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『人生をマネジメントする1日を27時間にする思考法』石川和男著/読書感想文

「ママ、明日ようちえん、車がいい」

娘の通う幼稚園は、徒歩通園を推奨。
集合場所があって、先生が迎えに来る。
そこからお友達と手をつないで通園する。

集合場所から幼稚園までは800メートルくらい。
夫も小さいころ通っていたし
歩くって健康にもいい
体力もつくし
と思って入園を決めました。

だけど、一学期の後半から
車での送迎がいいな、と言ってくるように。
娘にとって歩くペースが速かったり
帰りは、体力が持たず、しんどいと。
実際、年上のクラスの子に
手を引っ張ってもらって歩いている…

私は「うん、いいよ」と返答します。
車で送迎すると
今度は楽しそうに徒歩通園している
お友だちを見て「明日は、歩く」と言うんですね。
「それも、いいよね」

娘の気持ちを尊重しながら
自分で決められるようになってほしい。
でも、心の中で
やっぱり、歩かせた方が健康にいいかな
頑張って歩こう、と言ってあげた方がいいのかなと
「こうあるべき」にとらわれるときがあります。

ぜんっぜん大きな問題じゃない。
だけど、親としてどう見られるかを
気にしている自分がいるのです。

私は「どっちでもいい」という言葉が好き。
時間管理の専門家、石川和男先生の前作
『会社員として生きる。』を読んで、
感銘を受け、自分の思考に取り入れるようにしました。

歩いていこうが、車で行こうが、どっちでもいい。
なのに、それでもなお、悩んでる。

もやもやとしていた最中
石川先生の新刊『人生をマネジメントする1日を27時間にする思考法』を手に取りました。

本書には

「どっちでもいい」とは、つまり、どっちの選択も自分で選ぶことができるのだというマインドセット

このマインドセットによって、自分の時間を自分で管理できるようになる第一歩を歩み出すことができる

と書かれています。

そっか。
私は、娘が自分の時間を管理するための
手助けをしているんだって
思えた瞬間でした。

自分の対応が誇らしくも感じたし
親として、やれることやってるじゃんって
スカッとした気分になったんですね。

「明日ようちえん、歩きと車、どっちがいい?」
と聞いてきたら
「どっちでもいいよ」
って、胸を張って、言ってあげよう。

本書は、働き方改革、AI時代、コロナ禍
「年金支給不足による定年性の延長」
「少子高齢化による外国人労働者の受け入れ」
など、激動の時代、ビジネスパーソンが
生き残っていくための要素が詰め込まれています。

その要素とは
「仕事のスピードを上げること」
そして
「心の在り方」

両方欠かせない。
それでも
小さなことで思い悩み
クヨクヨしてしまう私にとって
「心の在り方」が、何よりも重要だと思うんです。

時代はどんどん変わっていく。
子育ても、何が正しいのか、正直わからない。
だけど、「自分の人生は自分で選ぶ」
親としてやってあげられることが
一つ明確になりました。

ぜひ、多くの方に
混沌とした時代を生き抜く術を
本書で学んでほしいと願っています。

著者の石川和男先生
現状を抜け出すヒントをくださり
ありがとうございました!

これからの未来も
楽しくなるように
読み進めていきます。


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