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読書における最大の癒しって、やっぱりアレだよね

「読書セラピー」という言葉をご存知ですか。
寺田真理子氏が代表を務める
日本読書学会では
「読書によって問題が解決されたり、何らかの癒しが得られたりすること」だと捉えられているようです。

著者の『心と体がラクになる読書セラピー』を読みました。
私個人的な考えですが
「読むだけ」では問題は解決しないし
癒しの効果も少ないのでは…と考えます。


著書の中で、アメリカでは読書セラピストが
クライエントに本を1冊処方すると書かれています。
本の登場人物と自分を照らし合わせることで
自分を見つめ直す、という期待が込められています。

つまり
「自分と重なる部分はないか」
という問題意識を持って読むということ。
アウトプット前提です。

そして、きっと、頭で感じて終わり、ではなく
その思いを書き出すか、セラピストに話す
という行為があるのではないかと。

2009年イギリスのサセックス大学で
行われた調査では、読書をするだけで
ストレスを68%減少することができるという結果になりました。
読むだけでストレスレベルを下げることができる。

でも、読書の最大の癒しは
読んだ感想を「書く」「話す」にあると信じてやみません。

著書には読書会について書かれています。
イギリスでは盛んに行われているとのこと。

自分の意見に耳を傾けてくれる
そして尊重される。
反論があったとしても、対象が「本」のため
自分が批判されているわけではないのです。

参加者の中には
「どんな抗うつ剤よりも読書セラピーが効果があった」
と家族に言われた方もいらっしゃるほど。

私も読書会は1年ほど定期的に行っています。
まさに、その通りです。
「本」にベクトルを向け、自由に自分の意見を述べる。
共感され、互いに思考を深堀していく。

「自分の意見を持つ」
「私は私のままでいい」
「色んな考えがあっていい」
と思えたのは、読書会のお陰かもしれません。

「感想を書く」ことに
ハードルが高いと感じたり
メンタルブロックがかかる人は
読書会への参加をオススメします。

もちろん、人数が多いと恥ずかしい方は
私とふたりでもいいですし。
きっと、疲れた心がグングンと元気になるはずです。
よし、企画していきますね~


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