宮崎氏は、コメンテーターとしてテレビやラジオで話すことや視点・視座に感心し納得する方の一人です。
ラジオで宮崎氏が紹介するのを聞き、気になっていた『教養としての上級語彙―知的人生のための500語―』(新潮選書)です。
本書を手にして、タイトルにある「上級語彙」や「知的人生」が、ちょっと気になりました。
マスコミが、「上級国民」と揶揄するような表現を使っていました。また、「知的生産」を冠する書籍が目立って時間がたちました。
そのことが、言葉を気にしたのでしょう。
でも、言葉(語彙)を綴っている本書ですから、これらを選択したねらいが…。
出版社の図書紹介に、
とあり、本書を読むだけで、日常会話ではあまり使わない“上級語彙”がレパートリーに加わっていくと述べています。
本書に掲載されている“言葉”の多くを難しく感じました。それを、著者が〈 〉で括り説明されていることで“使用語彙”へと変わっていきます。
“言葉を遣う”すべての人にお薦めです。
そして、子供達と言葉を交わすことの多い教員には、ぜひ読んでいただきたい。
若い先生、手元にどうぞ。