『オヤジも目覚める! ChatGPT革命』(竹内薫・著)
「みなさん、生成AIを使っていますか?」
昨夜のニュースで、ChatGPTを運営するオープンAIが、初めての開発者会議で、利用者がカスタマイズできる新機能を発表したことを知らせていました。
さらに、その他の生成AIの開発状況を伝え、今後を予想していました。そこに日本企業は…。
本書は、還暦過ぎの竹内氏が、生成AIを使い、考え、
と、生成AIを活用していこうと言う『オヤジも目覚める! ChatGPT革命 生成AIで何が変わる? 何が問題?』(徳間書店・刊)です。
マスコミが、「子供達が、生成AIを使うのは…」「生成AIで○○するのは止めさせて…」など不安の声や、禁止の声を取り上げ、話題にしています。文部科学省からガイドラインが示されたりしています。
著者は、教育の場、子供達の利用について、
と、生成AIを遠ざけるのではなく、使いこなすことを大事だと述べています。それも“相棒”として。
とても重要なことだと思います。学校で学ぶ子供達の“これからの暮らし”に大事なスキルは、「これまでの観点や規準」では育たないし、むしろ邪魔するものかもしれません。
出版社の図書紹介には、
とあるとおり、生成AIを“使ってみた”こと、その“結果・作品・成果”を、本書で紹介しています。
そこから、何が変わるのか、何が問題となるのか、人間の役割はどのように変わっていくのかを述べています。
本書を読むとき、スマホを手にしたり、パソコンを前にしたりして、自分も“試す・使う”ようにしました。
Chapter 1 に、「生成AIの一種であるチャットGPTに「生成AIってなに?」という質問をなげかけてみよう」と、ChatGPTに質問した答えがありました。
そこで、同じ質問を、最初にスマホのAIチャットくん(LINE)にしました。
掲載されている答えと似た感じです。続いて、パソコンで ChatGPT-3.5 に答えてもらいました。
こちらは、生成AIの代表的なアプローチを4つ挙げるなど、大きく異なりました。
この違いは、原稿が書かれた時からの“進化”によるものなのでしょう。おそらく、この記事を読んでいる「今」、同じ質問をすると答えは変化、修正しているものと思われます。
また、Google Bardにも質問しました。
こちらは、生成AIの種類「テキスト生成AI、画像生成AI、音声生成AI、動画生成AI、音楽生成AI…」などの説明、分野する活用に「クリエイティブ分野、ビジネス分野、研究分野…」などを説明しています。
質問の仕方により答えは異なってきますし、生成AIごとに特徴があり説明が異なります。
生成AIごとの特徴を知ることで、それらを使いこなすことができ、事務、創作、創造への“働き方”が変わってくるのは確かです。
まだ、生成AIを相棒にされていない方、本書で「いかにAIを活用するか」を考えてみませんか。
これまで生成AIを遠ざけていた方にお薦めです。本書を入り口にして、これからの暮らしの“相棒”を見つけませんか。
【関連】
◇竹内薫オフィシャルサイト
◇ChatGPT
◇「自治体におけるAI活用・導入ガイドブック(第3稿)」の公表(総務省 ICT地域活性化ポータル)
◇生成AIの利用について(文部科学省)
◇ChatGPT(チャットGPT)とは 最新ニュース・解説(日本経済新聞)
◇生成AI(ジェネレーティブAI)とは?ChatGPTとの違いや仕組み・種類・活用事例(DOORS DX)
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