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3分でわかる!SDGsアワード受賞企業の環境貢献事業まとめ


続編つくっちゃいました

こんにちは、TSUKURU株式会社のメディア部です。
前回の記事「3分でわかる!「SDGSの事業化」に大成功した事例まとめ」
がご好評でしたので続編を作成してみました。

今回の記事も、会社としてSDGsにとり組もうと考える方に向けて書いておりますので、企画の立案などのヒントになればと思います!!
では、さっそく事例紹介に参りましょう。

「お笑い」で終わらない啓発運動(吉本興業株式会社)

吉本

吉本興業といえば、「明石家さんま」「ダウンタウン」など知らない人はいないお笑い芸人を輩出した芸能プロダクションです。
所属芸能人を活用したSDGs啓発運動に力を入れていたことが評価され、第1回SDGsアワードのSDGsパートナーシップ賞を受賞しています。

吉本興業がSDGsに取り組み始めたのは2017年のことです。
最初は、京都国際映画祭や東京大学の五月祭などのイベントに若手の芸人を派遣してSDGsについての漫才を通した啓発運動を行ったのが始まりです。

その後、横澤夏子やオリラジ藤森慎吾などを起用したCM「SDGsについて考え始めた人」や「空飛ぶレジ袋」を発表し話題を呼びます。また、演劇上であるなんばグランド花月でSDGsに関するプレゼンイベントなども開催しました。

こういった地道な活動の成果があってか、最近では「エコプロ」などの環境啓発イベントでは吉本芸人がSDGsについてアピールを行うのが定着してきており、SDGs広報において吉本興業は無くてはならない存在になりつつあります。

イベントを積極的に活用することで、世間の話題を呼び環境貢献への姿勢をアピールできることに加えて、自社の芸能人のメディア露出も図れるというまさにwin-winな戦略なのではないでしょうか。

吉本興業SDGs事業ページはこちら

ボトムアップのSDGs事業(株式会社大川印刷)

大川印刷

大川印刷は明治14年創業の歴史ある印刷会社で、製薬会社向けに薬の添付文所の印刷を行ったり、信用金庫向けに顧客配布用カレンダーの印刷事業を手行ったりしています。全従業員の声を反映したSDGsに関する取り組みが評価され、第2回SDGsアワードSDGsパートナーシップ賞を受賞しました。

大川印刷は、1990年の半ば代から環境に配慮した印刷に取り組んでおり、2003年に「ソーシャルプリンティングカンパニー」という方針を決定し、本業を通じて環境に貢献する姿勢を鮮明に打ち出しました

取り組みとしては、北海道・山梨の森林育成を進めることで印刷事業により排出される年間の温室効果ガスの排出量を打ち消す「カーボン・オフセット」活動を2016年から続けています。

また印刷用紙に間伐紙などを活用したエコ用紙を用いたり、大気汚染や化学物質過敏症の原因となる揮発性有機化合物を含まないインクを使ったり、納品時の段ボールケースをプラスチックに置き換える取り組みを行うなど随所に環境負荷を低減する工夫を行っています。

特筆したいのは、大川印刷では全従業員を対象に社内ワークショップを実施し、SDGsに関連する問題を社員間で共有するところです。ワークショップの後は、従業員が主体となってプロジェクトを立ち上げ、ワークショップで出た課題の解決策の策定や実行に取り組みます。

従業員40名の中小企業だからこそできる、全従業員の声が反映された”ボトムアップ型”の施策なのではないでしょうか。

大川印刷SDGs事業ページはこちら

発展途上国に商機を見いだせ(会宝産業株式会社)

会宝

会宝産業は石川県に拠点を置く、自動車の引取・解体・破砕前処理や中古車の輸出などといった自動車リサイクル事業を行う会社です。
発展途上国を巻き込んだ雇用創出や、持続可能な消費・生産モデルを作り上げたことが評価され、第2回SDGsアワード副本部長賞に輝きました。

会宝産業のSDGsに関する最初の取り組みは、2010年にJICAとタッグを組んでナイジェリアやコンゴ民主共和国に自動車リサイクル技術を普及させるための研修会を行ったことが始まりです。

その後、この取り組みは規模を拡大し、各国の大学や国際機関とも連携しブラジルでの自動車解体・中古部品の販売・管理の技術指導を行ったり、マレーシアの政府高官・大学教授・現地のリサイクル事業者に対する自動車リサイクル研修を行うまでにスケールしました。

、また中古自動車の部品が適正価格で取引されるように、独自の品質評価基準での部品評価を行ったり、車両の入庫から部品出荷までを一元管理するシステムを導入したり、オークション形式での取引を主催したりと中古リサイクル部品取引における自社の信頼性の向上に努めてきました。

こういった活動が功を奏し、フィリピンやマレーシアなどで自動車の投棄による土壌汚染やタイヤ等の投棄・野焼きによる環境汚染を防止することができました。加えて現地にリサイクル工場を設立することで、雇用の創出もできたとのことです。

「リサイクル」という事業を主力にグローバルな枠組みで環境問題への貢献を行う会宝産業に目が離せませんね。

会宝産業SDGs事業ページはこちら

まとめ

最後に、ここまでの事例から学べる点をピックアップしてみましょう。
ぜひ自社のSDGs企画の提案などに役立ててみてください。

・自社の強みをSDGsにつなげて課題解決を図る
・製造系なら原料や配送過程、製造過程での環境負荷に着目
・販売系ならメディアを通じた啓蒙運動や売り上げに応じた寄付などもよい
・会社としてリサイクル事業やリユース事業を手掛けるのもアリ
・中小企業なら社員ひとりひとりの声を聞いてみよう

以上読んでいただき、ありがとうございました~!
感想やご意見、扱ってほしいテーマなど随時募集しておりますので気になった方はシェアやコメントお願いします!!

写真提供:

ダウンタウン 吉本興業ホームページより
吉本興業 Wikipedia 吉本興業ページより
大川印刷 大川印刷HPより
会宝産業 廃車.com 会宝産業ページより

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この記事を書いた人は

tetsu

21歳の男子薬学部生
バリューを産みたいお年頃

 



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