かい季節だとかわいらしい花なんかも咲いていてのどかな風景のようですが、(それもまた見てみたいなあ。)雪が積もった山は音が遮られて驚くほどの静寂につつまれています。

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普段生活していても、街中で暮らしていると完全に音を遮断することはなかなかできないので、こんなにも無音の世界にいることが何より新鮮な体験でした。

日頃の運動不足により、ひいひい言いながらドイツ人くんに励まされながら徐々に山頂に近づきます。我々を先導するように野良犬くんがハイテンション気味に「こっちこっちぃ!」って感じでずーーーっとついてきてくれました。

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(彼は登山慣れしているらしく、全く疲れた様子がありませんでした。それでもこちらを気遣って一緒に休憩挟んでくれたりして優しさ100。泣)

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やっと教会が見えてきました。(右のほうにちょこんと。)

山頂の方が太陽光が当たるからか、雪は山頂のほうが溶けていますね。

ツミンダ・サメバ教会は標高2170メートルの位置いあることから、”天国にもっとも近い教会”とも言われています。

慣れない登山で軽い酸欠起こしている私には、本気で今まで行った中で一番天国に近い教会でした^^ってなわけで教会に到着!

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なんかうまいこと写真が撮れませんでした^^

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見返すとなんなの?ってくらい感動が伝えられない写真ばかりです。

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(粉砂糖をかけた甘食パンみたい。)

たしか教会内は冬場だからか入れなかった気が・・・。

でも頑張って歩いたので達成感で風景もさらに楽しめます。

さて。帰ろう。

その後散々励ましあって(ほぼ励まされていただけ。)一緒に山頂を目指した彼に「ごめん、足死んだ、もう歩けん。」と言って帰りは四駆タクシーに乗りました^^ごめんなさい。(彼は再び歩いて下山していました。)

今度はものの30分かからないくらいでスタート地点のゲルゲティ村に戻り、行きの乗合タクシーのおっちゃんがまっていてくれて(考えてみたら、いつ帰ってくるかわからないのに待っていてくれて本当に感謝。助手席とっといてくれていました。)村の喫茶店でトイレを済まし、コーヒーを買って車にのりこみ帰りのドライブに出発しました。

そんなこんなでトビリシに帰り着いたのがたしか18時ごろ。

宿に戻りシャワーをあびてもう一踏ん張りしちゃいます。(これも旅の時限定のアクティブ具合!普段だったらすぐ寝てます。)

つづく・・・

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(最後に、たぶんこの世で一番わかりにくいツミンダサメバ教会への行き方マップを載せて本日はお別れです。また次回。)



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