TSUKURU SDGs NIGHT 第6回~地域密着型老舗スポーツ店と地域 (神戸三宮)とSDGs~
こんにちは!
最近はようやく晴れ間が戻ってきましたね。
名古屋では、セミの声がにぎやかで夏を感じております。
7月最終週の今週は、第6回目となる「SDGs NIGHT」を開催させていただきました。
今回は神戸の老舗スポーツ店ヤノ運動株式会社(以下、”ヤノスポーツ”と表記させていただきます)の矢野克幸社長にお越しいただきました!
テーマは「地域密着型老舗スポーツ店と地域 (神戸三宮)とSDGs」
代表の辻さんが飲料事業に集中していた頃、お店でORGANIQをお取り扱い頂いていたご縁から、この日が来たという矢野社長と辻社長。
どんなディスカッションが繰り広げられるのでしょうか。必見です!
ORGANIQについては、こちら↓ご参考です。
1.創業84年!ヤノスポーツの歩みと「RUN JOURNEY」への変革
ヤノスポーツが展開しているのは神戸の超一等地に本拠地を構える老舗スポーツ店「RUN JOURNEY YANO SPORTS」
このコンセプトを打ち立てて活動している矢野克幸さんは3代目であられます。
ヤノスポーツは、矢野さんのおじい様が1936年に創業されました。実に84年という長い歴史をお持ちです。
創業当時は、まだスポーツ小売店がないような時代。
まさにスポーツ店のパイオニアといえます。
矢野さんが社長にご就任されたのは4年前。
ランニングを通して新しいモノ・コト・人と出会い、新しい体験をし、新しいジブンを見つける、「RUN JOURNEY」を新コンセプトに、
ランニングに特化したスポーツ店として再出発します。
時代は少子化であり、
・野球やサッカー以外にも競技の選択肢に広がり出てきた
・子供のスポーツ離れ
・部活層がスポーツ市場のほとんどを占める
といった状況の中、
”健康”というマーケットに可能性をかけ
ランニング、ウォーキングに注力することにしたそうです。
競技をしぼると当然対象者が減るので、売り上げが減ります。
そこで、矢野さんは飲食事業(カフェ)、イベント事業に取り組むことにしました。
モノ売りではなく、イベントを中心とした事業展開。
お客さん同士、一緒に走ることでコミュニティが大きくなる、共通の価値観が生まれる、その中で商品の価値もシェアされる、そうしてまた一緒に走る、次のイベント参加へ、、といった循環が生まれるのです。
ただモノを買って終わり、ではなく、使っている時間も共有できる。
持続的に繋がり合うことができる、とても素敵なしくみですね!
2.最終目標は、商品開発
現在は、物販事業、エクスペリエンス事業、カフェ事業、メーカー事業と4つの事業を展開しているヤノスポーツ。
これらのバランスをとりつつ、最終目標はメーカー事業(商品開発)だそう。
有名なブランドは基本どこでも販売してるので、限定品以外は価格競争の世界になります。
そんななかで、ただ売るだけでは勝てない。
ということで、矢野さんが目指しているメーカー事業は
顧客のコミュニティの中で、商品ニーズの声を集め、商品化し、サンプル使ってもらい、改善していく、、、
という仕組みだそうです。
顧客を巻き込んだ商品開発なんですね。
製造するうえでSDGsの大切さということを考えていきたい
と矢野さん。
今後は徐々に自社商品の販売比率を増やしていく計画だそう。
ヤノブランドの商品とTSUKURUのコラボレーションから、世に知れ渡る日も近そう!?です。
3.ランニングアプリ「Seven Billion Run」の開発
最近の取り組みとして、ヤノスポーツは新たにランニングアプリを開発されました。
その名も「Seven Billion Run」
世界人口70億人(Seven Bilion)が共に走る(Run)、
みんなで同じ方向を向ける、というコンセプトで始まったプロジェクトです。
もともと、この企画は東京オリンピックの開催を前に、
「オリンピックする中でスポーツに対する意識が高まり、スポーツを自分で始める人が増えるのではないか」
という仮定から生まれました。
車いすでも、赤ちゃんのハイハイでも、前に進めばOK。
国も宗教も、すべての壁を越えてみんなが参加できる。
いろんな制限から解放される。
企画に賛同するプログラマーや新聞社とのご縁もあったそうで、開発計画が進んでいくことに。
このアプリの特徴的なところが、
みんなが走った合計距離が表示されるのですが、達成すれば、社会貢献活動がされる、というところ。
走った距離はGPSで検知しているため、言ってしまえば進んだ手段が自転車でも車でもわからない。
こういったアプリでは不正がある場合があります。
そのため、個人表彰をするのではなく、みんなで達成したことを、公平にみんなのためになることにつなげる、という考え方なのです。
競争ではなく、みんなで協力する。
ここが他にはない、強みであり、こだわりだそう。
また、ランニングイベントを設定して、遠く離れた人とも一緒に走る体験ができたり、動画を撮ってSNSにあげることができたり、、
同じ時間を共有できる機能も満載です!
しかし、こういったランニングアプリには競合も多く、ダウンロード数を上げることは苦難の技。
地域に愛されたヤノスポーツが始めた、というところに価値がある
とTSUKURUの辻は言います。
参加者の皆さんからも、それぞれの視点ならではのアイデアが飛び交い、活発なディスカッションとなりました。
4.まとめ
単なるモノを売るスポーツ店ではなく、ランナーのコミュニティの場、コトづくりに注力され、ファンの心を掴んできたヤノスポーツ。
「人生にランエンターテインメントを」
というお店のキャッチコピーにも込められているように、
ただランニングだけではなく、人との繋がりが広がることで、より人生が豊かになっていくのだなあと感じさせていただきました。
ランニングは個人競技のイメージが強かったのですが、こんなにも繋がることができるのだと、一新されました。
世界中の人を巻き込んでいくヤノスポーツの魅力にどっぷり惹き込まれた時間となりました!!
出典:ヤノスポーツHP
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noteでも魅力をお伝えできるように精一杯努めてまいりますが、なかなかすべてをお伝えすることは難しいところもあり、、
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この記事を書いた人は
yuri
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