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ゲリラでまちを元気に!メディアで話題の「ナディスト」慈 憲一さんの地元を楽しくする取り組み大解剖!

こんにちは!
みなさまいかがお過ごしでしょうか?

今回のNoteは先日1月30日に行われたサステナブルトーク「まちに魂を注ぐ 摩耶山に活気を取り戻した男」のダイジェストです!

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今回は、神戸市灘区で地元を面白くするためにこれまで様々な活動をされてきた慈 憲一さんにゲストとして登壇いただき、MCである芦屋日記バーテンダーの草野智和と共にこれまでの取り組みやその背景について対談していきました!

今回イベントのYoutubeアーカイブはこちらをクリック


慈 憲一(うつみ・けんいち)
兵庫県神戸市灘区出身。兵庫県立神戸高等学校卒業、千葉大学工学部卒業。大学時代から灘を離れ東京都江戸川区で生活するも、阪神・淡路大震災(当時28歳)を機に神戸市灘区に戻り、復興支援に携わる。
地元である神戸市灘区を愛し、自分の住んでいる町のことで分からないことは無く、灘を極めし者「ナディスト」と呼ばれている。
“灘愛”をテーマにしたフリーペーパー「naddism(ナディズム)」、メールマガジン「naddist(ナディスト)」を発行。そのほか、灘イベント、灘ツアーを開催する。2006年に灘区グローカルサイト「ナダタマ」を開設。摩耶山リュックサックマーケット世話人、水道筋非公認案内人、灘区民まちづくり会議企画運営委員、灘百選の会事務局長、摩耶山再生の会事務局長。え

【地元愛に目覚めた背景とは】

草野)早速ですが、慈さんの地元に貢献しようという気持ちはどのタイミングからあったんですか?

慈)震災ですかね。東京の大学を出て、そこで就職して11年くらい過ごしたんですけど、阪神・淡路大震災がきっかけで、帰郷を決めました。

それまでは、バブルということもあって、灘に帰ることは考えてなかったんですが、ずっとあった風景がなくなるという喪失感みたいなものを感じて、神戸に帰ろうという気持ちが生まれたと思います。

逆に震災がなかったら、帰ってきてなかったかもしれません。

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ファンファクト(慈さんのおもしろ事実)

草野)慈さんの好きな歴史上の人物は誰ですか?

慈)チェ・ゲバラですかね。笑
好きすぎて一昨年キューバに行きましたd( ̄  ̄)

草野)チェ・ゲバラ好きな人がまちおこしやるんですね笑

慈)だから僕やってること割とゲリラみたいなことが多いんですよね。
ゲバラの影響があるんだと思います。笑

草野)めちゃくちゃ面白いですね笑笑

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【まちを元気にする数々の取り組み

1.坂バスで摩耶山にもっと人を

草野)先日プレジデントの記事も拝見しましたが、坂バスは慈さんが運営されているんですか?

慈)運営というよりは、コミュニティバスなので、住民のみなさんと一緒に、摩耶山にどう人をもっと連れてこようかっていう取り組みの一つとして出来上がったものですね。

それでも、やっぱり人が乗ってくれなかったりしたので、いろんな取り組みをしました。

バス運営会社に内緒で、20時40分のバスが利用率が悪かったので、この時間はみんながお酒飲める場にしようってことでチラシ作ってばらまいたら、0人だった乗客が一気に40人くらい乗ってきてびっくりしました。まあ、一番ビックリしてたのは何も知らない運転手さんだと思います。笑

まあそれはあとで怒られたんですけど、撤退を考えていたバス会社さんも地元の人が応援していることに気づいてくれて、「これからも続けます!」と言ってくれたので結果オーライかなと。

草野)そりゃ怒られますよ!笑

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⬆️実際のチラシと大笑いの2人⬆️


2.六甲キャノンボール

慈)そのほかにも「六甲キャノンボール」っていうのもあって。これは焼き鳥屋『チンタ』さんの大将が思いついた縦走を使った鬼ごっこなんですけど。

最初15人だったのが、今は約1000人参加する日本最大の鬼ごっこです。笑
縦走を往復半するので合計150kmくらいのレースです。

草野)すごいな!笑
そこまで長いと安全面とかはどうしてるんですか?

慈)ルールが一つだけあって。それが「死なないでください」です。笑
 完全自己責任でやるので、大雨警報が出ても中止はないですし、無理だと思ったら来ないでくださいっていうスタンスをとってます。

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⬆︎「立ち往生しているバスより人間の方がすごいやん」と慈さん⬆︎

草野)めちゃくちゃ昭和ですやん笑
そんなイベントが令和でもできるんですね笑

慈)生きる力をつけるイベントですので。笑
危ないと思ったら自分でやめるその自己管理は大事だと思います。


3.WORK702

慈)これは、山上でのコワーキングスペースです。
※冬季の現在は点検中で、再開は3月6日。

やっぱりコロナが出てから、摩耶山への観光客がめちゃくちゃ減っちゃったんですね。

そこでどうにかして人を連れてこようとした取り組みがこれなんです。

今年から光ファイバーが通るので、電波はむっちゃいいですし、自然の中で緑に囲まれながらお仕事できるんですよね。

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草野)むっちゃ草原じゃないですか。ログハウスとかじゃないんですね笑

慈)いや、イスとデスクを貸し出すだけです。笑
団体でやるときはテントを貸し出すので、みんなで会議することができます。

これ好評で、仕事とかミーティング後にすぐバーベキューできるんです。
摩耶山の夜景をみながら楽しむバーベキューはめちゃくちゃいいですよ。

それに、親子で利用できるプログラムもやってて。

親が仕事している際に、お子さんは別で自然体験だったり、カヌー乗ったり色々できるプログラムがあるんですよ。

草野)それはどういう仕組みなんですか??

慈)これはマヤカツというプログラムがあって、摩耶山で地元の人が行なっている様々な活動とコワーキングを合わせたものなんですね。

ヨガ教室とか色々あるんで結構面白いですよ。

草野)それはどうやって受付とかしているんですか?

慈)摩耶ロープウェイの二階に受付があって、そこでガスバーナーとかハンモック、本などバラエティに富んだものをレンタルもできるようになってます。

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こんな感じでハンモックで花見もできるんですよ。

草野)うわそれいいなあ〜!山桜ってめっちゃ綺麗ですもんね。

慈)やっぱり強いですよね。緑も濃いですし。

草野)今年の春めちゃくちゃ行きたくなりました!!

【明日からできるサステナブルアクション】

『自分の好きなことを屋外でやれ!』

例えば、音楽が好きな人は自分の家でイヤホンをして聞くよりも、公園とかで迷惑にならない程度に流して聞く。
こんなことやると、自分の好きなことを通じて会話が生まれるんですよね。それが地域のコミュニティに繋がると思います。

『肩に力を入れすぎず、だらだら楽しむ』

やっぱり、やっている人が楽しそうだから人が集まってくるんですよね。
眉間にしわ寄せて取り組んでても人は来ないですよ。

だから、自分が好きなことを長くだらだら続けてみるといいと思います。
楽しそうにしていると、自然に人が集まってくるんですよね。

草野)本日はありがとうございました!また機会があれば来てくださいね!

慈)ぜひぜひ!Bar芦屋日記にも行かせていただきます^^

【まとめ】

いかがでしたでしょうか。

慈さん曰く、ちょっとくらいネジが外れていたぐらいがいいようです。笑

チェ・ゲバラが好きなだけに、ゲリラのようにまちに貢献し続ける慈さんがこれからどんな楽しい取り組みをされるのか注目です!

ちなみに、本番後も運営だけで30分以上も話してしまう楽しい会になりました。笑

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それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

これ以降のイベントも下記リンクからチェックしてみてください^^

ちなみに前回までのイベントはこちらから是非覗いてみてください↓


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この記事を書いた人は
Kenny(毛利)

ビザに苦労中

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