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積木製作のビジョンを作りました!

積木製作の常務取締役兼、ビジョン策定チームリーダーの赤崎です。
今回はタイトルの通り、積木製作のビジョンを策定しましたので、お知らせ致します。
ビジョンは作るのがゴールではなく、これからがスタート。ビジョンを浸透させ、リーダーを含め全員の意識を変化させ、行動を変えていく。その先に会社の成功とビジョンの達成がある。それをゴールとするならまだ始まったばかりです。ですので、今回のnoteはぜひ社員によく読んでもらいたい、そんな内容になります。
なぜ今「ビジョン」が必要なのか?こちらも併せて読んで頂けますと幸いです。
見出しの画像がビジョン策定のメンバーです。
左から
竹内一生 CASE(建築×テクノロジー担当)リーダー
下川敦士 執行役員セールスディビジョン(営業×ディレクション担当)リーダー
赤崎信也 常務取締役
玉那覇純 3Dビジュアライゼーションディビジョン(建築×3DCG担当)リーダー
柿沼和也 VRディベロップメントディビジョン「VROX」(xRシステム担当)リーダー

ビジョン・ミッションはこちら!

Vision
全産業の未来(あした)を設計する
私たちは全産業の未知なる可能性と共に歩み、未来への繋がりを支える基盤を形作っていきます。

Mission
・3Dのチカラで世界を元気に
・イノベーションを起こし社会から尊敬される企業へ
・信頼できるチームで最高の価値を創り出す


なぜこのメンバーでビジョンを作ったのか?

ビジョンをどのように作ったのか、プロセスについてお話ししたいと思います。当然このメンバーの中でビジョンを作った経験のある人はいません。私もいくつか調べた後、教科書として江上隆夫さんの「THE VISION」を選びました。ビジョンを作るプロセス、どのようにして作成すれば良いか、詳細が書かれており、世の中の事例も併せて記述されています。私が共感できる言葉も多く、もし時間があればぜひ読んでもらいたい一冊です。
まずはビジョンを作るメンバーを決めないといけません。既述の5名がメンバーになりますが、理由はもちろんあります。「THE VISION」によると、社員全員参加形式で進めてもアリ。役員だけで進めてもアリとの事。ですが、社員全員となると全ての人の意見を吸い上げる事は難しく、(5名でも発表までに10ヶ月かかりました!)調整は不可能に思えました。役員だけというのも選択肢にはありませんでした。役員は現在私と社長、執行役員の下川と3名ですが、ビジョンは浸透させ、実行する事が重要です。社員全員に対してしっかりと説明し、浸透させるには各グループのリーダーをメンバーに入れないといけない。そして会社が成長するには、私を含めこのメンバーが真っ先に成長しないといけない。そういう想いで迷いなくこの5名でスタートしました。
私以外の4名は突然私からビジョンを決めると聞かされ、どう思ったか?それはまたnoteで書いてもらえば良いかもしれません。長期にわたってよく付き合ってくれたこと感謝しています。彼ら4名にもメリットが無いとやる気になってもらえないので、よく説明したつもりです。自分たちの手で会社のビジョンを作り、それによって会社が良くなる。そして数十年後に積木製作という会社が世の中に残り、少しでも今回のビジョンが役に立ち、その精神が会社に残っている。そんな未来は素敵ではいか?人生でそういう経験がある人は少ないでしょうし、積木製作を将来去る日が来ても、この経験は彼等のキャリアには絶対にプラスになる。そんな話しをしました。リーダーには特権がある。私はそう思っています。待遇という意味ではなく、自分が中心になり、グループを動かし、自分ひとりでは達成できない大きな目標を成し遂げる事ができる。それがリーダーの特権だと考えています。リーダーである事の重圧もあるでしょう。でもそれを補って余りあるメリットがあるはずです。ビジョンの策定をきっかけにその事に気づき、大きく共に成長したいと思っています。

ビジョン策定のプロセス

まずは創業者へのインタビューと、メンバー5人が自分自身がどういう人間なのか、どの様な価値観を持っているのか、メンバー同士で理解する所から始めました。創業者は現社長の城戸ですが、創業ストーリーについてもnoteで発表予定です。しばしお待ちください。どんな企業であれスタートは創業者の想いからスタートします。企業は創業者の目標を達成する為にスタートするのですから、創業の想いは間違いなく大事なものになります。
そしてメンバー5人がそれぞれ自由に自分について語ってもらいましたが、かなり異なる個性を持っている人間同士だという事が改めて分かりました。これで意見まとまるのかな?と一抹の不安を覚えるほどでした(笑)。
ただ「THE VISION」によると半年から1年程度かけてビジョンを作るものとあり、それだけじっくりやれば良いものを作る事ができるという根拠のない自信があったので、そのまま進めました。とにかくビジョン策定で大切なのは自分を知るという事です。会社で言えば、自社の強みや競合はどんな会社か、市場はどうなっているかという事を知る必要があるのは当たり前の話しです。それを個人まで落とし込み、自分はどの様な人間か、自分の隣にいる人はどういう考えを持っているか、という事を実施したのです。そこで生じる疑問、疑念もあるにはありましたが、最終的には話し合いで全員が納得するビジョンに辿り着けたと思っています。
ビジョン、ミッションとは自分が達成したい夢、願望が反映されるべきです。策定の初期ではこの様な願望よりも、自分たちの価値観が話しに上がる事が多かったように思います。ビジョン、ミッションとは別に価値観を表す「バリュー」も決めましたが、バリュー寄りの話しが多く、これをやりたい、目標はこうだという物が、リーダーでさえ強く持っていませんでした。大きな目標を持つ事は非常に大事で、それがまさにビジョンです。我々にとっても自分が何をやりたいか、クリアにする良いきっかけになりました。自分たちの根っこの部分を掘り起こす必要がありました。
そしてビジョン決定するかどうかという時に、私は大事な事に気づきました。最初はビジョンというものはとても聞こえが良く、できればかっこいいものになると思っていました。メンバーから出てくる案にもその様なかっこいいフレーズが含まれており、その方向で決まりそうになっていました。ですが、それでは響きは良いが、理解が難しく、何を意味しているのか説明が必要な文章になってしまう。単に格好を気にしているものになってしまうと思い、説明が必要な文章や、比喩的なワードを排除し、極力分かりやすくシンプルな言葉を使うようにしました。こうして誰にでも分かる言葉で策定してビジョン、ミッションを自信を持って発表する事ができる様になりました。

ビジョン・ミッションの意味

ここでビジョンとミッションの意味をお伝えしたいと思います。
積木製作とは何であるのか、強みは何なのか、何になりたいのか。そういった想いがつまったものになりました。
まずビジョンとは、ミッションとは、という理解が大事になります。企業や個人によってその捉え方が違うはずです。我々はビジョンとはミッションを達成した後の自分たち、そして世の中の姿であると定めました。ビジョンを達成する為のミッションではなく、ミッションを達成した先にある未来をビジョンと呼びます。
ミッションにはまず自分たちの最大の強みである3Dという言葉を使いました。デジタルツイン、メタバース、といったワードがもてはやされていますが、仮想世界が企業の間でも重要になるのは間違い無い中、我々が得意とする3Dのチカラを最大限に活かし、世の中に貢献したいと思います。
二つ目にイノベーションという言葉を入れました。これもよく使われる言葉ですが、イノベーションとは何か。ここでもその理解が必要になってきます。技術革新と言われる事が多いですが、我々は技術ではなく「価値」に重きを置いています。我々は技術の会社ですから、技術革新は当然大切です。バリューにも入れたのですが、顧客視点に立てばその技術がどんな価値を生むのか、価値が無ければ意味がありません。イノベーションとは技術そのものではなく、顧客にとってのイノベーションだと思います。例えば顧客のプレゼンテーションツールがパワポではなく我々が開発したVRのサービスに置き換わるという事が起きれば、それは顧客にとってのイノベーションになります。
また我々の働き方、考え方もイノベーションという言葉を使用する事で、変えていけたらと思います。この言葉は強い力のある言葉です。今までのやり方で良いのか、もっと良い方法はないのか、もっと良いものは作れないのか。常に考えて変化する組織でありたいと思っています。自分達の働き方にもイノベーションを起こしていきます。
3つ目にチームに対する想いです。これはグループリーダーが策定メンバーに入った事でより強い想いとして組織、チームという言葉が入ってきたと思います。ひとりではできない偉大な事を組織力で成し遂げたいと思います。
この3つのミッションを成し遂げた後の姿がビジョンにある
「全産業の未来を設計する」
になります。
企業向けのサービスを提供する会社である事を明確にしました。そして産業の未来にあたりまえに活用される「基盤」となるべく邁進します。
基盤という言葉は最初から私が入れたいと思っていた言葉、精神です。顧客にとってあたりまえになりたい。プラットフォームと言ってしまうと、GAFAに代表するプラットフォーマーの様なイメージにりますが、もっと顧客に寄り添い、当たり前にそこに居る存在というイメージを持っています。

以上がビジョン策定のプロセスとその内容についてになります。
この言葉が実現する様、社員一丸となって前に進みたいと思います。これからも宜しくお願いします!





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