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Kiss the good life good bye #休日のすごし方

#休日のすごし方  & #週末プロジェクト  ということで、
いつものUbuntuLinuxです。

今回、最新カーネルを追いかけるのを止めました。
今後は標準の、6.2xカーネルを使っていきます。

ポイントは、Wi-Fiです。

前回の記事の通り、Mainlineカーネルでは
カーネル同梱のWi-Fiドライバを使用して、NICを認識させます。

Mainlineの、新しい6.5xカーネルでは
標準でUSB3.0がサポートされています。
私の使用しているNIC・tp-linkのT3Uも、USB3.0で認識されます。

ですが、どうにも動作が遅い。
もう、体感で分かるほど、遅いのです。

T3Uのリンク速度は最大で867Mbpsなのですが、
計測してみると500~700をうろうろしている状態です。

Wi-Fiの挙動を確認してみましたら、
なんとIEEE802.11、無印で動いていました。


タイトル画像、ですが

ここで少し脱線と言いますか補足と言いますか、
用語の説明を。

IEEE802.11(アイトリプルイー・はちぜろに、てん、いちいち)
というのは通信の規格名称です。
よく言われる、Wi-Fi5とか6とかは、これの普及型の
通称のようなものです。

Wi-Fiいくつ、というのは、4から定められています。

Wi-Fi4(第4世代) が IEEE802.11n
Wi-Fi5(第5世代) が IEEE802.11ac
Wi-Fi6(第6世代) が IEEE802.11ax

になります。
中古屋さんで古いルーターを見ると、
「11b/g/n」なんていう表記がありますが、これは
「IEEE802.11規格のうち、末尾11b(第2世代)、11g(第3世代)、
11n(第4世代)に対応しています」という意味です。

ちなみに「11a」という規格もあります。
あまり普及しなかったものですが、これも第2世代に当たります。

まぁ当然のごとく、世代が新しい方が安定していて早い通信規格です。

現在、一般的なのがWi-Fi5、つまりIEEE802.11acです。
多少高価な、新しいものがWi-Fi6、11axです。
ちなみに現在、Wi-Fi7(IEEE802.11be)が開発中で、
再来年ごろにリリース予定だとか。


さて話を戻しまして、IEEE802.11 無印です。
これは11bの前、第1世代というたいへんに古い規格です。
古いものなので、遅いです。しかも不安定です。

ついこの間リリースされたばかりの最新カーネルですが、
同梱されているドライバの規格は実はとても古いものでした。

T3Uは11ac(Wi-Fi5・第5世代)に対応していますが、
どの規格で動作するかはドライバによります。

今まで11ac(第5世代)で通信していたのが11(第1世代)になれば、
それは遅く感じるでしょう。当然です。

これでは、駄目です。

11ac対応のドライバを使うには、6.2xのカーネルを使うしかありません。
仕方がないので、カーネルを追いかけるのはやめることにしました。


11acドライバを入れました

以前やっていたように、半日かけてカーネルをコンパイルして
インストールする方式であれば
最新カーネルで11ac対応のドライバを使うことはできますが、
あのやり方では古いカーネルを削除することができません。

いらなくなったカーネルのデータがどんどん溜まっていくので、
あの方式も、できればやりたくないのです。

まぁ今回は優先順位を考え、カーネルの新しさよりも通信の速さをとることにしました。少し、悔しい気もしてはいますが(笑)


最後に、本文タイトルのお話を。

タイトルは、ジャズスタンダードの『Good Life』という曲の一節です。
ちょっと面白い恋の曲ですので、
良かったら検索してみて下さい (^_-)-☆

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