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クイズで楽しく知識の定着!第1回経済クイズ(2021年4月11日~17日)

つみたてNISAに人生を変えられた男、積立 てるぞう(@tsumita_teruzo)です!普段は自分自身と周囲の人たちで共に金融リテラシーを高め、【豊かに生きる人を増やす】ことを目標にInstagramメインで活動しています。

クイズで楽しく知識の定着!経済クイズ~!!!

▼第0回(お試し回)はこちら

クイズをやる理由は、フォロワーの方に楽しく知識の定着をしてもらうため!ぜひ最後までクイズを楽しんでいってください~!

第1問 42東京を設立した企業(正答率68.5%)

wbsで紹介されていた42東京。その特徴はなんと言っても学費無料で実践的なプログラミングを学べること。

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お金はもらってません。勝手にPR。笑

これを日本で設立した企業についてのクイズです。

Q. 42東京を設立した会社はどれ?

回答
①楽天
②サイバーエージェント
③DMM



正解は...




③DMM です!
(楽天とサイバーエージェントも出資はしてる!)

DMMといえば、インベスターZの9巻にも登場する、エロからエコまで節操なく何でもやる会社。漫画内ではやらないリスクについて亀山さんが語っていました。

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エロで稼いだお金を別事業に投資。安定した収入源があるから様々に事業に投資できる。

そんなDMMが42東京を設立した理由は、「挑戦したいすべての人に質の高い教育を。」という42のコンセプトに共感したからだそうです。

すぐにはお金に繋がらないけど、世の中に必要な事業を行うDMM、最高ですね。

第2問 42東京が学費無料な理由

42東京は16歳以上でやる気があれば、全員学費無料ですが、その仕組みについてクイズです。

Q. 42東京の学費が無料な理由として適切でないものはどれか?

回答
①理念を応援する企業の出資
②教師がいなく、生徒同士で教えあう仕組みだから
③卒業生からの寄付



正解は...




③卒業生からの寄付 です!

つまり、企業からの出資でキャッシュを得て、教員不在のコストの低い運営で回しているということ。

42東京のビジネスモデルはおそらくこんな感じ。↓

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各陣営のメリット

出資企業(DMM含む):
格安でIT人材を採用できる(かも)
IT人材の育成に力を入れてるというブランディングができる

42東京:
理念の実現

生徒:
無料でプログラミングを学べる

42東京から出資企業への採用が決まったら、採用された人の年収の何割かが42東京に入るんじゃないかなあ。と勝手に予想してます。よくあるマネタイズのパターンなので。

なにはともあれ、画期的な仕組みで無料でプログラミングを学べるのは素晴らしいことだと思います。入学試験や定期試験はかなり難しいらしいのですが、興味ある人は調べてみてください。

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Instagramでも42東京の解説をしました!保存したい方は下の画像をタップ!

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第3問 上場の目的(正答率69.7%)

次のクイズは上場について。まずは"上場"とはどういう意味かを解説します。

上場ー
株式や債券などの有価証券や商品先物取引の対象となる商品(石油、砂糖など)を取引所(市場)において売買可能にすること。

上場をめちゃくちゃ噛み砕いて言うと、「誰でも株を買えるようにすること」です。株を誰でも買えるということは会社を多くの人に所有されるということですね。ここでクイズ。

Q. 上場の目的として本来ふさわしくないものは?

回答
①資金調達をしやすくする
②知名度向上
③株式の流動性向上



正解は...




②知名度向上 です!

村上ファンドの村上世彰さんは著書の生涯投資家の中で、このように述べています。

企業とその経営者にとって、上場には二つのメリットがある。ひとつは、株式の流動性が上がること。すなわち、株式が換金しやすくなることだ。もうひとつは、資金調達がしやすくなることだ。逆に言えば、この二つが必要ない場合には上場する必要もない、と私は考えている。

※知名度向上により間接的に資金調達がしやすくなる場合もありますが、本来の目的として知名度向上はふさわしくないと僕は考えています。

4月13日にwbsで特集されていた紀文食品は、グローバルな事業展開のために資金調達をしたいという理由から上場を決めたそうです。資金調達を目標とした健全な上場と言えそうですね。

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第4問 台湾についての問題(正答率51.6%)

台湾についてのクイズです。

Q. 以下の2つの問い、いくつ正しい?
1. 台湾ではマイナンバーカードが100%普及している
2. 台湾は新コロでもGDP成長率を-1%にとどめることに成功した

回答
①0
②1
③2



正解は...




②1 です!具体的に言うと、以下の通り。

1. 台湾ではマイナンバーカードが100%普及している
→正しい

2. 台湾は新コロでもGDP成長率を-1%にとどめることに成功した
→間違い(+3.1%でむしろ成長)

・台湾ではマイナンバーカードが100%普及している

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台湾のマイナンバーカード(全民健保ICカード)普及率はなんと100%。これは日本の28.8%と比較すると驚異的な数字です。

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台湾の人は、国にデータを提供することに協力的だそうです。これには主に2つ原因があると思います。

1.徹底的な透明性
2.データ提供によるメリット

・徹底的な透明性

1つ目の理由は、wbsでも紹介されていました。

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台湾のデジタル担当大臣であるオードリー・タンさんは、政治運営において徹底的な透明性を重要視していると述べており、この収録も台湾政府のHPで視聴できると言っていました。

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政府がどのような思考/思想を持って政治に取り組んでいるのか。
政治家はどのような会議を行い、どのような内容を話したのか。
自分たちが提供したデータはどのように用いられるのか。

これらの内容が透明性を持って公表されているということです。透明性があれば、国民は無駄にデータ提供を恐れる必要はなくなります。
日本ではいまだに「個人情報の取り扱いが信頼できない」「何にデータを使われるのかわからない」と言ってマイナンバーカードを作ろうとしない人が多々います。

人間、わからないものに対して恐怖を抱くのは当然です。

日本のデジタル化が進むためには政治の透明性が重要になるかもしれませんね。

・データ提供によるメリット

2つ目の理由は、データを公開することによるメリット(インセンティブ)があるということです。

結局、人間が動くときというのは、

メリット > コスト

の不等式が成り立ったときです。台湾で100%マイナンバーカードが普及しているということは、それ相応のメリットがあったということだと思います。メリットは、目に見えて伝わらなければ意味がありません。

高齢者から若者まで、全国民に対して「マイナンバーカードをつくるとどんなメリットがあるのか?」ということを明確に伝えれば、日本のマイナンバーカード普及率も上がるのかなと僕は考えました。

・台湾は新コロでもGDP成長率を+3.1%

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日本は新コロでGDP成長率が大幅なマイナスになりました。

しかし台湾ではマイナスどころかプラスの成長率をたたき出したのです。これにもデジタル化が進んでいたことが影響しています。日本のデジタル化も台湾に負けじと進んでいってほしいですね。

第5問 クアドラティック ボーティング

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次は台湾の選挙制度に関する問題です。台湾では、クアドラティック ボーティングという選挙制度が取り入れられています。

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クアドラティック ボーティング(quadratic voting)ー
投票権がある人には1票が与えられるのではなく、ポイントが与えられ、そのポイントを立候補者に投票することができる。
なお票を投じたい際には投じたい票の2乗のポイントが必要である。
例:1票→1×1=1ポイント。5票→5×5=25ポイント
quadraticー
二次の、平方の。
voteー
投票する。

この投票法は元々、ラディカルマーケットという本に掲載されていたものらしいです。

では、このクアドラティックボーティングについてクイズです。

Q. 台湾のクアドラティックボーティングで有権者に与えられるポイントはいくつ?

回答
①99
②100



正解は...




①99 です!

この99という数字が台湾版クアドラティックボーティングのミソだそうです。最大の9票(=9×9=81ポイント)を投じても、18ポイントが余ってしまいます。よって、必ず複数人に投票をする仕組みになっているのです。これによって自らの支持度を真剣に決めるようになり、国民の投票率が上がったとのこと。

この制度では1人1票よりも細かな投票ができるため、投票に行った人の意思が強く反映される投票形式になると言えそうです。また、立候補者としても多くの人のためになる政策を真剣に考える場になりそうですね。

票の流動性が上がるのもいいことだと思います。流動性が高いところには歪みが生まれづらくなるからです。

あと、ポイント制であれば未成年でも9ポイントだけ与えるといったこともできそうだなと思いました。

・台湾版クアドラティックボーティングのデメリット

僕が思うに、投票に興味がない人が投票に行くハードルを上げてしまう仕組みのような気もします。複数人の候補者に投票しなければいけないのは、メリットでもありデメリットでもありますね。

↓Instagramでも台湾のことはまとめてます!保存したい人は画像をタップ。

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第6問 新疆ウイグル自治区の物資

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今世間に大きな波紋を広げている新疆ウイグル自治区についての問題です。

Q. 新疆ウイグル自治区の物資を使わないと宣言した企業は次のうちどれ?

回答
①ファーストリテイリング(ユニクロ)
②良品計画(無印良品)
③KAGOME



正解は...




③KAGOME です!

KAGOMEはウイグル自治区産トマトを使わないと発表しています。

一方で、良品計画やファストリは新疆ウイグル自治区の物資を使わないといった発言は避けています(主に綿花を使用)。

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良品計画のプレスリリース

この3社の対応の仕方には、ウイグル自治区の物資に対する依存度の高さが関連しています。

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KAGOMEと違い、良品計画やファストリは中国への物資・売上などの依存度が高いのです。

結局のところ、企業の行動は経済合理性によるものだと思います。

新疆ウイグル自治区の綿花を使っているからという理由で商品を買わない人による損失と、別地域の綿花を調達することによる余分なコスト。前者が大きければファストリや良品計画は新疆ウイグル自治区の綿花を使うのをやめるし、その逆もしかり。

日本人は低価格・高品質なものに慣れている人がとても多いです。その裏に隠れた人権問題・健康被害などにもきちんと目を向けていくことが重要だと僕は思います。

ぜひこのnoteを見た人も安さの裏側を考えてみてほしいです。

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価値あるものにはお金を払うべきだし、安いは常に最高ではない。

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↓この件に関してはInstagramでもまとめてます。保存したい人は画像をタップ。

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なお、新疆ウイグル自治区の人権問題に関してはどこまで真実でどこまで間違っているのかわかりません。気になる方はぜひ各々で調べてみてください。

第7問 アルハイテック

富山県高岡市に所在しているアルハイテックに関するクイズ。

Q. アルハイテックは主にどんな事業を行ってる?

回答
①アルミの製造・販売
②アルミから水素をつくる



正解は...




②アルミから水素をつくる です!

正確に言うと、アルミから水素をつくる機械をつくるです。笑

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この機械には独自の化学薬品が入っており、追加でアルミくずさえあれば水素を製造することができるのです。

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この機械が水素社会の実現に大きく貢献するかもしれないのです。水素社会の課題は、製造だけでなく、貯蔵や輸送にもあります。危険性や重さなどの点でコストが大きいのです。

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アルハイテックの機械が普及すれば、輸送コストの小さいアルミを各地に運ぶだけで水素を製造することができて、製造・輸送・貯蔵の問題が全て解決するという訳です。すごい!

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アルハイテックは、アルミ水素社会の実現に向けて尽力しています。今後もアルハイテックに注目ですね。

↓Instagram投稿はこちらから

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第8問 さくらリポート/ベージュブック

日本とアメリカの景気を表すさくらリポートとベージュブックについてのクイズです。

Q. さくらリポートとベージュブックはそれぞれ○○が発表する。○○の中に入るものは?

回答
①日本銀行/FRB
②財務省/財務長官



正解は...




①日本銀行/FRB です!

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日本とアメリカの景気を読み解く重要な冊子。今回はアメリカの景気が市場予想より良く、ダウとS&P500がこの発表を受けて最高値更新しました。
※小売売上高が市場予想を上回ったことと、新規失業保険申請数が最低水準だったことも影響していると考えられる。

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↑2021年4月15日の株価

第9問 コインベース上場

ビットコインなどの暗号資産取引所であるコインベースが上場しました。そんなコインベースに関するクイズです。

Q. コインベース、CMEグループ、日本取引所グループの中で最も時価総額が大きいものは?(4/14終値時点)

回答
①コインベース
②CMEグループ
③日本取引所グループ



正解は...




①コインベース です!

それぞれの時価総額は以下の通り。

コインベース:860億ドル(4/14終値)
CME(先物など):733億ドル(4/16時点)
日本取引所グループ:138億ドル(4/16時点)

時価総額が大きいということは、企業価値が高いと市場に判断されているということになります。僕は暗号資産に投資は行っていませんが、現状多くの人が暗号資産に価値があると判断しているということになりますね。

暗号資産の勉強はまだしていないので投資していませんが、資産の数パーセントを暗号資産にすることも視野に入れる必要があるかもしれません。

第10問 半導体製造装置の販売額

Q. 2020年の半導体製造装置の販売額で世界一の国はどこ?

回答
①日本
②アメリカ
③中国



正解は...




③中国 です!

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世界1位は中国、2位は台湾、3位は韓国。続いて4位に日本で5位が北米とのこと。

日本には半導体製造装置において、世界トップの技術力を持つ企業も多く存在しています。
▼以前こちらの記事でまとめました

しかし、数字を見ると規模で中国などに劣っていることがわかりますね。電気自動車事業では大きく世界に後れを取っている日本としては、半導体分野でもっと実績を残していかないと、世界と戦える分野が少なくなってしまうのかなと感じました。

第11問 中国の電気自動車

中国の電気自動車産業が激アツすぎるのでクイズ出します。中国の電気自動車メーカーで必ず抑えておく必要があるのはNIOとウーリン自動車

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NIOは中国のテスラと呼ばれている会社で、ウーリン自動車は格安EVを販売している会社。ではここでクイズ。

Q. ウーリン自動車が販売する格安EVの宏光ミニEVの販売価格に最も近いのはどれ?

回答
①30万円
②50万円
③100万円



正解は...




②50万円 です!

正確に言うと販売価格は48万円から。

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格安の理由は主に2つ。

1. 早い時期から日本の技術に目をつけていたから
2. 機能の断捨離をしているから

1. 早い時期から日本の技術に目をつけていたから

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日本の軽自動車が優れていることに目を付け、研究を真剣に進めてきたとのこと。研究熱心さに驚き。

2. 機能の断捨離をしているから

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長距離走れるバッテリーは必須のように思われるが、顧客の中には単距離向けバッテリーでいいから安くEVを手に入れたい人もいた。そんな層にウーリン自動車のEVは刺さったということですね。

・ウーリン自動車と日本企業

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先日、佐川急便がウーリン自動車の車を配送用の軽自動車として採用することを発表しました。格安なEVは今後も世界各国で求められることでしょう。

◇◆◇

今回のクイズはここまで!全部で11問のクイズを出しましたが、みなさんは何問正解できたでしょうか?

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画像引用元:テレ東BIZ

▼過去の経済クイズまとめはこちら

(おわり)

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