日本で持続可能性はなぜ普及しないのか 2人の凄腕経営者に聞いてみた!!
こんにちは!
約1ヶ月間のリニューアル期間をいただきまして、TSUKURU SDGs NIGHTが帰ってまいりました!
TSUKURU SDGS NIGHTとは?
今年6月に開始した本イベントは様々なゲストの方々をお呼びして、SDGsを中心とした事業開発や経営、また日常生活に関しての課題や可能性を、参加者の皆様を含めた【議論形式】で深掘りしていくディスカッションイベントです!
参加をご希望の方は、本稿最後に次回に向けたアンケートがございますので、そちらをお答えください。後日、ご案内の連絡をさせていただきます!
※なお、次回は「学生限定」となっておりますのでご了承ください。
スペシャルとしてお送りした今回は、第1回ゲストの「Bar芦屋日記」 草野オーナーと第7回ゲストの「株式会社マイコンシェルジュ」の藤原社長にお越しいただきました!
ゲストの前回イベントの様子については下記noteをご覧ください。
↓↓第一回ハイライト↓↓
↓↓第七回ハイライト↓↓
今回、直前の告知となり少人数での開催となりましたが、いつも以上に深いディスカッションが繰り広げられましたので、その様子を早速お伝えしていきます!!
1. 持続可能性は幅が広い
みなさんは「SDGs」という単語を聞いたとき、どんな印象を受けるでしょうか。あまり興味が沸かなかったり、とっつきにくさを感じる方も多いのではないでしょうか。
その典型として、日本では「SDGs」に関する理解が世界28カ国中最下位という数字が出ています(世界経済フォーラム調べ)
では、なぜ日本では世界と比べて認知度に遅れが出ているのでしょうか?
藤原さん:
「日本人には個人のアイデンティティが足りないことによる、大きな声が上がらない、右向け右なイメージが強い気がするんですよね。
『タイタニック』でも面白い例があって、船が沈む際、女性と子供を先に避難させる理由をそれぞれの国ごとに伝える例として、
イギリス 『紳士的な英国民だから』
ドイツ 『ルールとしてそうあるから』
アメリカ 『米国民はヒーローであるから』と言ったのに対し、
日本 『他国がみんなそうしているから』だったそうです。
面白いですよね。でもこれからの日本ではみんながやっているから、
ではなく『自分が貢献したいから動く』っていう自主性が重要になってくると思います。」
草野さん:
「日本の職人さん方はSDGsのような持続可能な技術をすでに使用している方も多いんですが、それがSDGsだと理解している方々はとても少ない。
横文字であったり、インターネットに慣れていないせいか、こういった内容にすごく苦手意識を持っているんですよね。
これにはすごく”もったいない”と感じるので、正しい知識をより多くの方に広めていく活動をしたいと考えています。」
『SDGs』や『持続可能性』という言葉はとても意味合いが広く、歴史や文化が今でも根付いている日本では、多くの技術に持続可能性のエッセンスが残されており、それをSDGsと知らない人も多く存在するんですね。
では、一体どうすれば日本人の意識や認識を変えることができるのでしょうか?
2. 意識を変革するには
草野さん:
「改めてSDGsや持続可能性とは一体なんなのか、ということをもっと広めていく。17項目全てやってないとサステイナブルじゃないと解釈している人も多いので、そうじゃないんだよと。もっと身近で、人によっては当たり前にやっていることが持続可能性かもしれないという事実をもっと浸透させたいですね。そしてそれが『かっこいい』んだよってことが、もっと広まってくれればいいなと思っています。」
藤原さん:
「この前『ミシュランガイド』では『グリーンクローバー』という
認証マークシステムを開始しました。これは「地産地消を推進している」「食品廃棄の減量に取り組んでいる」「環境に配慮した調理方法を実践している」と言った”サステイナブル”な経営をしているレストランに贈られるものです。こういった評価基準を積極的に取り組んでいき、持続可能性を経営面でも反映するきっかけ、もしくは自分が今やっていることがサステイナブルだったんだと気づくきっかけにもなると思っています。」
「こんなことをしなければならない!」ではなく、
「こんなことをしているんですか?それはサステイナブルですね!」と、
現状やっていることに落とし込んで伝える必要性を特に実感しました。
もちろん、これに当てはまらないケースもあるので、ターゲット層によって
アプローチ方法を変え、焦点を「What to Say(何を伝えるか)」から、「How to Say(どのように伝えるか)」に切り替えることが重要なんですね。
3. 経営のコアとなるもの
今回はお二人の経営者にお越しいただいたので、ご自身が1番大切にしている経営者としての『核』なるものをお聞きしました。
藤原さん:
「ビジネスはやっぱり『ヒト』で成り立つものなので、いかに人のモチベーションを高く持続させるかにかかっていると思います。経営者がやれと言ってやらされた事業には魅力もないし、僕自身お金目的での事業はやりたくないです。会社全体でシェアされたビジョンが本当に”全員”がやりたいことで、それをやり続けるために、経営者としていかに会社を持続させられるかが大切になるのかなあと考えています。」
草野さん:
「僕がいつも弟子に教えていることは『ちゃんと儲けられるお店を作りなさい』ということですね。店が潰れてしまって1番悲しむのは自分ではなく、いつも来てくださっていたお客様なんだからといつも言っています。
経営感覚はしっかり持ちつつ、SDGsなど新しいことにどんどん挑戦していくことが大事かなあと思います。」
やはり、成功している経営者の方は、『一つのしっかりとした芯』をお持ちだなあ、ということを再確認させていただきました。
4.まとめ
持続可能性やSDGsはいわば『人間社会』と『地球』をつなぎ合わせる現代のアイデアですが、それを可能としているのは外でもない『ヒト』という
存在であり、自分自身も事業を通して、『関わる人に応援され、一緒に作り上げていく事業がしたい』と改めて感じました!
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この記事を書いた人は
Kenny
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