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空き家を活用!新潟県でイルミネーション企画

こんにちは!つみき代表理事のみちです。

新年から震災というニュースに心が痛みました。
私は遠方に住んでいるため、一番お役に立てることは募金と思い小さな力ですが、キャンプファイヤー様を通じて支援させていただきました。
能登半島地震災害に合われた皆様のご無事と1日も早く日常が取り戻せますようお見舞い申し上げます。
今後もご支援できる活動には積極的に参加させていただきます。

-燕三条こうばの窓口-

今回は、年末に行った新潟県三条市の空き家を活用したイルミネーション企画の活動報告です!
新潟県三条市は、金物産業が盛んな「ものづくりのまち」として有名で、刃物類や生活雑器、キャンプギアなどの生産が行われていて、燕三条駅にはたくさんの展示がされています。
また、大河・信濃川や栗ヶ岳・守門岳など豊かな自然にも恵まれ空気が本当に美味しいです。

私たちにとって、首都圏では見ることのできない雪国ならではの、空気・景色・匂い・暖かさを感じ、思い出に残る初めての企画となりました。
この企画を実行するまでに、何度も街や空き家を訪れ持ち主や地元の方とのコミュニケーションも大切にしてきました。
(これまでのお話はまた別途記事にします)
最後まで見ていただけたら嬉しいです。

イルミネーション企画の経緯と当日

-雪かき中-

三条市は三陸地帯で晴れる日が少なく日照時間も短いと言われています。
そういった地域の空き家を活用して少しでも光を灯し暖かさを届けられたらと思い、今回は首都圏から子供2人・Z世代3名・つみき2名の7名でイルミネーション企画を実行しました。

はじめはイルミネーションを飾る企画でしたが、現地に到着すると一面の雪!!
まずは、雪国体験として雪かきからのスタートとなりました!
首都圏で暮らす私たちにとって雪かきは全員初体験。初めて使う道具やあっという間にできる雪山が楽しく、冷たさを忘れずーっと遊んでいられそうな気もちでした。
雪という自然が最高のアクティビティになり、後の筋肉痛も良い思い出です。苦笑
そして、子供たちは「凍み渡り」も体験できました。
田畑の上に積もった雪が雨などの現象により硬くなり、雪の上をず沈まずにずーっと走っていける、幻想的でここでしかできない特別な体験に子供たちも大興奮でした。

また、雪かきしている途中で「よかったらソリ使ってね!」と前の家の方がもってきてくれたり、お隣の方が差し入れとくれたり、こういった暖かさも地方ならではの素敵な文化だなと感じます。

-飾り付けの様子-

雪国の楽しさと大変さを実感し、ようやくイルミネーションの飾りつけに取りかかりました!
地元の魅力を生かすべく、「雪つり」を活用したイルミネーションにしました。雪つりは、雪で木々が倒れないよう支えるために、縄・竹や木を使って傘のような形を作る雪国ならではの風習です。
雪の影響もあり思ったよりもずっと大変な作業でしたが、大切にされてきた空き家の植物たちへ思いを込めて飾り付けを行いました。

-雪つりイルミネーション-

日の入りも夕方早い時間からイルミネーションを点灯。
あたりはほとんど灯がなく、自然と雪の中に灯るイルミネーションは想像するよりずっと綺麗な灯になりました。
夜には三条市の人たちと交流しながら、今回の企画を共有することができ大切な一歩を踏み出すことができました。
三条市の皆さんは本当に暖かく、外から来る人を歓迎する気持ちも伝わり、こういった交流が増えていくことで、空き家や街の活性化につながるといいなと思います。
この地域ならではのイベントは、私たち大人だけではなく子供たちや全ての人に特別な体験と繋がりをもたらしてくれます。
参加してくれたみなさんありがとうございました。

最後に。

-「凍み渡り」をした田畑-

空き家は、ただの建物ではありません。
全ての家がそうだと思いますが、そこで過ごした人々の思い出や感情で満ちています。
今回私たちが活用させていただいたお家は、現在も期間的に住まいとして使われています。 なので「家が呼吸をしていました。」
家は人が触れなくなると、途端に息が薄くなり、だんだん衰えていきます。 人も同じなのかもしれません。
 誰かと話たり、助け合ったり、隣の家にあかりが灯ることがこんなに安心し喜ばれることだと、改めて感じました。
「空き家」文字にするとただの三文字かもしれませんが、その三文字には特別な想いや経験が詰まった場所です。
「空き家」から未来へ続くドアが開かれる特別な体験となるよう、今回のようなイベントを含め子供たちと活動していけたらと思います。

最後まで見ていただきありがとうございます。
「スキ」で応援いただけたら大変嬉しいです。


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