人生で2番目に感動した生き物、それが白鳥～新潟編2～
2日目は長岡名物の「江口だんご」の赤飯と五色だんごを駅ビルで購入し、各駅停車で新潟駅へ向かいました。
朝食はお隣のホテル、ホテルニューオータニでビュッフェを頂いたので、まぁまぁお腹いっぱい。
食べ放題が苦手なくせに、朝のビュッフェは好きというどうしようもない感じ。
地方ホテルのビュッフェは、そこの土地の郷土料理を結構出してくれるので、少量でも楽しむことができるのが好きの最大の理由。
お味噌汁がおいしかったなぁー。あげ、大根、玉ねぎと具がふんだん。大抵ホテルのお味噌汁は「ネギだけのパワー勝負 」か「ネギ、乾燥わかめ、あとはご自由にどうぞ」が多いので、こういうところがひかれるポイントだったりする。
旅行につきまとってくる
「次、なに食べる？」
がだんだん苦痛なものになってきました、満腹のせいで。
電車の移動でお腹が空くわけではなく、しかも到着がお昼なもんだから何か食べなきゃの気持ちは強い。
下調べするために、到着した新潟駅でパンフレットをゲット。
新潟はそんなにパンフレット多くない印象を受けました。
「やっぱり寿司かな？」とは思っていましたが、私のお腹は腹9分目、外は小雨。
寿司のテンションにはならず、うーむうーむと悩みながらパンフを見ていると…
「バスセンターのカレー」の文字が。
これまた前情報でゲットしていたので、行くっきゃないと思い、降ったり止んだりしている天気の中万代(ばんだい)バスセンターへ。
ちょっと囲われている立ち食いそばをイメージしていましたが、待合所と飲食スペースが同居するなんとも言えぬ空間に大行列。
「これは食べ場所争奪戦だなぁ」と思いながら、後ろに並んでいる人の情報によるとミニカレーもあるらしい…
ありがたき。昨日のフレンドで痛い目にあったので、もちろんミニカレー。
さすが立ち食いメインの店。中の人の動き、全てが合理的。大量の福神漬けがのっかり、スプーンがわりと垂直にささった状態で提供されました。
これで420円？ってくらい安くて満足。席取り合戦で、少しぎゅうぎゅうなポジションになってしまったので、思いきってお持ち帰りにして、ホテルのロビーでカレーもありかな？(ホテル的にはなしでしょうが)と思いながらおいしく頂きました。
テイクアウトをうまく使うことが、旅の食事での重要案件。もっと精進したい次第です。
さて、おもたーいリュックを担ぎながらホテルに荷物を預け、今度は万代バスセンターから水原(すいばら)行きに乗り、白鳥の見れる瓢湖(ひょうこ)へ。
揺られること1時間弱。徒歩17分程度で農業用水のために作られたという瓢湖に到着です。木版画を始めてからというもの、題材を見つけるために旅行している感があり、それはそれで見方が変わったりするからいいのだけれど、純粋な発見みたいなものがなくて、ちょっと悲しく思ってしまう節はあるのですが…。今回もいかに白鳥を作品にするかを考えながら、写真を撮りまくります。
ここからはまだ本物は見えない
(珍しいタイプ)
しばらく人が餌をあげるところを覗きながら、そろそろ寒くなったので栄養補給しようと持参した五色だんごをおやつに。
これ本日中って1人の量じゃない
食べたり、写真撮ったり、日没近くなると次々に戻ってくる白鳥の着水の音を楽しんだり、そろそろバスに乗って帰ろうかなーと出発。
また晩ごはん問題が出てくるのですが、「これから帰ってホテルについたあとさすがに食べには出かけないだろう」と思うと、もうここに来るのも最後かもしれない、お腹はだんごのおかげで9分目に達しそうでしたが、ネット記事に出ていた古田食堂へ。
がらがらと開けると食堂の人がよく着るユニフォームの男性が。
「入れますか？」と伺った時のきょとんとした表情が忘れられません。
女性1人で？
こんな時間に？
という意味だったか分かりませんが、席に座り、またまたネット記事に載っていたカツ丼を注文。ちょっと違うのは上にしなかったところです。
だって、上は肉の厚さと数が違うって言われたから無理でしょーと判断。
しかし…
案の定私のお腹にカツ丼全てが入るわけなく、せめてカツと卵とじの部分と半分のお米と。といういたたまれない気持ちで完食できず。だったらこだわらず完食できそうなラーメンにすればよかったのに！(大衆食堂なだけあってメニュー豊富でした)
改めて「空腹は最大のごちそう」と胸に誓いました。
店を後にして、ギリギリバスには間に合わなかったのでJRを使って新潟駅へ。
途中の駅で電車好きな人たちを発見して、その先を見たらばんえつものがたりの文字。たくさんのおこじょがいました。あれ、おこじょかな？
新潟駅からさすがに疲れたのでバスでホテルへ。
新潟はバスが主な交通手段だったのではないかな？と思わせるバス乗り場。
あの手のバス乗り場、好きです。
帰りの新幹線を待合所で待っていた男性が連れ添いの方に
「いやー白鳥すごかったね。人生で2番目感動したわ。」と話していたので、タイトルにしました。気になる1位はホタルだそう。
そういえば、冬実家に帰れば雪の下に眠っている野菜を熱心に食べている白鳥の群れを見たことがあり、「今年も白鳥来てるよー」なんて家族の話題の中心になったりして、意外とレアではなかった白鳥。
どうやら車とばせば白鳥が群れる湾にも行けそう。ということを検索できたので、これもまた旅の醍醐味。
素晴らしき日本シリーズ、オリックス山本由伸投手の完投&奪三振を見ながら、ホテルでゆっくり過ごしておしまいです。
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